7月29日 できごと その2 | スズメの北摂三島情報局

スズメの北摂三島情報局

2011/08/02 リニューアル
2019/07/14 アメブロ移動
柴犬ハルがお伝えします

1943年 - 第二次世界大戦: キスカ島撤退作戦。日本軍守備隊約5,600名が、連合軍に包囲されたキスカ島(北太平洋上にあるアリューシャン列島西部の島)から撤退し、全員無傷で撤収を完了する。制海権と制空権を、完全にアメリカ軍に握られた戦域に孤立無援となっていたキスカ島駐留の日本軍守備隊は、包囲していた連合軍に全く気付かれず、無傷で全員の撤収に成功したことから、このキスカ島撤退作戦は、「奇跡の作戦」と呼ばれる。この作戦が成功したのは、偶然とはいえ、作戦遂行中に日本軍に都合の良い状況が幾つも展開され、日本軍側の判断が、その状況を上手く利用できたから、ともされる。このキスカ島撤退作戦は、玉砕を強いて無慈悲に兵を見捨てる軍上層部が、例外的に救援を優先したかのように取上げられることが多い。また、救出艦隊の指揮を執った、第一水雷戦隊司令官(当時)木村昌福少将の戦術指揮には、高い評価が与えられている。現場叩上げの指揮官として、第二次世界大戦対米英戦の海上戦闘で数々の武勲を立てた木村昌福は、艦隊勤務一筋の実戦派提督であり、勇猛果敢な上に、豪放磊落な性格の人柄で知られ、部下を無闇に叱ることもなく、常に沈着冷静な態度であったため、将兵からの信頼は厚かったと言われる。キスカ島撤退作戦では、上層部の批判に心動かされること無く、慎重に慎重を重ねた指揮を行ない、アメリカ軍に作戦を悟られず、味方に全く犠牲を出さず、キスカ島の守備隊を短時間で救出している。敵味方を問わず、常に人命を疎かにしなかった木村昌福は、身内の日本軍より、むしろ戦後になってから、敵手たるアメリカ海軍関係者や軍事研究家から高い評価を受けている。 
1948年 - ロンドンオリンピック(第14回オリンピック競技大会)開催。8月14日まで。開催都市は、イギリスの首都ロンドン。第二次世界大戦後の最初のオリンピックであり、1936年のベルリンオリンピック(第11回オリンピック競技大会)以来、12年振りに行なわれた夏季オリンピックである。実際は、1944年にロンドンで行なわれる予定であったが、戦争により中止され、繰越しでの開催となる。ロンドンでの開催は2回目であるが、実際には、夏季五輪は非開催の分も回次に入れるため、公式には3回目(史上最多)の開催となる。敗戦国であるドイツや日本の参加は認められなかったが、戦争中に政権交代していたイタリアの参加は認められる。尤も、日本は1938年に東京オリンピック(第12回オリンピック競技大会)の開催を返上し、ドイツは1939年にポーランドに侵攻して第二次世界大戦を起こしたことで、代替となるヘルシンキでのオリンピック開催を事実上不可能にしたことから、両国への非承認は、それらに対する懲罰的な意味合いも大きかったとされている。 
1955年 - 日本共産党第6回全国協議会が終了。中国共産党に影響を受けた武装闘争路線の放棄を決議する。
1955年 - 「自動車損害賠償保障法(自賠責法、昭和30年7月29日法律第97号)」公布。この「自賠責法」により、自動車、及び原動機付自転車を使用する際、全ての車の所有者に加入が義務付けられている損害保険、自動車損害賠償責任保険(略称は「自賠責保険」で、俗に「強制保険」と言われる)が導入される。予め自賠責保険に加入することで、被害者は「被害者請求制度」を使って、交通事故の加害者を介さずに、「最低限の損害賠償金」を直接受取ることができる。
1957年 - 国際連合傘下の自治機関であり、原子力の平和利用を促進し、軍事転用されないための保障措置の実施をする国際機関「国際原子力機関(IAEA)」が設立される。「国際原子力機関(IAEA)」は、「原子力エネルギーの平和的利用に対する貢献」を受賞理由として、2005年にノーベル平和賞を受賞している。  
1958年 - アメリカ合衆国大統領ドワイト・D・アイゼンハワーが国家航空宇宙決議に署名し、アメリカ航空宇宙局(NASA)が発足する。アメリカ航空宇宙局(NASA)は、アメリカ合衆国の宇宙開発における国家的努力を、それ以前よりもさらに充実させ、アポロ計画における人類初の月面着陸、スカイラブ計画における長期宇宙滞在、さらには、宇宙往還機『スペースシャトル』等を実現させる。その宇宙開発に加えて、アメリカ航空宇宙局(NASA)が帯びている重要な任務は、宇宙空間の平和目的、或いは、軍事目的における長期間の探査である。
1965年 - 少年ライフル魔事件。神奈川県高座郡座間町(現在の神奈川県座間市)で、18歳の少年が警察官をライフル銃で銃撃して殺害した上、もう1名の警察官にも怪我を負わせる。その後逃走して、東京都渋谷区北谷町(現在の東京都渋谷区神南)の銃砲店に立籠もり、警察隊との間で、西部劇さながらの銃撃戦を展開する。この銃撃戦で、警察官、通行人、報道記者等、16名が負傷する。
1965年 - 海上自衛隊第2航空群(八戸航空基地)所属のレシプロ双発水陸両用飛行艇グラマンUF-2が、夜間訓練飛行中に消息を絶つ。後日、北海道幌泉郡えりも町にある豊似岳の中腹に墜落している機体が発見される。乗員7名は全員が死亡する。
1967年 - ベトナム戦争: アメリカ海軍の航空母艦(空母)『フォレスタル』が、北ベトナム(ベトナム民主共和国)攻撃中のトンキン湾(ベトナムと中国南端にある海南島に挟まれた湾)上で爆発事故を起こし、乗員の死者132名、負傷者62名を出す大惨事が発生、艦後部を大破する。
1969年 - 中央アメリカ中部で、エルサルバドル軍がホンジュラス領内から撤退。いわゆる「サッカー戦争」の停戦が成立する。
1978年 - 東京都の隅田川沿い(台東区浅草[右岸]・墨田区向島[左岸]周辺)の河川敷において行なわれる大規模な花火大会、両国川開きの花火大会が17年振りに復活し、隅田川花火大会と改称する。
1979年 - スペインで、バスク祖国と自由(フランスとスペインの両国に跨るバスク地方の分離独立を目指す非合法の急進的民族組織)による連続爆破事件が発生。マドリード=バラハス空港(スペインの首都マドリードにある国際空港で、現在の名称は、アドルフォ・スアレス・マドリード=バラハス空港)等が爆破され、空港内だけでも死者5名、負傷者113名を出す惨事となる。
1981年 - イギリス王太子ウェールズ公チャールズ(現在のイギリス国王チャールズ3世)が、イギリスの名門貴族スペンサー伯爵家の令嬢、ダイアナ・スペンサーと結婚。
1990年 - 湾岸戦争: 日本が、アメリカを主力に、西ヨーロッパ諸国や中東諸国を含めて約30ヶ国が参加した多国籍軍に、10億ドルの経済支援を行なうと発表。
1993年 - 7月18日に行なわれた第40回衆議院議員総選挙の結果を受けて、8党派の代表が会談し、非自民・非共産連立政権(細川内閣)樹立に合意する。
1995年 - 石狩町女子高生誘拐事件。北海道石狩郡石狩町(現:北海道石狩市)で男が女子高生(当時15歳)を誘拐し、被害者の家族に身代金1億円を要求するが、男は事件発生から約2日後の7月31日深夜、北海道古平郡古平町で逮捕され、被害者も無事保護される。被害者は事件をきっかけに警察官を志望し、北海道警察の1998年度女性警察官採用試験に合格する。
1997年 - 水俣湾(熊本県水俣市にある八代海に面した湾)の魚貝類について、水俣病発見から41年振りに、当時の熊本県知事福島譲二が安全宣言を出す。
1997年 - 松山ホステス殺害事件(1982年8月に愛媛県松山市で発生した殺人事件)の容疑で指名手配され、公訴時効の20日前であった福田和子を福井市で逮捕。
1998年 - 西淀川公害訴訟(大阪府と兵庫県を中心に広がる工業地帯である阪神工業地帯の主要企業10社と国、阪神高速道路公団[現:阪神高速道路株式会社]を被告に、環境基準を超える大気汚染物質の排出差止めと損害賠償を求めて提訴された大規模裁判)の和解が成立。
2001年 - 第19回参議院議員通常選挙投票日。小泉旋風(同年4月、内閣総理大臣に就任した小泉純一郎に人気が集まった現象)の影響を受け、自由民主党(自民党)だけで改選64議席、与党で78議席の大勝。
2007年 - 第21回参議院議員通常選挙投票日。自由民主党(自民党)が改選37議席の大敗となり、与党の過半数割れにより、ねじれ国会(野党会派が参議院の過半数の議席を占めている状態)になる。 
2008年 - メジャーリーグベースボール(MLB、大リーグ)、シアトル・マリナーズ(当時)のイチローが、日米通算3,000本安打を達成(現地時間)。
2015年 - アメリカ合衆国に本社を置く世界最大のコンピューター・ソフトウェア会社、マイクロソフト社が、パーソナルコンピュータ用、及び8インチ以上のタブレット用のオペレーティングシステム(OS)『Microsoft Windows 10』の提供を開始する。
2020年 - 日本国内での新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の1日の感染者数が、初めて1,000名を超える。
2021年 - 日本国内での新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の1日の感染者数が、初めて10,000名を超える。なお、2023年5月8日までに、日本国内の1日当たりの感染者数が最も多かったのは、2022年8月19日に確認された261,004名である。