7月23日 できごと その1 | スズメの北摂三島情報局

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2011/08/02 リニューアル
2019/07/14 アメブロ移動
柴犬ハルがお伝えします

1148年 - 第2回十字軍: ダマスクス(中東・西アジアに位置する現在のシリアの首都ダマスカス)攻撃が始まる。
1503年 - 軌道計算によれば、この日から1735年7月11日までの約233年間、太陽系外縁天体(TNO)内のサブグループ(冥王星型天体)の代表例とされる、準惑星に区分される天体である冥王星が、太陽系第八番惑星、海王星の軌道の外側を公転する。冥王星は、軌道離心率(天体の軌道の絶対的な形が、どれだけ円から離れているかを表わす値)が大きな楕円形の軌道を持ち、黄道(天球上における太陽の見掛け上の通り道)面から大きく傾いている。冥王星の軌道は、海王星の軌道と3:2の軌道共鳴(公転運動を行なう2つの天体が互いに規則的・周期的に重力を及ぼし合う結果、両者の公転周期が簡単な整数比になる現象)状態にある。海王星が冥王星に背後から近付くと、相互の重力によって互いに僅かに引かれ始め、トロヤ点(天体と天体の重力で釣合いが取れる「宇宙の中で安定するポイント」の1つ)を生じるような、軌道上の同じ配列の間で相互作用する結果になる。1990年代以降、冥王星以外に太陽系外縁天体(TNO)が多数見付かり、その一部は海王星と3:2の軌道共鳴状態にあったが、このような軌道共鳴状態にある太陽系外縁天体(TNO)は、冥王星に因んで「冥王星族」と呼ばれている。
1736年 - 元文改鋳: 元文小判(一両としての額面をもつ小判)・元文丁銀(主に商取引用として流通した銀貨である丁銀の一種で秤量貨幣[使用に際して交換価値を品位・量目を検査して計って用いる貨幣])の通用が始まる。
1793年 - フランス革命戦争・マインツ攻囲戦: フランスの衛星国であったマインツ共和国(現在のドイツの一部)がプロイセン王国(現在のドイツ北部からポーランド西部にかけての地域を領土とした王国)軍に降伏し、再征服される。
1811年 - ゴローニン事件。北海道北東部にある知床半島の東、千島列島の国後島を測量中であった、ロシア軍艦『ディアナ号』艦長ヴァシリー・ミハイロヴィチ・ゴローニンらを、松前奉行(蝦夷地[現在の北海道]の行政や警固[防衛]を任務とする奉行)が捕らえて箱館(現在の北海道函館)に監禁する。約2年3ヶ月間、日本に抑留されたヴァシリー・ミハイロヴィチ・ゴローニンらは、通訳へのロシア語教育を求め、学者等の日本人がロシア語を学んでいる。江戸幕府が、ロシアとの紛争が拡大しないよう方針転換したことから、『ディアナ号』は1813年9月に日本に再来航し、釈放されたヴァシリー・ミハイロヴィチ・ゴローニンを乗せて帰国する。
1867年 - 薩摩国/大隅国薩摩藩の西郷隆盛と大久保利通、土佐国土佐藩の坂本龍馬と中岡慎太郎らが、薩土盟約(薩摩藩と土佐藩の間の政治的提携)を締結。
1881年 - 国際体操連盟(FIG、体操競技・新体操・トランポリン・エアロビック・スポーツアクロバットを統括する国際団体)の前身、ヨーロッパ体操連盟が設立される。
1882年 - 壬午事変。朝鮮の漢城(現在の韓国の首都ソウル)で、李氏朝鮮(朝鮮半島の統一国家)末期の王族、興宣大院君らの煽動を受けた兵士が反乱が起こし、政権を担当していた閔妃(李氏朝鮮の第26代王である高宗の妃)一族の政府高官や日本公使館員らを殺害する。
1894年 - 日清戦争: 日本軍が朝鮮王宮に侵攻する。
1908年 - 青年トルコ人革命: オスマン帝国(現在のトルコ共和国の前身)皇帝アブデュルハミト2世が、反乱部隊の要求を受入れて憲法の復活を宣言。オスマン帝国で起こった政変、青年トルコ人革命が終結する。
1914年 - サラエボ事件: オーストリア・ハンガリー帝国(中央・東ヨーロッパに位置したオーストリア帝国とハンガリーとの同君連合)がセルビア(南東ヨーロッパ、バルカン半島中西部の内陸に位置する国)に最後通牒。
1915年 - 現在の東京都江東区木場に本社があり、木材業者らが設立した木場銀行が破綻。その影響で、木材商42業者が倒産する。
1921年 - 中国共産党第一次全国代表大会が開かれる(7月31日まで)。中華人民共和国の政党、中国共産党が発足する。
1940年 - ウェルズ宣言。アメリカ合衆国国務次官サムナー・ウェルズが、バルト三国(バルト海の東岸、フィンランドの南に南北に並ぶ3つの国を指し、北から順に、エストニア、ラトビア、リトアニアである)のソビエト連邦への編入を承認しない旨を宣言。
1942年 - ナチス・ドイツ(国家社会主義ドイツ労働者党[ナチ党]政権下のドイツ国)が、中央ヨーロッパに位置するポーランドの首都ワルシャワから北東約90kmに存在した、ホロコースト(ナチス・ドイツとその協力者による、約600万のユダヤ人の組織的、 官僚的、国家的な迫害、及び殺戮)を目的とした強制収容所(戦争時における国内の敵性外国人や、反政府主義者等、その時の政府が敵対視する者等を、治安の維持のため、強制的に財産等を没収の上に収容するための施設)、トレブリンカ強制収容所(トレブリンカ絶滅収容所)を開設する。
1946年 - 日本の新聞、放送、通信の企業・個人で構成する業界団体、日本新聞協会が設立される。
1952年 - エジプト革命: アフリカ北東部に位置するエジプトで、ガマール・アブドゥン=ナーセル率いる自由将校団がクーデターを起こし、政権を掌握する。
1952年 - ベルギー、フランス、西ドイツ(ドイツ連邦共和国)、イタリア、ルクセンブルク、オランダの6ヶ国による設立条約、パリ条約の発効により、欧州石炭鉄鋼共同体(ECSC、欧州連合[EU]の前身の1つ)が発足。
1954年 - 国鉄(日本国有鉄道、現在のJRグループ)EH10形電気機関車が新製配置される。直流電気機関車EH10形は1957年までに64両が製作され、東海道本線・山陽本線の貨物列車牽引用に使用される。国鉄が製作した唯一の8動軸機であり、国鉄史上最大級の電気機関車である。俗称は「マンモス」。当初から東海道本線の高速貨物・重量貨物用として使われ、1956年の東海道本線全線電化後は、主に急行貨物列車や1,200t列車を汐留駅 - 吹田操車場間で直通運転する運用に投入、1959年11月から東海道本線・東京(汐留) - 大阪(梅田)間で運行開始された、国鉄初のコンテナ特急貨物列車「たから号」の牽引に充当される等、その高出力を発揮して活躍する。1975年以降、老朽化と他線区への転用が困難なことから廃車が開始され、1981年4月1日に運用を終了し、1982年までに全車両が廃車されている。
1958年 - 昭和33年台風11号が静岡県に上陸し、関東地方を通過する。関東地方から北日本にかけてに被害が相次ぎ、全国の被害は、死者26名、行方不明者14名、負傷者64名、住家損壊1,089棟、住家浸水46,243棟等となる。
1961年 - 中央アメリカ中部に位置するニカラグアで、サンディニスタ民族解放戦線(左翼政治運動で、後に政党となる)が結成される。
1962年 - ラオス内戦: ジュネーブ国際会議で、東南アジアのインドシナ半島に位置するラオス王国の中立に関する宣言を採択。
1967年 - アメリカ合衆国中西部、ミシガン州デトロイトで黒人暴動が起こる。5日間続いた住民と警察との対立により、43名が死亡、7,000名以上が逮捕される。
1968年 - エル・アル航空426便ハイジャック事件。イギリスの首都ロンドンにあるヒースロー空港から、イスラエル西部にあるテルアビブのロッド空港(現在のベン・グリオン国際空港)に向かっていたエル・アル航空(イスラエルの国営航空会社)426便ボーイング707型機が、パレスチナ解放人民戦線(PFLP)のテロリスト3名にハイジャックされる。犯人グループは進路を変えさせ、北アフリカにあるアルジェリアの首都、アルジェのダル・アル・バヤダ空港(現在のウアリ・ブーメディアン空港)に機体を着陸させ、乗客51名、乗員10名の計61名の内、イスラエル人の乗客と乗員、計22名をアルジェで人質にする。イスラエルは、40日に及ぶアルジェリア政府との交渉で、機体の返還とイスラエル人の釈放を実現する。
1970年 - カーブース・ビン=サイードが、中東、アラビア半島の東端に位置するオマーンのスルタン(イスラム世界における君主号の1つ)に即位。
1973年 - アメリカが地球観測衛星(電波、赤外線、可視光を用いて地球を観測する人工衛星)「ランドサット1号」を打上げる。ランドサットは、複数の波長における光学観測により、地球環境を観測することを目的としている。8号機まで打上げられており、非常に多くの画像を撮影し、それらの画像は、一般科学のみならず、農業や都市計画、安全保障分野にまで活用されている。
1973年 - ドバイ日航機ハイジャック事件: 新左翼系団体で、極左過激派組織の日本赤軍派ら9名が乗っ取り、北アフリカにあるリビア北東部、ベンガジのベニナ空港に着陸させていた日本航空404便ボーイング747-246B型機が、犯人の仕掛けた爆薬で爆破される。乗客・乗員は爆破前に無事脱出しており、犯人グループの内4名が逮捕される。
1975年 - エスメラルダ号火炎瓶投擲事件。沖縄県国頭郡本部町で開催中であった国際博覧会(特別博)、沖縄海洋博覧会に合わせて親善寄港していたチリ(南アメリカ大陸南西部に位置する共和制国家)の練習帆船『エスメラルダ』(チリの「浮かぶ大使館」として、世界中の300以上の港に寄港している)に、火炎瓶2本が投擲され、乗員2名が重軽傷を負う。