7月21日 できごと その3 | スズメの北摂三島情報局

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2011/08/02 リニューアル
2019/07/14 アメブロ移動
柴犬ハルがお伝えします

1983年 - 南極点より約1,730km離れた、南極大陸の中心よりやや東側に所在するロシアの南極観測基地、ヴォストーク基地で、氷点下89.2℃を記録し、地表における世界最低気温となる。なお、ヴォストーク基地では、0℃を越えたことは一度もない。ボストーク基地は、第2次ソビエト南極観測隊により、国際地球観測年の1957年12月16日に設立され、37年余に亘って通年運用される。基地は、1994年に一時的に閉鎖されたが、現在のヴォストーク基地は、ロシア、アメリカ合衆国、及びフランスの科学者により、協同で運営されている。 
1989年 - 大阪駅 - 札幌駅間で運行されていた臨時寝台特別急行列車「トワイライトエクスプレス」が運転開始。「トワイライトエクスプレス」は、日本海の雄大なパノラマと北海道の大自然を借景とし、ゆったりとした雰囲気で鉄道旅行を満喫することをテーマとして設計され、当初は旅行会社による企画商品(ツアー)に組込まれた団体専用列車であったが、同年12月より、一般販売を含めた臨時列車に変更される。
1994年 - トニー・ブレアがイギリス労働党党首に選出される。トニー・ブレア率いるイギリス労働党は、イギリス保守党の市場化一辺倒、イギリス労働党の市場化への適応不足という、袋小路に陥った状況を乗越える路線として、市場の効率性を重視しつつも、国家の補完による公正の確保を指向するという、従来の「保守 - 労働」の二元論とは異なる、もう1つの新しい路線を目指す、「第三の道」を主張する。1997年の総選挙で、イギリス労働党は勝利を収め、トニー・ブレアはイギリスの第73代首相となっている。演説の巧みさから、人々を団結させることができたトニー・ブレアは、貧困問題や地球温暖化問題、途上国債務問題等、地球的難題に積極的に取組む一方、内政では、約15年以上に及ぶ景気拡大を実現する。
1994年 - 日蓮正宗住職交通事故死事件。北海道有珠郡大滝村(現在の北海道伊達市「大滝区」[地域自治区])で、日蓮正宗の住職が運転する乗用車が、創価学会員の運転するトラックと交通事故を起こし、住職が事故死し、創価学会員も重傷を負う。事件当初は、単なる交通事故死として扱われるが、週刊誌の記事によって国会で議論され、政局にまで利用される。
1995年 - 第三次台湾海峡危機: 中華人民共和国の人民解放軍が、台湾北方の海上へ向けてミサイル発射実験を開始。
1995年 - オウム真理教(かつて存在した宗教団体であり、一般市民に向けて世界で初めてサリンという化学兵器を利用して大量殺戮を行なったことで、世界を震撼させたテロリズム行為を行なった組織でもある)を取上げた番組で、サブリミナル(意識と潜在意識の境界領域より下に刺激を与えることで表われる、とされている効果)的手法を用いていたTBSテレビに対し、郵政省(現在は総務省と日本郵政グループに再編)が厳重注意を行なう。
1996年 - マイアミの奇跡。アトランタオリンピック(第26回オリンピック競技大会)の男子サッカーグループリーグD組第1戦において、U-23日本代表がU-23ブラジル代表を撃破する(現地時間)。
1997年 - 就役200周年目のアメリカ海軍の帆船『コンスティチューション』が、約44ヶ月の分解修理を終えて、約116年振りに航海に出る。
2001年 - 明石花火大会歩道橋事故。兵庫県明石市の大蔵海岸で「第32回明石市民夏まつり花火大会」が行なわれていた時、西日本旅客鉄道(JR西日本)山陽本線(JR神戸線)朝霧駅南側の歩道橋の、駅方面からの見物客と会場方面からの見物客とが合流する南端で、異常な混雑となったことから「群衆雪崩」(雑踏の中で、1人、又は数人がバランスを崩して倒れたことによって、周辺の者が連鎖的に転倒する事故)が発生。死者11名、重軽傷者247名を出す大惨事となり、兵庫県警察の警備体制の不備や、事故後の対応が問題となる。
2005年 - 6月28日に静止気象衛星『ひまわり6号』が運用を開始したことを受け、耐用年数を大幅に超えて運用されていた静止気象衛星『ひまわり5号』が運用を終了する。
2005年 - イギリスの首都ロンドンにあるロンドン地下鉄で、7月7日に続き同時爆破事件が発生。鉄道の駅3ヶ所とバスで爆発があったが、大きな被害は出ずに終わる。
2005年 - 中華人民共和国が人民元改革を実施。人民元に管理変動相場制(為替レートを外国為替市場における外貨の需要と供給の関係に任せて自由に決める制度)、及び、通貨バスケット制(自国の通貨を複数の外貨に連動したレートにする固定相場制)が導入される。貿易量に応じてバスケットの為替レートが変動することにより、ある国の通貨との間で起きた変動幅が、バスケット全体の中では緩和されるため、為替レートでの急激な変動を抑えることができる。
2008年 - 南東ヨーロッパ、バルカン半島中西部の内陸に位置するセルビアの大統領ボリス・タディッチが、旧ユーゴスラビア国際戦犯法廷により指名手配されていた元スルプスカ共和国(連邦国家であるボスニア・ヘルツェゴビナの構成体の1つ)大統領ラドヴァン・カラジッチを拘束したと発表する。
2008年 - 中華人民共和国西南部、雲南省昆明市で連続バス爆破テロが発生。死者3名、負傷者13名を出す。
2009年 - 衆議院解散(追込まれ解散)。2008年6月11日、野党が多数を占める参議院で、福田康夫首相に対する問責決議が可決される(現憲法下で初)。福田康夫首相は、9月1日に首相辞任を発表。9月22日の自由民主党(自民党)総裁選挙で勝利した麻生太郎が、後継の首相となる。2009年に入ると、8月以降に選挙が実施されるという見方が大勢となったが、麻生太郎内閣の支持率は低迷し、国会の会期を7月28日まで延長したことから、任期満了選挙の場合、8月11日公示、8月23日投開票の日程が濃厚になる。しかし、7月12日に行なわれた東京都議会議員選挙で自由民主党(自民党)は惨敗し、麻生太郎は、7月21日の衆議院解散を決断することとなる。同年8月18日に公示、8月30日に執行された第45回衆議院議員総選挙では、自由民主党(自民党)が公示前議席より181議席の減少となり、1955年の結党以来、初めて衆議院第1党を失っている。
2009年 - 平成21年7月中国・九州北部豪雨。7月19日から7月26日にかけて、西日本付近に停滞した梅雨前線の活動が活発となり、中国地方から九州北部にかけては、所によって期間総雨量が700mmを超える記録的な大雨となり、各地で大きな被害が発生する。この大雨災害について、気象庁は「平成21年7月中国・九州北部豪雨」と命名する。気象庁によると、太平洋東側において、7年振りに6月から発生したとみられるエルニーニョ現象によって、地球全体の6月と7月の平均海面水温が、平年よりいずれも約0.3度高く、観測史上最高を記録し、太平洋西側の大気の対流活動を不活発にしており、日本付近への太平洋高気圧の張出しを弱めることになり、梅雨前線の停滞を招き、対馬海峡付近において、南方からの暖かく湿った空気が「湿舌(しつぜつ、比較的乾燥した気団の中に、湿った空気が楔状に侵入する現象)」の現象を発生させる。「テーパリングクラウド(にんじん雲)」と呼ばれる積乱雲が次々と放射状に発達することによって、集中的な大雨をもたらしたものと分析されている。この豪雨災害での死傷者は、鳥取・広島・山口・福岡・佐賀・長崎の各県で、合わせて死者31名、負傷者55名となっている。特に、死者が多かったのは山口県で、県内では合計17名の死者が生じている。7月21日に1時間72.5mm、日雨量275mmという、いずれも通年での観測史上最多の時間雨量を記録した防府市を中心に、県内各地で土砂災害が発生、住宅等の浸水・土石流被害やライフラインの寸断等の被害が発生する。
2011年 - STS-135のミッションを終えたスペースシャトル『アトランティス』が帰還し、スペースシャトル最後のミッションを完了。「再使用型宇宙往還機」スペースシャトルは、30年の歴史に幕を下ろす。スペースシャトルでは、元々「再使用」というコンセプト(全体を貫く基本的な概念)が強調されていたが、結果としてでき上がったシステムでは、オービタ(軌道船)部分は繰返し使用されたものの、打上げられる各部分の全てが再利用できていた訳ではなく、打上げ時にオービタの底側にある赤色の巨大な外部燃料タンク等は、基本的には使い捨てである。
2017年 - 横綱白鵬翔が、名古屋場所(7月場所)13日目の取組で、通算勝ち星を1,048勝とし、魁皇博之(最高位は東大関)の記録を抜いて歴代単独トップとなる。
2023年 - 東海旅客鉄道(JR東海)が保有する東海道新幹線車両の車内チャイムが、「AMBITIOUS JAPAN!」(男性アイドルグループ・ロックバンド、TOKIOの楽曲)から「会いに行こう」(歌手、UAの楽曲)に変更される。