6月6日 記念日 その4 | スズメの北摂三島情報局

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2011/08/02 リニューアル
2019/07/14 アメブロ移動
柴犬ハルがお伝えします

補聴器の日。 
1999(平成11)年に有限責任中間法人日本補聴器販売店協会(東京都千代田区内神田に事務局を置き、現在は、一般社団法人となっている)と有限責任中間法人日本補聴器工業会(東京都千代田区内神田に事務局を置き、現在は、一般社団法人となっている)が制定。「6」を2つ向かい合わせにすると、耳の形に見えることから。また、耳に補聴器を装用すると、聞こえの弱った耳(3月3日)に、さらに、補聴器という聞こえを補うもう1つの耳を付けることから、「3月3日×2=6月6日」と言う意味合いもある。補聴器の日を中心にして、補聴器が人々の生活の中で身近なものとなるように、補聴器を通して、多くの人々が抱える「聞こえ」についての悩みが、改善されていくように、21世紀に向けて新しいバリアフリー社会の創造に貢献できるように、という3つの目的で制定された。補聴器とは、聴覚障害者の聞取りを補助する補装具である。マイクロホン(音を電気信号に変換する機器)、アンプ(音声を増幅する役割をもつ機器)、レシーバー(信号を受信する装置)から構成され、交換用の補聴器専用空気電池が電源である。また、単に音を増幅する単純な音処理ではなく、聴力に合わせた調整が必要で、巨大な音を制限する出力制限装置を備えていなければならない。聴覚障害の程度を決めるためには、聴力検査(測定)が必須である。補聴器専門店で購入するのが一般的であるが、日本では、眼鏡店で売られるケースが多い。この理由には、目がかすんだり老眼で近くのものが見えにくい客と、耳が遠くなり店員との会話が成立しにくい客との接客が似ている点が指摘される。形状は多種多様であるが、概ね小型で、デジタル補聴器が主流となりつつある。デジタル補聴器は、ソフトウェア上でその特性を変更することが可能であり、調整が非常に容易で、即時に行なうことができる。また、デジタル制御により、高度で複雑な処理が可能となり、最近の補聴器の飛躍的な性能向上に貢献している。補聴器は、日本国内では「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(旧名称:薬事法、医薬品医療機器等法、昭和35年8月10日法律第145号)」において管理医療機器(副作用や機器の機能に障害が生じた場合に、生命や健康に影響を与えるおそれがあるため、適切な管理が必要な医療機器)に指定されており、法的な規制が行なわれている。医薬品医療機器等、法の規制を受けないものは集音器等に分類され、補聴器とは異なる。使用に当たっては、基本的に個人の聴力や使用状況に合わせた調整(フィッティング)が必要であり、補聴器専門店、取扱いのある店、又は医療機関で調節する必要がある。
飲み水の日。
1990(平成2)年に東京都薬剤師会(全国組織の日本薬剤師会を中核とした各都道府県単位の薬剤師会の1つで、東京都千代田区神田錦町に事務局を置き、現在は、公益社団法人となっている)公衆衛生委員会が中心となって制定。環境保全に対する関心を高め、啓発活動を図る日として制定された「世界環境デー(World Environment Day)」(6月5日)の翌日とされている。「薬だけでなく健康に係わり合いのあるものに貢献していくのが薬剤師の仕事」として、東京の水道水の水源として約7割を賄う、利根川等の水質検査を行なっている。水質汚濁とは、公共用水域(河川・湖沼・港湾・沿岸海域等)の水の状態が、主に人為的な活動(工場や事業場等における産業活動や、家庭での日常生活他、人間の活動全て)によって損なわれることや、損なわれた状態を指す。その原因には、自然現象の一部(火山噴火や地滑り、地質条件、野生動物の活動等)も含まれるが、特に、問題視されるのは、生活、及び産業活動に伴なって発生する廃棄物や排出水による汚染・汚濁等、人間が原因であり、その対策が可能なものである。水質汚濁は、直接的。間接的に人々の健康や生活環境の水準を低下させ、水産業等に被害が生じさせる公害の一因として用語が定義された。現代では、被害が顕れていなくとも、自然環境に悪影響を及ぼすおそれが高い現象も含める。日本において水質汚濁が激化したのは、1954(昭和29)年12月から1973(昭和48)年11月までの約19年間とされる、高度経済成長期(日本経済が飛躍的に成長を遂げた時期)以降であるが、住民への有害物質による健康被害が重大化したのは、江戸時代からの足尾銅山鉱毒事件(栃木県と群馬県の渡良瀬川周辺で起きた、足尾銅山の開発により排煙、鉱毒ガス、鉱毒水等の有害物質が周辺環境に著しい影響をもたらした公害事件)が最初と言われる。高度経済成長期に入り、急増した産業排水・廃棄物が公共水域へ投棄され続けた結果、1950年代から九州北西部にある有明海で水俣病(化学工業会社、チッソの熊本県水俣市にある水俣工場が、水俣湾に流した廃液による水銀汚染の食物連鎖で起きた公害病)、1960年代に神岡鉱山(岐阜県飛騨市[旧:岐阜県吉城郡神岡町]にあった亜鉛・鉛・銀鉱山)下流でイタイイタイ病(鉱山の製錬に伴なう未処理廃水により、神通川下流域の富山県で発生した公害)、阿賀野川(福島県・群馬県に源流を持ち、新潟県を流れ日本海に注ぐ川)で第二水俣病(化学工業会社、昭和電工の廃液による水銀汚染の食物連鎖で起きた公害病)と、深刻な健康被害を引起こす公害病が多発した。また、生活水準向上への欲求から水洗トイレが普及したが、生活排水の不十分な処理のままの放流により、多くの河川や湖沼が汚染され、生態系の破綻による魚類等の絶滅、生産性の衰退等、被害が激化した。川漁が盛んな地域で、迷惑料を課したケースもある。1970(昭和45)年の第64回国会(公害問題に関する法令の抜本的な整備を行なったことから、「公害国会」の通称で知られる臨時国会)で、多くの法令による規制がようやく開始され、また、国民の環境に対する意識の変化等により、河川の生物化学的酸素要求量(BOD)、海域の化学的酸素要求量(COD)の数値は徐々に改善され、環境基準達成率も向上した。なお、生物化学的酸素要求量(BOD)とは、生物化学的酸素消費量とも呼ばれる最も一般的な水質指標の1つであり、水中の有機物等の量を、その酸化分解のために微生物が必要とする酸素の量で表わしたもので、特定の物質を示すものではない。化学的酸素要求量(COD)とは、酸素消費量とも呼ばれる代表的な水質の指標の1つで、水中の被酸化性物質を酸化するために必要とする酸素量で示したものである。しかし、都市中小河川や湖沼等の閉鎖性水域では、環境基準達成率は依然として低い状態が続いている。新たな問題として、廃棄物の不法投棄と関連した地下水汚染(地下水の水質汚濁)の発生も見受けられるようになった。 
ほんわかの日(家族だんらんの日)。
1995(平成7)年に読売テレビ(大阪市中央区城見に本社を置く、近畿広域圏を放送対象地域とするテレビジョン放送事業を行なっている特定地上基幹放送事業者、讀賣テレビ放送株式会社)が制定。1993(平成5)年6月6日、人気情報バラエティ番組『大阪ほんわかテレビ』が放送を開始したことから。ほんわかした空気を大切にし、もう一度家族の姿を見詰め直すことをコンセプトに、家族に纏わる問題を取上げていくという。日付、及び、記念日名の制定者は、番組の主役であり、落語家で、タレントとしても活躍した三代笑福亭仁鶴。現在も、放送開始時とは放送時間を変えて続く『大阪ほんわかテレビ』の放送内容は、出演者によるコメディと、おすすめスポット・旅・映画・食等の情報紹介である。関西ローカルではあるが、日本全国を取材対象とするコーナーもある。なお、「ほんわか」とは、強い刺激や緊張感のないのんびりとしたさま、穏やかな雰囲気に包まれ、心が和むさまをいう。