5月21日 記念日 その4 | スズメの北摂三島情報局

スズメの北摂三島情報局

2011/08/02 リニューアル
2019/07/14 アメブロ移動
柴犬ハルがお伝えします

対話と発展のための世界文化多様性デー
(World Day for Cultural Diversity for Dialogue and Development)。
国際デーの1つ。2001(平成13)年の第31回国際連合教育科学文化機関(ユネスコ、UNESCO)総会で、「文化多様性世界宣言」が採択された。翌2002(平成14)年の国際連合総会において、5月21日を「対話と発展のための世界文化多様性デー」とすることが採択された。目的は、文化の多様性を増進させ、文化が持つ有・無形の遺産、創造的産業、商品、及びサービスのような文化の、全ての形態を増進させるために、あらゆる主体(政府、政策立案者、市民社会団体、地域社会、文化専門家等)が参加できる機会を設けることである。美術館や博物館に行くことで異なる文化に触れること、映画や本、音楽を通じて異なる文化について知ること、異なる宗教を持った家族や友人と食事をして人生観を交換すること等、異なる文化や宗教を、より深く理解する日としている。文化多様性とは、文化の多様性を示す概念で、各地の固有の文化等をグローバル化(社会的、或いは経済的な関連が、旧来の国家や地域等の境界を越えて、地球規模に拡大して様々な変化を引起こす現象)から守ることに主眼を置く。「文化的表現の多様性の保護及び促進に関する条約(文化多様性条約)」は、拘束力のある国際法であり、国際連合教育科学文化機関(ユネスコ、UNESCO)の条約である。「文化多様性条約」は、2005(平成17)年に開催された第33回国際連合教育科学文化機関(ユネスコ、UNESCO)総会において採択された。「文化多様性条約」は、第29条の規定により、発効に必要な30ヶ国以上が批准したため、2007(平成19)年3月に発効している。「文化多様性条約」では、締約国が、文化多様性に関する政策を実施する権利を有することが確認されている。 「国家は、国際連合憲章及び国際法の原則に従い、自国の領域内で文化的表現の多様性を保護し、及び促進するための措置及び政策を採用する主権的権利を有する。」(第二条2 主権の原則)とされている。 第五条(権利及び義務に関する一般規則)では、さらに、「文化に関する政策を策定し、及び実施し、文化的表現の多様性を保護し、 及び促進するための措置をとり、並びにこの条約の目的を達成するための国際協力を強化する主権的権利を再確認する。」と記載されている。 第六条(締約国の国内的権利)においても、「(締約国が)自国の領域内で、文化的表現の多様性を保護し、及び促進することを目的とする措置をとることができる」とされ、文化的表現の多様性の保護、及び促進を目的とする規制措置を取ることが認められている。
探偵の日。
東京都新宿区百人町に所在する社団法人探偵協会の「探偵の日選定委員会」が制定。1891(明治24)年5月21日、帝國探明會という企業が朝日新聞に、「詐欺師や盗人の所在を調べる。他人の行動調査を実施する」という探偵の広告を、日本で初めて掲載した。記念日は、探偵に親しんでもらい、あらゆる問題を解決するパートナーである探偵という職業ををPRすることが目的で、この日にイベント等を実施している。一般社団法人探偵協会は、探偵業者のみ以外によって設立された唯一の業界団体で、日本初、さらに唯一、公益認定を目指しており、調査探偵業の団体の1つである日本調査業団体連合会に加盟している。但し、日本において、探偵業者等によって設立された、複数ある業界団体の1つで、探偵業界を広く代表している訳ではない。探偵とは、他人の秘密を秘かに調査する行為、又は、それを仕事とする人のことである。探偵業の法律制定により、探偵業務とは、人(法人又は個人)からの依頼を受けて、対価を受取り、面接による聞込み、尾行、張込み、その他、これらに類する方法により、特定人の所在、又は行動についての情報を収集し、その結果を依頼者に報告するもの、と定義された。このため、一般的に小説等での「推理」は、探偵業務とならない。日本で探偵業を営むには、「探偵業の業務の適正化に関する法律(探偵業法、平成18年6月8日法律第60号)」によって、営業所・事務所・会社の所在地を管轄する警察署を通じて、公安委員会への届出が必要となっている。日本では、探偵の業務の内容については、「探偵業法」により、報道機関の依頼を受けて、報道の用に供する情報を収集するために行なう調査は適用除外とされるが、浮気調査や人探し調査、法人や個人の信用状況の調査等、企業や個人からの調査依頼が多くを占めている。「情報を扱う専門家」として、企業の防諜を始め、情報漏洩対策、プライバシー防衛に関する助言他、情報通信技術の普及に伴なうトラブル相談や、現代社会を反映する証拠収集等と多岐に及ぶ。探偵を主人公とする小説は、欧米の探偵小説がルーツで、事件捜査の中心人物とされることが多く、名探偵とも呼ばれる。日本では、主人公が探偵業務を行なう小説は、かつて「探偵小説」と呼ばれたが、推理をする人間が、必ずしも探偵を職業にしているとは限らないため、現在は「推理小説」と呼ばれている。名探偵の歴史は、アメリカの作家・詩人・評論家、エドガー・アラン・ポー(アメリカにおいて、文筆だけで身を立てようとした最初の著名な作家であったが、文名を得てからも、その生活はほぼ常に貧窮の中にあり、その作品は当初、本国アメリカよりもむしろ、ヨーロッパで評価された)が生み出したC・オーギュスト・デュパンより始まるとされている。C・オーギュスト・デュパンが初登場した短編推理小説『モルグ街の殺人』は、世界初の推理小説とも言われ、天才的な探偵と平凡な語り手、結末近くでの推理の披露、意外な犯人像等、以後連綿と続く推理小説のジャンルにおける原型を作り出した。また、密室殺人を扱った最初の推理小説とも言われている。そして、その40数年後には、推理小説・歴史小説・SF小説等を多数著したイギリスの医師・作家、アーサー・コナン・ドイルが、シャーロック・ホームズを生み出す。シャーロック・ホームズの存在は、名探偵という存在を一般化し、その後、ミステリ界には数多くの名探偵が生まれることとなる。シャーロック・ホームズは、あまりにも人気があるため、実在の人物と見做して(信じているという訳ではない)、数多くの人達がシャーロック・ホームズを研究しており、イギリスではホームジアン、アメリカや日本ではシャーロキアンと呼ばれる。  
JUN SKY WALKER(S)の日。
「TEAM Ni(s)hitokyo × JUN SKY WALKER(S)が」制定。「ジュンスカ」等の略称で知られる4人組ロックバンド、JUN SKY WALKER(S)は、中学時代から東京都西東京市のひばりヶ丘駅周辺で活動し、1988(昭和63)年5月21日にメジャーデビューした。西東京市に縁が深いことから、そのデビューの日を記念日として、市外からファンを呼込み、地域の活性化と市民の地域愛を深めることが目的。市民、企業、商店街、行政等が一体となって、西東京市を「ジュンスカ」のファンの聖地化を目指すという。西東京市産業振興戦略会議での話合いを契機として、JUN SKY WALKER(S)とのコラボレーションによる「町おこし」により、西東京市ブランド力の向上を図り、市内事業者等を中心とした「TEAM NI(S)HITOKYO × JUN SKY WALKER(S)」(事務局は、東京都東久留米市前沢に所在する、ケーブルテレビや電気通信事業[インターネット接続、IP電話]の運営企業、株式会社ジェイコムイースト西東京局[J:COM西東京])が結成され、様々なイベントを計画している。
ボン・ジョヴィの日。
『イッツ・マイ・ライフ』『リヴィン・オン・ア・プレイヤー』等、数々のヒット曲を生み出し、世界的人気を誇るアメリカのロックバンド『ボン・ジョヴィ』。2024(令和6)年にデビュー40周年を迎えることを記念して、東京都港区赤坂に本社を置く、所属先のユニバーサルミュージック合同会社(日本に拠点を置く外資系レコード会社の中では最大手)が制定。日付は、ファーストアルバム『夜明けのランナウェイ(原題:Bon Jovi)』の日本での発売日、1984(昭和59)年5月21日から。全米を代表するハードロック・グループの1つ、『ボン・ジョヴィ』は、デビュー早々から成功を収め、特に3rdアルバム『ワイルド・イン・ザ・ストリーツ(原題:Slippery When Wet)』が1,000万枚を超える大ヒットを飛ばして以降、世界的な知名度を誇っている。グラミー賞(アメリカ合衆国の音楽産業において、優れた作品を創り上げたクリエイターの業績を讃え、業界全体の振興と支援を目的とする賞)では9回ノミネートされ、1回受賞し、2018(平成30)年には「ロックの殿堂」(ロックンロールに大きな影響や功績を残したミュージシャンやプロデューサー等、ロックへ与えた影響を称える賞で、アメリカ合衆国中西部、オハイオ州クリーブランド市にある博物館の名称でもある)入りした。1984(昭和59)年8月、ロック・フェスティバル『SUPER ROCK '84 IN JAPAN』出演のために初来日した『ボン・ジョヴィ』にとって、日本は縁が深い国であり、初のゴールドディスク獲得や単独公演を経験している。また、「俺たちを最初に評価してくれたのは、日本のみんな」とライブで発言しているように、日本のファンを高く評価している。