5月6日 記念日 その1 | スズメの北摂三島情報局

スズメの北摂三島情報局

2011/08/02 リニューアル
2019/07/14 アメブロ移動
柴犬ハルがお伝えします

西暦(グレゴリオ暦)AD2024年 令和6年 平成36年  
昭和99年 大正113年 明治157年 皇紀2684年 干支 甲辰(きのえ たつ)
第1月曜日 旧暦  3月28日、赤口(庚午)、月齢 27.4 
グレゴリオ暦で年始から127日目、年末まであと239日。
誕生花 シラン(紫蘭)・クチナシ。

振替休日。
「国民の祝日に関する法律(祝日法、昭和23年7月20日法律第178号)」の一部改正(「国民の祝日に関する法律の一部を改正する法律[第二次改正、昭和48年4月12日法律第10号]」)により、1973(昭和48)年4月から設けられた休日。祝日(国民の祝日)が日曜日の場合、その翌日となる月曜日が休日となった。但し、『「国民の祝日」が日曜日に当たるときは、その日後においてその日に最も近い「国民の祝日」でない日を休日とする』と規定しているだけで、法律中に「振替休日」、「振替」の字句はなく、これらは通称である。「振替休日」の規定は、日曜日が休日であり、他の曜日が通常は休日でないことを前提とした作りになっている。振替休日で振替えられるのは「休日」という「状態」のみで、「○○の日」等の祝日はそのままの日(日曜日)である。従って、その祝日に因んだ祝典等も通例、その日曜日当日に行なわれる。1980年代以降、週休二日制が定着し、土曜日も休日としている企業・団体が多いが、土曜日と「国民の祝日」が重なっても、土曜日は振替休日が適用対象外の状態が続いている。「国民の祝日」が日曜日に当たる時のみが対象であるため、沖縄県が定めた記念日、慰霊の日(1945[昭和20]年6月23日に沖縄戦の組織的戦闘が終結したことに因む記念日で、6月23日)等、地方の公休日が日曜日であった場合は振替休日にはならない。また、振替休日が発生するのは日曜日と重なった場合のみで、他の種類の休日では発生しない。国民の祝日同士が重複した場合の振替休日の規定については、現時点では設けられていない。2017(平成29)年のように元日が日曜日であった場合、1月2日が振替休日となる。年末年始の1月3日までは公的機関等で休日とされ、官署職員の出勤も「祝日法」の休日の場合と同様に扱われるが、振替休日が1月4日になるようなことはない。2017(平成29)年の次に1月2日が振替休日となったのは、2023(令和5)年である。1973(昭和48)年の天皇誕生日(当時は4月29日)が日曜日で、同年4月30日が最初の振替休日の適用日となった。当初は、祝日が2日以上連続することがなかったため、「月曜日を振替休日とする」としていた。しかし、2005(平成17)年の「国民の祝日に関する法律」の改正(「国民の祝日に関する法律の一部を改正する法律[第七次改正、平成17年5月20日法律第43号]」、2007[平成19]年施行)で5月3日から5月5日まで祝日が3日連続することになり、その直後の「国民の祝日でない日」を休日とすることと改められ、振替先が月曜日固定ではなくなった。因みに、このパターンに該当するのは、5月6日で、みどりの日の振替休日として火曜日が、憲法記念日の振替休日として水曜日が、振替先となる可能性があり、2020(令和2)年には、水曜日の5月6日が、憲法記念日の振替休日となった。2021(令和3)年では、延期された「東京オリンピック(第32回オリンピック競技大会)」の日程に合わせて、山の日を移動させることとなった。当初は、オリンピック閉会式翌日の8月9日に、山の日を移動させることを想定していたが、自由民主党(自民党)内から「長崎原爆の日である8月9日を祝日とするのは望ましくない」という意見が出たため、閉会式当日の8月8日(日曜日)に移動させ、8月9日は振替休日とすることとなった。
ゴムの日。
5月6日の「5」と「6」で、「ゴ(5)ム(6)」の語呂合せから。ゴム製品のPRの為に制定された。ゴムは、元来は植物体を傷付ける等して得られる無定形、かつ軟質の高分子物質のことである。現在では、天然ゴムや合成ゴムのような有機高分子を主成分とする、一連の弾性限界が高く弾性率の低い材料、即ち、弾性ゴムを指すことが多い。漢字では「護謨」と書き、この字はゴム関連の会社名等に使われることが多い。天然ゴムが、イタリア出身(定説)の航海者・探検家、クリストファー・コロンブスによって1、490年代にヨーロッパ社会に伝えられた。16世紀になって、ヨーロッパ人が中南米の文化や自然産物と接触するようになってから、ヨーロッパ人達が古くから知っていたゴム(ガム)に似ているが、それらにはない、新しい性質を持った植物由来の物質が知られるようになり、また、導入され、古くから知られていたゴム(ガム)と同じ範疇の物質として、ゴム(ガム)と呼ばれた。これらは、植物体に含まれる乳液(ラテックス)を採取し、凝固させることによって得られるものであった。また、パラゴムノキ(南アメリカ中東部に位置するブラジルと、その周辺国を流れ、大西洋に注ぐ世界最大級の河川、アマゾン川の流域が原産地のトウダイグサ科パラゴムノキ属の常緑高木)の幹から採取されるラテックスを凝固させたものは、高い弾性限界と弾性率の低さを併せ持ち、後世には、ヨーロッパで産業用の新素材として、近代工業に欠かせない素材として受容され、発展することとなった。そのため、パラゴムノキ以外の植物からの、同様の性質のゴムが探索され、また、同様の性質を持つ高分子化合物の化学合成も模索されることとなった。この一群のゴムを弾性ゴムと呼び、イギリスの自然哲学者・教育者・神学者、ジョゼフ・プリーストリーが、鉛筆の字をこすって消すのに適することを報告したこと(消しゴムの発祥)から、英語では、こするものを意味するラバーとも呼ばれることとなった。ゴムには、ゴムノキの樹液(ラテックス)によって作られる天然ゴムと、人工的に合成される合成ゴムとがある。天然ゴムは、ゴムノキの樹液に含まれる「cis-ポリイソプレン」というものを主成分とする物質であり、生体内での付加重合(二重結合や三重結合等の不飽和結合を持つ簡単な分子[基質、単量体]が 連続的に付加反応を起こして高分子ができる反応)で生成したものである。樹液中では、水溶液に有機成分が分散したラテックスとして存在し、これを集めて精製し、凝固乾燥させたものを生ゴムという。生ゴムも弾性材料として消しゴム等に使われるが、硫黄による加硫により架橋させる(高分子の有機化合物、ポリマー同士を連結し、物理的、化学的性質を変化させる反応)と、広い温度範囲で軟化しにくい弾性材料となる。この加硫法による弾性改良は、アメリカの農器具製造業者であったチャールズ・グッドイヤーにより、1839(天保10)年に発見された。硫黄の他に炭素粉末を加えて加硫すると、特性が非常に改善され、その含有量によって硬さが変化する。多くの硬質ゴム製品は、この炭素のために黒色をしている。なお、世界最大のタイヤ・ゴムメーカーの1つであるアメリカのグッドイヤー社(グッドイヤー・タイヤ・アンド・ラバー・カンパニー)は、社名がチャールズ・グッドイヤーに因んで命名されているが、チャールズ・グッドイヤー本人や一族とは、法的・資本的な関係はない。合成ゴムには、ポリブタジエン系、ニトリル系、クロロプレン系等がある。いずれも付加重合、又は共重合(2種類以上のモノマー[基質、単量体]を用いて行なう重合)によって得られる。ゴムの約75%が自動車用のタイヤ、及びチューブに用いられている。ゴムは、時間と共に性質が変化し、亀裂が生じたり、硬化、軟化、或いはべとついたりする。これは、酸化や分子の切断等が主要因として挙げられ、光や温度、水の存在等によって加速される。使用中だけでなく、貯蔵中にも起こる現象である。これは、一般的な劣化現象であり、高分子材料であれば避けられない。ゴムの劣化については、特に老化とも呼ぶ。老化を防止するため、ゴム製品には各種老化防止剤を使用する。ゴムの一形態であるエボナイトは、硬く光沢をもったゴムで、外観がコクタン(カキノキ科カキノキ属の熱帯性常緑高木、黒檀で、英名はエボニー)に似ていることから、エボナイトと呼ばれる。開発者はチャールズ・グッドイヤーであり、生ゴムを長時間加硫して硬化させたものである。含硫率は、約30%から約40%に及ぶ。エボナイトは耐候性、耐酸性、耐アルカリ性に優れ、また、機械的強度が強い。ボウリングの球や、万年筆の軸・インク供給部フィード、サクソフォーン、クラリネットといった楽器のマウスピースや、喫煙用パイプのマウスピースに用いられている。黒い色をしている製品が多いが、マーブル柄等の色エボナイトも存在する。見た目や質感は似ているが、いわゆるプラスチック(合成樹脂)とは異なるものであり、あくまでゴムの一種で、天然樹脂に分類される。万年筆の軸に使われる素材は、他にもレジン(天然に、主に植物に生じたやに状物質、天然樹脂)やセルロイド(世界初の高分子プラスチックとなる合成樹脂)があるが、エボナイトで作られた物が、最も製品的に優れていると言われている。材質が稀少であるため、現在はエボナイトでレギュラー品を制作するメーカーは少なく、一部のメーカーが、軸等にエボナイトを使用する程度である。 
コロコロの日。 
東京都品川区東品川に本社を置き、日用家庭用品の製造販売等を手掛ける企業、株式会社ニトムズが、自社で開発した粘着カーペットクリーナー「コロコロ」の商標(需要者に提供者を伝達する標識)出願(1985[昭和60]年)から25周年を記念して、2010(平成22)年に制定。日付は、5月6日の「5」と「6」で、「コ(5)ロ(6)コロ」の語呂合わせから。「コロコロ」は、楽にきれいに掃除ができるツールとして、粘着カーペットクリーナーの代名詞となっている。「コロコロ」は、株式会社ニトムズの登録商標(他人に模倣されたり使われたりしないために、商標を登録すること)である。株式会社ニトムズは、1975(昭和50)年に、粘着テープの製造販売で大きなシェアを誇る包装材料等のメーカー、日東電工株式会社が、個人消費者向けの製品を開拓するプロジェクトチームを会社組織にしたものである。社名は、ニットーホームプロダクツからの造語である。このため、現在も日東電工株式会社が全株を保有する子会社となっている。1983(昭和58)年に販売を開始した粘着式のカーペット掃除用具「粘着カーペットクリーナー」は、商品在庫を整理していた女性社員が、服に付いたゴミを粘着テープで取っている様子からヒントを得て、商品が開発された。この時はまだ「コロコロ」の名称ではなかった。1985(昭和60)年に商品名を「コロコロ」へ変更したが、これは、商品の性能的特長や、発売後に消費者から「コロコロ回る商品」との問合わせがあったことから、とされている。粘着カーペットクリーナー「コロコロ」は大ヒットし、会社の知名度も向上して、業績が急回復する。それ以降は、多様なニーズに合わせて大小様々なサイズの「コロコロ」を発売している。