1月10日 記念日 その4 | スズメの北摂三島情報局

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2011/08/02 リニューアル
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柴犬ハルがお伝えします

さんま寿司の日。 
2004(平成16)年に、三重県熊野市の熊野市さんま寿司保存会が制定。三重県熊野市有馬町に所在する、創立が第10代天皇、崇神天皇の時代(紀元前1世紀頃)とも伝えられる由緒のある神社、産田神社で、1月10日に行なわれる例祭の後の直会(神社に於ける神事の最後に、神事に参加したもの一同で神酒を戴き、神饌[神社や神棚に供える供物]を食する行事[共飲共食儀礼])で、熊野灘沿岸の郷土食「さんま寿司」の原形とされる寿司が出されることから。「さんま寿司」は、秋刀魚(さんま)を開きにし、軽く塩漬けする。秋刀魚が一本丸ごと入る長方形の枠の中に酢飯を入れ、その上に開きにした秋刀魚を、頭を付けたまま乗せて押した物で、押し寿司の一種であり、主に、祝いごとや祭り等の際に作られるが、熊野灘沿岸地域等ではこれを専門に販売する寿司店が何軒も存在し、西日本旅客鉄道(JR西日本)紀勢本線の新宮駅等では駅弁にもなっている。なお、同地方には、米飯に秋刀魚を漬けて発酵させたなれずしもあり、これも特産品となっている。起源としては、こちらの方が古いのではないかと考えられる。なお、押し寿司とは、酢飯と具を重ね、力をかけて押した早寿司である。木製の箱を使って寿司飯と鯛、海老、穴子等の具材を乗せて押した箱寿司が元となっており、江戸時代にできた握り寿司の原型とされる。主に西日本で広範囲にみられるが、江戸では、この押し寿司ではなく握り寿司が発展し、2つの文化に分かれていった。 
インテリア検定の日。 
愛知県名古屋市等に教室を展開している日本インテリア総合研究所が、インテリア検定試験の告知日として制定した日。インテリア業界等と協力して、トータルインテリアのキャンペーン等を行なうとしている。日付は、1月10日の「1」と「10」で、「イ(1)ンテ(10、ten)リア)」と読む語呂合わせから。トータルインテリアコーディネートは、顧客の理想のライフスタイルを実現させるべく、 家具やカーテン、照明器具・小物・グリーン(観葉植物)等に至るまで、インテリアをトータルで提案するサービスとされる。インテリアとは、英語で内面を意味する単語であり、転じて、日本語で室内装飾品という意味であり、室内の装飾やそれに付随する照明、装飾家具等を表わす。広義のインテリアは、室内を装飾する品物全般を指すが、狭義では、その中で装飾性に特化されたものだけを指す。また、インテリアは装飾品、什器そのものより、それによって飾られた室内空間という概念が強い語である。 
豊後高田市移住の日。
大分県豊後高田市が制定。「小さくてもキラリと光るまち」「夢をかたちに 未来に光り続けるまち」を目指し、さまざまな移住定住施策を進める豊後高田市が、子育て支援の充実、教育のまちづくり等の施策を市民と共有して、地方創生の取組みを再認識することが目的。日付は、1月10日の「1」と「10」で、「移住(い[1、一]じゅう[10、十])」と読む語呂合わせから。この日には、「里・山暮らしが楽しめる物件」の紹介等、移住支援の取組みが行なわれる。大分県北部に位置する豊後高田市は、この他にも、8月10日の「8」と「10」で、「発展(は[8、八]ってん[10、ten])」と読む語呂合わせから、8月10日を「豊後高田市全力発展の日」とし、国民の祝日の「昭和の日」から4月29日を「豊後高田昭和の町の日」としている。「豊後高田昭和の町」は、その懐かしい街並みや商品、人々の温かい対応等で全国から多くの観光客を集めている。豊後高田市中心部の商店街は、昭和40年代までは大分県の北東部に位置する国東半島で最も栄えた商店街であったが、その後、大型店の郊外への出店や過疎化のために衰退し、近年では、「犬と猫しか通らない」と言われる程の寂れた状態となっていた。「豊後高田昭和の町」は、この商店街に賑わいを取戻すために2001(平成13)年に始められた町おこしで、衰退のために建替えが進まず、昭和30年代以前の古い建物が約7割も残っていることを逆手に取って、中心商店街に昭和30年代の町並みを再現したものである。地方都市再生の成功例として全国から注目されており、2009(平成21)年には、昭和の町に待望の昔懐かしいボンネットバスが導入された。
イトウの日。
最大で1.5mを越える日本最大の淡水魚であり、絶滅危惧種に指定されている「イトウ」を展示している、北海道北見市留辺蘂町松山に所在する淡水魚の水族館、「北の大地の水族館(施設名は「おんねゆ温泉・山の水族館)」が制定。「北の大地の水族館」の目玉魚である「イトウ」の認知度をさらに上げ、その保護の気運を高めることが目的。日付は、1月10日の「1」と「10」で、「イ(1、一)トウ(10、十)」と読む語呂合わせから。「イトウ」は、日本最大の淡水魚として知られており、体長は約1mから大きいものでは約1.5mに達するが、体長1mになるのには、約15年の歳月が掛かるという。和名は「糸魚」の意味で、これはサケ類としては全長に比して体高が低く、細長い体形である上に、サケとは違い早春に上流に遡上・産卵するため、初春から晩春にかけては生殖活動後の痩せ細った個体が多く見られるために、「糸のように細い魚」という印象が持たれたことによる。日本では北海道の一部(11水系)の河川・湖沼に、その他、樺太(オホーツク海の南西部にある、現在のロシア連邦サハリン州の島)や、南千島(北海道本島の東、根室海峡からカムチャツカ半島の南、千島海峡までの間に連なる列島である千島列島の択捉島以南)に生息している。現在、イトウの生息する南限は北海道南部を流れる尻別川であるが、尻別川での自然増殖は絶望視されている。かつては東北地方の北部にも生息していたが、絶滅した。北海道には広く分布していたが、1960年代には9水系での生存が確認できなくなっていた。また、1980年代末には、24水系での生息報告が途絶えた。生息水位域が減少した主原因は、ダムや頭首工、取水堰等、河川内構造物による遡上妨害、河川の直線化と氾濫原の農地化(乾燥化)による産卵・生育環境の悪化とされているが、「産卵開始までの期間が長く成熟年齢が遅い」「産卵を行う最上流域までの移動距離が長い」といった生物的な特徴も、減少の要因と考えられている。「イトウ」は、釣り人の間ではその希少さと大きさから人気が高く、幻の魚と呼ばれている。養殖が北海道と青森県内等で行なわれており、河川への放流も盛んに行なわれている。食用にも流通し、一部の店ではイトウ料理を食べることができる。肉は白身で脂がのり旨い。旬は、特に脂がのる越冬季の10月頃から3月頃とされる。
糸引き納豆の日。 
東京都荒川区荒川に所在する、納豆を生産する事業者で組織された全国的な業界団体であり、全国に200社を越える会員所属企業を抱える、全国納豆協同組合連合会(納豆連)が制定した日。大豆を納豆菌により発酵させた糸引き納豆は、健康効果や美容美肌効果等が得られるとされ、日本を代表する食品の1つとも言える。日付は、1月10日の「1」と「10」で、「糸引き」の「糸(い[1、一]と[10、十])」の語呂合わせから。また、この時期は受験の時期に当たるため、糸引き納豆の特徴である、その粘り強さで合格を祈念する、という意味もある。なお、7月10日の「7」と「10」で、「納豆(なっ[7]とう[10、十])」の語呂合わせから、7月10日は「納豆の日」とされている。この日は元々、1981(昭和56)年に関西納豆工業協同組合が、関西での納豆の消費拡大を目指して設けた日で、その後、1992(平成4)年に全国納豆協同組合連合会(納豆連)が改めて制定し、全国的な記念日となった。