12月13日 記念日 その4 | スズメの北摂三島情報局

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2011/08/02 リニューアル
2019/07/14 アメブロ移動
柴犬ハルがお伝えします

美容室の日。 
東京都大田区上池台に所在し、東京都大田区を中心に、7店舗の美容室を展開している企業、有限会社西洋髪結の代表取締役社長で、美容師の正宗卓が、2003(平成15)年に制定。12月は美容室に多くの客が訪れる月で、13日は「13」をくっつけると「Beauty」の頭文字「B」になることから。美容界全体で社会貢献をしようと、盲導犬育成のための募金を呼掛けている。美容所とは、美容(パーマ、結髪、化粧等容姿を美しくする)の業を行なうために設けられた施設、或いはその建物である。「美容師法(昭和32年6月3日法律第163号)」により規定されており、開設には都道府県知事への届出が必要となる。一般的には、美容院や美容室と呼ばれている。美容所は、主に女性客対象であり、大手美容サロン「Toni&guy」の調査によると、家から余り離れていない美容所での滞在時間は1時間前後が最適とされ、来店周期は2ヶ月に1度が最も多く、費用としては6,400円程度が妥当、という結果になっている。因みに、美容院というと月曜日・火曜日休みのところが多いが、これはまだ、ガスや電気の供給が未発達であったために、全国で一気に使うと供給が足りなくなるのを防ぐ為に、西は月曜日、東は火曜日が休みとなったことが由来とされる。現在は、そのようなことは起こらないが、昔の名残でそうなっている。2015(平成27)年7月17日、厚生労働省が、「美容室では男性に髪のカットだけのサービスを提供できない」等と定めた1978(昭和53)年の旧厚生省(現在の厚生労働省の前身の1つ)の局長通知を廃止し、男女問わず美容師がカットを行なうことを認める新通知を、全国の自治体に出した。
師走に遺産(相続)を考える日。
大阪市北区角田町に本社を置く、相続税に関しての専門サイト「税理士のチカラ」を運営する企業、スタックインベストメント株式会社が制定。日付は、「師走」ということから12月、「1」と「3」で「遺産(い[1]さん[3])」と読む語呂合わせから12月13日としたもの。毎年、この日に相続に纏わる川柳を募集し、難しくとっつきにくいイメージの相続について、より身近なものとして捉えてもらうことが目的。年末年始に家族で話合うきっかけにしたり、自分達の相続について考える機会にして欲しい、という願いが込められている。スタックインベストメント株式会社では、相続に関する不安や悩み、相続税の心配、遺産分割、生前贈与等、分からないことや迷っていること、困っていることについて相談を受付けている。医師にも外科や内科等の専門医がいるように、税理士にもその分野のエキスパートがいる。スタックインベストメント株式会社には、相続に優れた税理士の全国ネットワークがある。大切な財産を少しでも多く家族の手元に残すため、最適な税理士を紹介してくれる。
宍道湖中海の生態系を守る日。
島根県松江市玉湯町林に所在し、食品として優れ、水質浄化にも役立つシジミの有用性をアピールするために、長年シジミの研究を続けてきた企業、有限会社日本シジミ研究所が制定。淡水と海水が混じる汽水域は水産資源の宝庫であるが、環境変動の激しい水域でもある。1954(昭和29)年12月から1973(昭和48)年11月までの約19年間とされる、高度経済成長期(日本経済が飛躍的に成長を遂げた時期)に治水・利水のため、傷付き乱れてしまった島根県の宍道湖中海の汽水生態系を守ることが目的。日付は、反対する多くの市民の努力によって、1963(昭和38)年からおよそ40年間に亘って行なわれた国家的巨大公共事業「中海・宍道湖干拓・淡水化事業」の正式な中止表明が、2002(平成14)年12月13日に当時の農林水産大臣よりなされたことから、12月13日を記念日としたもの。有限会社日本シジミ研究所は、代表者である中村幹雄が島根県水産試験場を早期退転し、2002(平成14)年5月8日に独りで設立した会社で、日本で唯一のシジミの調査・研究を目的とした研究所である。1人で始めた研究所も、全国から若い志のある研究者が集まり、2017(平成29)年8月時点で14名が研究所の業務に従事している。シジミ展示館の開設やシジミの直売、コンサルタント業務等も行なってきた。島根県松江市と島根県出雲市に跨る宍道湖は、一級水系(分水界[異なる水系の境界線]や、大河川の本流と支流で行政管轄を分けることなく、治水と利水を統合した水系毎に一貫管理するため、国土交通大臣が国土保全上、又は国民経済上、特に重要として指定した水系)の斐伊川の一部である。公共用水域の水質汚濁の防止に関する法律、「水質汚濁防止法(昭和45年12月25日法律第138号)」では、工場・事業所等からの排出水を規制しているが、これだけでは、湖沼の保全のための効果が不十分で、生活系、農林水産系等の排出水も対策する必要があるために制定された、「湖沼水質保全特別措置法(昭和59年7月27日法律第61号)」の指定湖沼で、日本を代表する100の景勝地、日本百景の1つとなっている。主に、大橋川・中海・境水道を介して日本海と接続し、淡水湖ではなく、海水と淡水が入り交じっている汽水湖となっている(平均塩分濃度は、海水の約10分の1)。河川整備計画等では、宍道湖合流点より上流側の区間を斐伊川本川と称する。斐伊川本川下流部から境水道まではほぼ水位差がなく、潮位も影響を受けている。島根県東北部に位置し、面積は日本国内で7番目、島根県内では、鳥取県境に位置する中海に次ぎ、2番目に大きな湖で、宍道湖と中海は、日本では数少ない連結汽水湖である。形状は東西に長い長方形。東西約17km、南北約6km、周囲長約47km。湖の面積の約5割が水深5m以上であり、湖底はほぼ水平となっている。宍道湖の東北部に位置する佐陀川は、天明年間(1781年から1789年まで)に掘削された排水用の人工河川で、直接日本海(恵曇港)と接続している。これによって、島根半島東部は本土と切離されている。底質は、沿岸部の約100mから約200mが砂や砂質泥、それ以外は大部分が泥である。透明度は約1.0mと悪く、富栄養化が進んでいる。湖内に位置する島は、嫁ヶ島だけである。1974(昭和49)年に中浦水門建設が始まり、淡水化事業が開始されたが、アオコの発生被害やシジミの減少等の報告を受け、環境破壊を懸念する声が多かったこと、また、減反政策が進む中、淡水化を実施しても淡水の用途に疑問があることから、1988(昭和63)年に淡水化が延期され、2009(平成21)年には、一度も水門として機能することなく撤去された。宍道湖の周辺湖岸にはヨシが生育している他、アオノリ等の海藻も生育している。宍道湖は、湖内の漁獲量の約9割を占めるシジミ漁が有名である。シジミの種類はヤマトシジミ。1970年代が最盛期とされ、1991(平成3)年から2010(平成22)年まで、宍道湖を含む島根県がシジミの漁獲高で日本一となっていた。その間の「農林水産省 漁業・養殖業生産統計年報 平成12年度」では、全国のシジミ漁獲量約1万9,295トン中、約39%の約7,500トンが宍道湖とされていた。ところが、塩分濃度の低下やアオコの発生等の問題によるシジミの大量死が起きる等したため、漁獲高が急速に減少し、2013(平成25)年には、島根県全体でも2,000tを切る状況となった。そのため、稚貝を栽培して放流したり、禁漁日を増やす等の対策を進め、2014(平成26)年のシジミの漁獲高は、宍道湖は湖沼別で、島根県は都道府県別で、各々日本一を奪回した。この他、汽水湖のために魚種も豊富で、スズキ、モロゲエビ(ヨシエビ)、ウナギ、アマサギ(ワカサギ)、シジミ、コイ、シラウオが宍道湖七珍と呼ばれている。
瓠堂忌。
哲学者・思想家、安岡正篤の1983(昭和58)年の忌日。「瓠堂忌(こどうき)」という名称は、安岡正篤の雅号(本名以外に付ける風雅な名)「瓠堂」に由来する。安岡正篤は、日本主義の立場から保守派の長老として活躍した。日本主義は、明治時代から第二次世界大戦の敗戦における、欧化主義・民主主義・社会主義に反対しながら、日本古来の伝統や国粋を擁護しようとした思想、運動である。第二次世界大戦前、伝統的日本主義を主張した安岡正篤は、第二次世界大戦後においても、東洋古典の研究と人材育成に尽力する一方で、「体制派右翼」の長老として、政財官界に影響力を持ち続けた。