11月22日 記念日 その1 | スズメの北摂三島情報局

スズメの北摂三島情報局

2011/08/02 リニューアル
2019/07/14 アメブロ移動
柴犬ハルがお伝えします

西暦(グレゴリオ暦)AD2023年 令和5年 平成35年  
昭和98年 大正112年 明治156年 皇紀2683年 干支 癸卯(みずのと う)
第4水曜日 旧暦 10月10日、先勝(甲申)、月齢  8.7  
グレゴリオ暦で年始から326日目、年末まであと39日。
誕生花 アロエ・マーガレット・サンショウ。

二十四節気・雑節等 
小雪。
二十四節気の1つ、旧暦十月中気。太陽黄経が240度のときで、僅かながら雪が降り始めるころ。書道や茶道に優れた教養人でもあった、常陸国宍戸藩第5代藩主松平頼救(晩年には太玄斎と号する)が、1787(天明7)年に著した暦の解説書『暦便覧』では、「冷ゆるが故に雨も雪と也てくだるが故也」と説明している。この頃から寒くなり、雨が雪へと変わることがあり、僅かながら雪が降る頃で「小雪」とされる。気温が下がり、北の地方を中心に初雪が舞い始める。冬将軍が到来すると言われる時期で、北の地方では、コタツを押入れから出す家が増える頃。西日本においては、夏みかんを収穫する季節に入る。
虹隠れて見えず。
七十二候の1つ(58候)。 

十日夜。
十日夜とは、旧暦10月10日の夜に行なわれる年中行事である。旧暦10月10日に行なわれる収穫祭で、「刈上げ十日」等とも言われる。稲の刈取りが終わって、田の神が山に帰る日とされる。北関東を中心に、甲信越から東北地方南部にかけて広く分布し、西日本の刈上げ行事である亥の子と対応している。また、この夜の月は、中秋の名月(旧暦8月15日)、後の月(旧暦9月13日)に続く「三の月」と呼ばれ、観月の対象ともされる。一般的には、稲の収穫を感謝し、翌年の豊穣を祈って、田の神に餅やぼた餅が献じられる他、稲刈り後の藁を束ねて藁づとや藁鉄砲を作り、地面を叩きながら唱えごとをする行事が行なわれる。これは、地面の神を励ますためと伝えられるが、作物にいたずらをするモグラを追払う意味も持つ。地域別の風習の一例として、長野県では、田んぼを見守ってくれた案山子を田の神に見立てて、田から内庭に移して供え物をする案山子上げが行なわれる。また、群馬県や埼玉県では、子どもが藁鉄砲を持ち、集団で各家を訪れ、地面を叩いて歩く。十五夜と同じく、月に供え物をする所や、大根の年取りと称して、ダイコン畑に入ることを忌む所もある。その他、田の神送りの日として、2月10日前後の田の神降ろしと一対のものと見做している所も、福島県を中心にして見られる。一方で、藁鉄砲打ちの唱えごとや月への供物の習慣から、この行事は、水田での稲作のみに関わるものではなく、畑作祈願の要素も認められる。
回転寿司記念日。
大阪府東大阪市足代に本社を置く、回転寿司チェーン「廻る元禄寿司」の運営会社、元禄産業株式会社が制定。日付は、回転寿司を考案した元禄産業株式会社の創業者で元会長、白石義明の1913(大正2)年の誕生日に由来する。回転寿司は、各種の寿司を載せた小皿を客席沿いに設置されたチェーンコンベア上に連続して循環させ、客は寿司を皿ごと自由に取上げる、半セルフサービス型の安価な寿司店の形態である。価格は通常、皿の色柄によって何種類かに分かれており(全皿均一価格の店もある)、食後に皿の枚数を数えることで精算を行なう。欲しい種類の寿司が流れてこない時や、温かい汁物、冷たい飲み物等は、客が別途注文を出すことになる場合がある。既に回っている種類の寿司であっても、新たに頼んで握ってもらうこともできる。客席は、コンベアの高さにカウンターが設置された席と、ややコンベアより低い高さにテーブルとソファーが設置されたボックス席とがある。客層として家族連れ等が多い店は、相対的にボックス席の比率が高い。寿司以外には、副食類や飲み物、デザート等を回している店もある。子供向けや工程削減等のために、わさび抜きで握っている店舗では、無料で使用できるわさびが回っていることもある。大阪の立喰い寿司店経営者であった白石義明が、ビール製造のベルトコンベアをヒントに、多数の客の注文を低コストで効率的に捌くことを目的として「コンベヤ旋廻食事台」を考案し、1958(昭和33)年4月、大阪府布施市(現在の大阪府東大阪市)の近鉄布施駅北口に、最初の回転寿司店である「元禄寿司」を開いた。1970(昭和45)年に大阪で開催された日本万国博覧会に「元禄寿司」が出展し、表彰されると一気に知名度が高まり、従来の寿司店の高級化傾向に対し、廉価さ、手軽さ、会計の明朗さで大衆客のニーズを捉えた。1978(昭和53)年に「コンベヤ附調理食台」の権利が切れると、現在の大手となる企業等、新規参入が相次ぎ競争が激化する。元禄産業は飲食店の名称として「まわる」「廻る」「回転」等を商標登録しており、後発の他店は「回転寿司」の名称を利用できない状況が続いていたが、1997(平成9)年に元禄産業は飲食店における「回転」の使用を解放している。日本国内では、「スシロー」(あきんどスシロー)、「はま寿司」(ゼンショーグループ)、「無添くら寿司」(くらコーポレーション)、「かっぱ寿司」(カッパ・クリエイト)の100円均一店大手4チェーンが、全国にそれぞれ300店舗以上を展開している。他の回転寿司チェーンは、一皿数百円の価格設定を中心に展開するチェーンや、これと100円均一店とを平行して展開するチェーン等、多数の企業がしのぎを削っている。安く食べられるのが売りの回転寿司ではあるが、近年では、高級ネタを売りにした回転寿司屋が出てきている。立地としては、漁港や海沿いの都市や県庁所在地の一等地等に店舗を構え、近海で取れる魚や高級魚を売りにした商品が多い一方、チェーン店展開により、くら寿司やスシローの様にタッチパネルを設置して、気軽に注文できるようにした店舗や、ポイントサービスの実施、デザートやコロッケ等のメニューを販売する等して、家族連れも気軽に入れるように工夫をしている。低価格店を中心に作業効率の向上策として、通常のコンベア以外にも、様々な独自設備が盛んに導入されている。使用済みの皿を効率的に回収できるように、カウンター内部に皿回収溝が流れている店もあり、客席毎に皿の投入口が設置され、皿を投入すると数が自動計算され、価格が表示されるようになっている。客に皿を進んで投入させるために、投入した皿の数で自動的に福引をする機能が付いている場合もある。更に、皿の裏に二次元バーコードやICタグを付けることにより、鮮度管理(コンベア上を一定時間以上流れたままになっている寿司を回収する)、売れ筋分析(どのネタがよく売れているか分析し、欠品や廃棄を少なくする)、会計処理効率化(ICタグリーダーで皿を読み取れば、瞬時に正確に料金が計算できる)を行なう等、IT化も進んでいる。ネタ切れのないように、店舗画像の抜打ちチェックをしているところもある。作りたてを選べるように、コンベア上にはネタの写真が回っているだけの店や、液晶パネルに魚が海底で泳ぐ映像が流れ、目当ての魚に触れて選択することで注文ができるというユニークな店等、特色を持たせる傾向もある。さらに、回転式コンベアを設けずに厨房と直通の高速レーンのみを設置して、タッチパネルによる完全注文式とした「非・回転寿司」形態の店舗も増加している。元々、ファミリーレストラン等の外食産業の原価率は、平均して30%程度程度であることと比較して、一般的な回転寿司店でのそれは、50%程度と高い。そのため、一部安価な店舗では、マグロやブリ、マダイ、ヒラメ等の代用魚が用いられることがあったが、2003(平成15)年の「農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律(日本農林規格法、JAS法、昭和25年5月11日法律第175号)」改訂以降は、これらの名称を使用しないこととすると定められている。回転寿司では、本来寿司として使われない寿司種もあり、回転寿司に特有なものとしては、魚では、ビントロ、かにかま、うなぎ、サーモン等、肉類では、カルビ、チャーシュー、ハンバーグ、ローストビーフ、ベーコン、てりやきチキン、ハム、ソーセージ等、揚物では、天ぷら、カツ、エビフライ、からあげ等、その他のものでは、サラダ、コーン、ツナマヨネーズ等が挙げられる。1990年代末に、イギリスの首都ロンドンで回転寿司に人気が集まった。人気に拍車をかけたのは「Yo! Sushi」というチェーン店で、1997(平成9)年にロンドン中心部にあるソーホーで開業し、その後、イギリス国内に次々と開店、1999(平成11)年にパディントン駅構内のプラットホーム上に回転寿司屋を出店したことで注目を浴びた。開業後大きな人気を呼び、創業者のサイモン・ウッドロフは、イギリスの外食産業で大きな地歩を獲得したと報道されている。日本と同様に、商品の価格を皿の色で区別するシステムを採用している。コンベアに並ぶのは寿司の他、刺身、天ぷら、焼きうどん、カツカレー、日本酒、どら焼き等の日本食から、紅茶、パン、ケーキ、果物、唐辛子入り鶏ラーメン、鶏の唐揚げ、餃子までを揃えて、日本料理店として現地の好みに合わせたメニューを工夫している。提供される寿司は、カリフォルニアロールのような裏巻きが多くを占めている。台湾でも、現地企業が、台湾、及び中国本土において回転寿司チェーンを展開している。また、韓国でも、回転寿司店が見られる。日本のチェーンも、ハワイやアジア各国、アメリカ合衆国等に出店している。