シャトー・フォンプレガード詳解 その2
シャトー・フォンプレガード その2
Chateau Fonplegade
格付 2012年 Saint Emilion Grand Cru Classe
格付 2022年 Saint Emilion Grand Cru Classe
AOC Saint Emilion Grand Cru
フォンプレガードの畑はサン・テミリオンで最も古いものの一つで(ローマ人がここの丘の斜面を耕し、植樹した)、今以上に評価されてしかるべきだ。畑は、サン・テミリオンの南斜面、有名なマグドレーヌのシャトーからさほど遠くない所に美しく広がっている。19世紀後半に当時の所有者(ボワサールと言う名のネゴシアン)によって建てられたシャトーは、このアペラシオンでも魅力的な建物の一つだ。1953年からアルマン・ムエックス家が所有している。
クリスティアン・ムエックスが最近になってこのシャトーの葡萄栽培とワイン醸造を引き継いだ。ここはテロワールに恵まれているにも拘らず、長い間がっかりさせられる様なワインを生みだしてきた。フォンプレガードのワインのスタイルは、2000年から変わったようである。
最近まで、フォンプレガードのワインはひらめきが感じられるとは言い難い出来だった。しかし、このシャトーは2000年から方向転換し、品質も向上している様だ。改善の余地は大いにあったのだから、これは難しいことではない筈である。
400年から葡萄園を開いていた歴史があるようで、1852年にジャン・ピエール・ボワサール Jean Pierre Beylot が取得し、城を築いたようです。
1863年にはモルニ Morny が取得し、その後銀行所有を経て、1953年 アルマン・ムエックス Armand Moueix(ムエックス社との関係不明)が所有しますが、2004年6月18日デニスとスティーブン・アダムズ D
樹齢の低い葡萄から造られていたセカンドのシャトー・コート・トロワ・ムーランは、ムエックス所有当時の2000年、2001年は確認できますが、以降のヴィンテージが確認できず、ホームページもシャトー・コート・トロワ・ムーランは掲載されておらず、アダムス家所有以降はフルール・ド・フォンプレガードがセカンドになつているものと思われます。
フルール・ド・フォンプレガード
Fleur de Fonplegade
AOC Saint Emilion Grand Cru
年間生産量 3万本
平均樹齢 20年
発酵・マセラシオン 低温マセラシオン 5日間
40日~45日間、樽内マロラクテイック発酵
新 樽 率 30%、1年落ち70%
樽 熟 成 15ケ月~18ケ月
アッサンブラージュ
2004年 メルロー85% カベフラ 5% カベソー10%
2005年 メルロー85% カベフラ 5% カベソー10%
2006年 メルロー85% カベフラ 5% カベソー10%
2007年 メルロー85% カベフラ 5% カベソー10%
2008年 メルロー85% カベフラ 5% カベソー10%
2009年 メルロー85% カベフラ10% カベソー 5%
2010年 メルロー95% カベフラ 5%
2018年 メルロー85% カベフラ 5% カベソー10%
2019年 メルロー90% カベフラ10%
価 格 表 Fleur de Fonplegade
2006年 £ 8
2009年 £25
2010年 £29
2011年 £19
2012年 £16
2014年 £20
2018年 £13 Wine Searcher 2021.6.2記
シャトー・コート・トロワ・ムーラン
Chateau Cotes Trois Moulins
AOC Saint Emilion Grand Cru
前オーナー、ムエックス家がリリースしていたワインで近年は見かけません。
価 格 表 Chateau Cotes Trois Moulins
1993年 £23
1997年 £14
2000年 £19 Wine Searcher 2021.6.2記
シャトー・フォンプレガード詳解 その1 詳解はこちら
シャトー・フォンプレガード詳解 その2 詳解はこちら
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