『CH ジスクール詳解 その４』

　シャトー・ジスクール　その４

　　　　　Chateau Giscours　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　AOC Margaux　Commune ラバルド

　ラ・シレーヌ・ド・ジスクール

　　　　　　La Sirene de Giscours　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　AOC Margaux

畑　面　積　　　９４ha

樹　　　齢　　　３年～１５年　７５％

　　　　　　　　　１０年～２５年　２５％　

植栽比率　　　カベソー６０％　メルロー３２％　カベフラ　５％

　　　　　　　　　プティ・ヴェ　３％

植栽密度　　　８，３３０本～１０，０００本/ha

平均収量　　　４５hl/ha

樽　熟　成　　１２か月　

新　樽　率　　　２０％、１年落ち８０％

アッサンブラージュ

　　２０１６年　カベソー５８％　メルロー２４％　カベフラ１１％　プティ・ヴェ　７％

　　２０１８年　カベソー６０％　メルロー３２％　カベフラ　５％　プティ・ヴェ　３％　

　　２０２０年　カベソー７０％　メルロー１０％　カベフラ１５％　プティ・ヴェ　５％

　　２０２１年　カベソー６０％　メルロー２５％　カベフラ１５％

　　２０２１年　ノン・リリース

○　２０１４年　PP８４～８６　Neal Martin　eRobert Parker com April 2015

　２０１４年のラ・シレーヌ・ド・ジスコーは、カベルネ・ソーヴィニヨン６０％、メルロー３０％、カベルネ・フラン１０％をブレンドしています。それは少し素朴に感じる軽い、杉の香りの花束を持っています。口蓋はエントリー上の高い酸味と媒体のボディである。それは少しつままれた感じ、仕上げに向かって発展するためにより多くの肉を必要とします。‎

〇２０１７年　PP８９～PP９１ Lisa Perrotti-Brown　Wine Advocate Apr 2018

　２０１７年のラ・シレーヌ・ド・ジスールは、カベルネ・ソーヴィニヨン５５％、メルロー２５％、カベルネ・フラン２０％で構成されています。ミディアムガーネットパープルで、非常にきれいなキルシュとローズヒップティーのノートがあり、赤いプラムのコアとクローブと林床のヒントがあります。味わいはミディアムボディで歯ごたえがあり、フレッシュで、香りのよいフルーツの芯と素朴なフィニッシュがあります。

〇２０１７年　VP８８～VP９０　Antonio Galloni, Vinous　May 2018

大胆でパワフルで、時には少し素朴ですが、それ自体が楽しいものです。しっかりとしたタンニンは、このワインでは珍しいバーリネスと男らしさの印象を増します。通常シレーヌに入る多くのコア区画は霜によって損傷を受けたため、２０１７年は通常よりもわずかに高品質の区画から出現します。２０％のカベルネフランもハイエンドで、はっきりとスパイシーなノートとかなりのストラクチャーが追加されています。

〇２０１７年　VP８７～VP８９　Neal Martin, Vinous.com, May 2018

２５％の新樫材で通常よりわずかに短い持続時間で熟成され、ブラックベリー、タバコ、スパイスのタッチを備えたクリーンで純粋なブーケを持っています。花束は非常に「穏やか」で、グラスの中で徐々に展開します。味わいはミディアムボディで、きめ細かいタンニンで、適度な深みと非常にバランスが取れており、最初から最後まで印象的なハーモニーを示しています。ここには壮観なものはなく、むしろ(うまくいけば)大きな価値を表すおいしいドゥシエムヴァンだけです。

〇　２０１９年　VP９２　Antonio Galloni, Vinous.com, Mar 2020

　柔らかく、ジューシーで魅力的です。甘いレッドチェリー、ラベンダー、バラの花びら、スパイス、ブラッドオレンジの果肉が際どい豪華なセカンドワインで、信じられないほど魅力的です。２０１９年のラシレーヌは絶対的な喜びです。

〇２０１９年　PP９０ Wine Advocate

　クリーミーなベリーフルーツ、チェリー、プラム、スパイスのアロマが、ミディアムからフルボディのリッチで肉質のワインである。コアに細かい深さ、活気のある酸、長く浸透するフィニッシュを備えています。それは７０％カベルネソーヴィニヨンであり、それは最良の方法で示されます。

〇　２０２１年　VP９０～VP９２　Antonio Galloni, Vinous.com

　２０２１年のラ・シレーヌ・ド・ジスクールは、かなり濃厚なセカンドワインです。ブラックチェリー、レザー、タバコ、そして深いピッチのスパイスノートが際立った存在感を放ちます。豊かで、深遠で、層状でニュアンスがあります。２０２１年は、その強いアロマの存在感で際立っていますが、同時に非常に深くエレガントでもあります。カベルネはこのテイスティングで非常に表現力豊かです。シレーヌは素晴らしいセカンドワインです。　予想される飲み頃　２０２４年から２０３３年

１９９８年にシャトー・ジスクールはAOC法違反として告発されました。１９９５年

ラ・シレーヌ・ド・ジスクールに於ける１６，０００ケースは、AOC Margauxとしてリリースされましたが、AOCオー・メドックの葡萄を混入したとするもので、更にブレンドがミルク、水、およびフルーツ酸で加工されたとの意義もあったようです。どうやら従業員からのリークであったようです。(元)監督のジャン・ミシェル・フェランデス　Jean Michel Ferrandez は、「多くの人がそれをしている」と述べたとされます。ジスクールの汚点ですが、近年の出来はティスティング・コメントでご確認ください。　

　　価　格　La Sirene de Giscours　