AOC ショレイ・レ・ボーヌのワイン　その１

　　　　　AOC ショレイ・レ・ボーヌのワイン　その１　

　　　　　　　AOC Chorey Les beaune

　　　　　　　　　　　　　　　　Commune Chorey Les beaune

県　　　名　　　　コート・ドール　Cote d'Or

地　区　名　　　　コート・ド・ボーヌ　Cote de Beaune

Appellation　　　 Appellation Communales／村名アペラシオン
格　付　け　　　　な　し
栽培面積　　　　　▼赤　１３３．０３ha　

　　　　　　　　　▽白　　６．１３ha

生　産　量　　　　▼赤　５，４４０hl 　
　　　　　　　　　▽白　３６２hl 　
基本収量　　　　　▼赤　４０hl/ha　

　　　　　　　　　　▽白　４５hl/ha

最低アルコール濃度　　▼赤　１０．５％　区画名入り１１％

　　　　　　　　　　　▽白　１１％　　　区画名入り１１.５％

葡萄品種　　　　▼赤　ピノ・ノワール、

　　　　　　　　　　補助品種～Cepages Accessoires　シャルドネ、
　　　　　　　　　　ピノ・ブラン、ピノ・グリ以上３種で１５％以内

　　　　　　　　▽白　シャルドネ、ピノ・ブラン

飲み頃　　　　　　▼赤　３年～１０年
　　　　　　　　　▽白　３年～８年
村名ワイン(Appellation Communales)

　〇　AOC ショレイ・レ・ボーヌ（基本収量　赤４０hl/ha・白４５hl/ha）　

　〇　補助的表記　サヴィニ・レ・ボーヌ・コート・ド・ボーヌ

　　　　　歴史的経緯により、赤ワインに限りコート・ド・ボーヌの内１６
　　　　　コミューンは原産地名＋コート・ド・ボーヌを名乗れる。

　〇　AOC コート・ド・ボーヌ・ヴイラージュ

　　　　　コート・ド・ボーヌの内、１６コミューンはAOC コート・ド・ボー
　　　　　ヌ・ヴイラージュをも名乗れる。主としてブレンド・ワイン。
格落ち、地方名ワイン(Appellation Generales)
　〇　AOC ブルゴーニュ（基本収量　赤５５hl/ha、白６０hl/ha)

　根拠法　
　２０１１年１２月　７日政令第２０１１－１８２１号。
　１９７０年AOC取得。

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　ワインの特徴
▼赤ワイン
　かなり鮮やかな色調。しばしばくすんだ紫紅色を呈する。木苺やチェリーなどの小さな赤い果実、桑の実などの黒い果実のアロマが支配的で、年とともに甘草、森の腐敗度、動物、なめし革の香りが現れる。味わいはストラクチャーがしっかりとし、タンニンは適度に溶けている。堅固な骨格のもとで円さを失わず、果実味を残している。軽快でしなやかではあるが、バランスがとれ豊満。若いうちから飲むことが出来る。　　フランスAOCワイン辞典

▽白ワイン
　明るく澄んだ金色。白い花、ヘーゼルナツツやレモンの皮を浸漬したリキュールのアロマを感じる。若いうちは溌剌としているが、このフルーティなワインはかなり速やかにそのしなやかさを広げ、風味と滑らかさを増し、余韻が長くなる。

　　　　　　　　　　　　　　　フランスAOCワイン辞典

　テロワール
　葡萄の完熟を促す暑い夏と乾燥した秋、寒い冬をもつ大陸性気候である。斜面の麓にあり標高は２３０ｍから２４５ｍ。鉄分を含む石ころだらけの底土の上に泥灰質石灰岩の沖積土壌は、１０００年の時を経て丘から流れ落ちた土砂が堆積したものである。砂利層は泥土が多くシャイヨ～Chaillotsと呼ばれる中生代ジュラ紀にできた石灰質の火打石のかけらが豊富なアロース・コルトン村と、粘土質で小石の多い石灰岩のサヴィニィ・レ・ボーヌ村に近い、乾いた砂利の岩層の基盤は葡萄樹に適している。　フランスAOCワイン辞典

◎　特級も１級もない平坦地で産出される村名ワインですが、意外に評判がよろしいようです。山本博氏のブルゴーニユ・ワインによれば、Les Champs LongとPiece du Chapitreが最上。後はLes Beaumonts 、Les Ratosses、 Les Crais 、Poirier Malchauseeの区画が挙げられています。
　造り手は、ジャック・ジェルマン(Chateau de Chorey、Chateau Germain)。トロ・ボー～Tollot Beaut、トロ・ヴォアリック～Tollot Voarick、ドメーヌ・ゲイ～Domaine Gay(Domaine Michel Gay et Fils)がお勧めのようです。
　　　
　　　　　
　　Tollot Voarick　イメージ