AOC モンテリーのワイン その1
AOC モンテリーのワイン その1
AOC Monthelie
Commune Monthelie
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県 名 コート・ドール Cote d'Or
地 区 名 コート・ド・ボーヌ Cote de Beaune
栽培面積 赤 107.90ha 内PC 33.94ha
白 22.43ha 内PC 1.63ha
生 産 量 赤 4,500hl 内PC 1,182hl
白 584hl 内PC 96hl
基本収量 赤40hl/ha
白45hl/ha
最低アルコール濃度
赤 10.5% PC又は区画名付き 11%
白 11% PC又は区画名付き 11.5%
葡萄品種
赤 ピノ・ノワール、
シャルドネ、ピノ・ブラン、ピノ・グリ以上3種で15%以内
白 シャルドネ、ピノブラン
飲 み 頃 赤 5年~10年 良年ものは15年
白 3年~8年
村名ワイン
〇 AOC モンテリー(基本収量 赤40hl/ha、白45hl/ha)
〇 補助的表記 サヴィニ・レ・ボーヌ・コート・ド・ボーヌ
歴史的経緯により、赤ワインに限りコート・ド・ボーヌの内16
コミューンは原産地名+コート・ド・ボーヌを名乗れる。
〇 AOC コート・ド・ボーヌ・ヴイラージュ
コート・ド・ボーヌの内、16コミューンはAOC コート・ド・ボー
ヌ・ヴイラージュをも名乗れる。主としてブレンド・ワイン。
◎ 概 観
ヴォルネ村の南に隣接し、ムルソー村を西から見下すような南東向きの斜面に畑が広がっている。赤はAOCヴオルネのように女性的、バニラや西洋サンザシの花の香りを放つ白はムルソーの白を連想させる。
◎ ワインの特徴
赤ワイン 美しいルビー色の色合いを呈する。チェリーやカシスなどの小さな赤や黒い果実、ときにスミレや芍薬などの花のアロマが、熟成とともに森の腐葉土、シダやスパイスの香りを伴う。たくましく、タンニンがかすかに収斂性を感じさせるが、本来の滑らかさが損なわれることはない。ビロードの風合いがあり、肉付きが繊細なタンニンと調和し、円みがあり、優雅。女性的な印象をAOCヴォルネと分かち合う。フランスAOCワイン辞典
赤ワイン モンテリには、お隣ヴォルネのようなかぐわしさと絹のような滑らかさがない。とはいえお隣オセイ・デュレスよりは濃さと張りがある。深みをもちながらどことなくあか抜けない粗い味わいがする。頑丈なワインと言えるだろう。ブルゴーニュワインがわかる マット・クレイマー
白ワイン 緑色を帯びた黄金色を呈し、ヴァニラ香のニューアンスがある。西洋サンザシなどの花、生のヘーゼルナッツの豊かなアロマを放つ。白のグラン・ヴァンに不可欠な酸に支えられたまろやかさを持ち、豊満。
◎ テロワール
コルトン山が地質の完璧な境目になっている。標高200~300m、赤味を帯びた褐色土壌で、珪土質の球状塊や石灰質の火打石の破片≪シャイヨ≫を含み、リン酸やカリウムが豊富である。畑は日の出から日没まで太陽があたっている。北部ではよりソフトでフルーティなワイン、南部ではしっかしりしたストラクチャーのワインになる。小石まじりの土壌はソフトで気品あるワインを、粘土、泥灰質土壌はより堅固で複雑なワインを産出する。
◎ ワインはいたって生彩がない。白はすぐに酸化してしまう。
◎ 生産者の評価
〇 Domaine Monthelie Douhairet~ドメーヌ・モンテリ・ドゥエレ
〇 Chateau de Monthelie~シャトー・ド・モンテリ
〇 Joseph Druhin~ジヨゼフ・ドルーアン
〇 Hospices de Beaune~オスピス・ド・ボーヌ
〇 Louis Jadot~ルイ・ジャド