AOC ピュリニ・モンラッシュのワイン　その７

　　　　　　　AOC Puligny Montrachet　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Commune Puligny Montrachet

◎　エチケット　Premier Cru（クリマ別）

〇　Le Cailleret～ル・カイユレ　
　地図を眺めれば、ル・カイユレが優れた個性を持つわけが承知できる。ほかならぬル・モンラッシュの優位に疑念を抱く人がいたら、これと比較しさえすればいい。ル・カイユレにはル・モンラッシュの深い響きがなく、むしろ石のような風味と鋼を思わせる固さを持つ点でシュヴァリエ・モンラッシュにつうじる。見事な１級だが手に入れるのは難しい。ほぼ全部をジャン・シャルトロンが所有するが、うち、シャサーニュ・モンラッシュのコラン家である。　　ブルゴーニュワインがわかる

　　　

　　　　

　　　
23-1
〇　Les Demoiselles～レ・ドモワゼル　

　　　
〇　Les Chalumaux～レ・シャリモー
　これもまた立地が教えてくれるところが多い。シャリモーは丘を高く上ったブラニの近くにある。その特徴はブラニにある畑のどれにも共通するもので、ワインははっきりとしたテロワールの味を持ち、酸が強く、気品に溢れる。みどころは香り高さにあり、決して大柄とは言えないワインのスケールをはみださんばかりである。ブルゴーニュワインがわかる

　　　

　　　　

　　　

〇　Les Combettes～レ・コンベット　
　濃さと強いミネラル風味を持つワインを生む１級畑。レ・コンベットの個性が一番よくわかるのは、これと接するムルソー・シャルムと比べた時かもしれない。みずみずしさに溢れるムルソーと並ぶと、ピュリニ特有の張りつめた味わいが際立つだろう。どちらもうまいが、コンベットのほうには切りつけたような鮮やかさがある。ブルゴーニュワインがわかる

　　　

　　　