AOCシュヴァリエ・モンラッシュのワイン その1
AOCシュヴァリエ・モンラッシュのワイン その1
AOC Chevalier Montrachet
Commune Puligny Montrachet
地 区 名 コート・ド・ボーヌ Cote de Beaune
Appellation Appellation Communales/村名アペラシオン
格 付 け Grand Cru
栽培面積 白 7.08ha(7.36ha表記も)
生 産 量 305hl
基本収量 40hl/ha
最低アルコール濃度 12%
葡萄品種 シャルドネ
飲 み 頃 5年~15年 良年物はさらに長く20年まで楽しめる。
村名ワイン(Appellation Communales)
〇 AOC シュヴァリエ・モンラッシュGrand Cru(基本収量 40hl/ha)
格落ち(Appellation Communales)
〇 AOC ピュリニ・モンラッシュ Premiers Crus(基本収量45hl/ha)
~モンラッシュの騎士の意。特級畑のモンラッシュ達の中では、サン・トーバン村よりに位置し、標高は265mから290mと最も高いクリマである。
根拠法
2011年11月9日政令第2011-1493号に於いて、AOC Chevalier Montrachet に続きGrand Cru表記が認められています。
◎ 特 徴 モンラッシュの特級畑
モンラッシュ~あふれる果実味、オイリーで肉厚。
バタール・モンラッシュ~モンラツシュの庶子(Batard)と言われ、芳醇でボ
ディが厚い。
シュヴァリエ・モンラツシュ~バランス良く、上品で洗練の極致。
ビアンヴニュ・モンラッシュ~モンラッシュの末っ子と言われ、やや軽く、複雑でま
ろやか。精緻なワイン。
クリオ・バタール・モンラッシュ~軽く、ミネラル豊か。
フランスAOCワイン辞典
◎ シュヴァリエ・モンラッシュ
シュヴアリエ・モンラッシュはモンラッシュの真上に接している。モンラツシュと異なり、畑は全てピュリニ村に収まる。だが、畑もワインも全く別物である。土壌はモンラツシュのそれよりもずっと石とチョーク質が多く、急勾配で、標高も高い。モンラッシュの畑があるのは250mから270mのところだが、シュヴアリエは265mから290mの間のところにある。
シュヴァリエ・モンラッシュのみせるテロワールの味は、ことによるとブルゴーニュの白の中でもっとも深くて強く、個性が歴然としているかもしれない。そのスパイスめいたところも比類がない。モンラツシュほど豊満でないかわり、同じくらい品格に溢れ、比類ない美点となっている。モンラッシュが存在しなければ、かわりに玉座にのぼるのはきっとシュヴァリエだろう。
ネゴシアンのルイ・ラトゥールとルイ・ジャドが造るレ・ドモワゼルと旧クリマが表記されるワインがある。※1
シュヴァリエ・モンラッシュから飛び地となっているレ・カイユレのクリマの一部で、1800年代中期にジュリとヴォワイヨ姉妹が所有していたことに由来したドモワゼル(お嬢さん)と呼ばれていたクリマであり、1900年代後半に特級編入を果たしたようです。 ブルゴーニュワインがわかる マット・クレイマー