『AOC マランジュのワイン その１』

　AOC マランジュのワイン

　　　　　　　AOC Maranges
　　　　　　　　　　　　　　　　Commune Cheilly Les Maranges
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　シェイィ・レ・マランジュ
　　　　　　　　　　　　　　　　Commune Dezize Les Maranges
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ドジズ・レ・マランジュ　
　　　　　　　　　　　　　　　　Commune Sampigny Les Maranges
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　サンピニィ・レ・マランジュ

県　　　名　　ソーヌ・エ・ロワール　Saone et Loitr
地　区　名　　コート・ドール　Cotes d'Or
　　　　　　　　　　　　　　　／コート・ド・ボーヌ　Cote de Beaune　　　
Appellation　 Appellation Village／村名アペラシオン
格　付　け　　Premier Cru　

栽培面積　　赤　１７０．９１ha　内プルミエ・クリュ　７９．１３ha　
　　　　　　　 白　　８．１８ha　内プルミエ・クリュ　２．８９ha　
基本収量赤４０hl/ha
白４５hl/ha
最低アルコール濃度
　　　　赤　１０．５％　プルミエ・クリュ又は区画名付き１１％
　　　　白　１１％　　　プルミエ・クリュ又は区画名付き１１.５％
葡萄品種　
　　　　赤　ピノノワール。シャルドネ、ピノ・ブラン、ピノ・グリ以上
　　　　　　　　　３種で１５％以内
　　　　白　シャルドネ、ピノ・ブラン
飲　み　頃　
　　　　　赤　４年から６年　プルミエ・クリュと良年のものはさらに長い。
　　　　　白　４年から６年　プルミエ・クリュと良年のものはさらに長い。
村名ワイン
　　◯　AOC マランジュ（基本収量　赤４０hl/ha、白４５hl/ha）
　　◯　AOC マランジュ・コート・ド・ボーヌ（基本収量４０hl/ha）

　　　　　　歴史的経緯により、赤ワインに限りコート・ド・ボーヌ全１６村は
　　　　　　コミューン名＋コート・ド・ボーヌを名乗れる。

ワインの特徴
　ときに濃く、紫を帯びる輝くルビー色を呈する。カシスの芽、小さな赤い果実の砂糖漬けなどのアロマが広がる。熟成を経て森の腐葉土の香りが現れる。甘草やゴマの風味があり、３～４年、収穫年によってはさらに長い熟成を豊かな酸が支える。タンニンが溶けてなめらかで、骨格がしっかりとし、果実味があり、堅固で力強くふっくらとしている。　フランスAOCワイン辞典　　　　　
　　
　優美な金色を呈する。芳香高く、西洋サンザシ、アカシアやスイカズラなどの白い花、アーモンドやトロピィカルフルーツのアロマを放つ。熟成とともに擦った火打石、蜂蜜の香りが現れる。しなやかで繊細な印象、過度に大振りでなく、細やかである。豊満で調和がとれている。フランスAOCワイン辞典

　テロワール
　Côte de Beaune 地区と連続した斜面ではないが、同じ地区名で地質は同様である。多様な丘と谷が連続している。南南東向きの斜面は標高 240～400m の間にある。コザンヌ渓谷にあるCheillyは小石まじりの軽い表土である。Sampigny とDezizeは Santenay 南部のClimats (固有の terroirs にある lieux-dits )を共有している。褐色の石灰質と石灰質の泥灰土がその特徴である。
　　ブルゴーニュ・ワイン委員会

　根拠法　
　２０１１年１１月３０日政令第２０１１－１７０３号に於いて、AOC Marangesに続き premier cru表記が認められています。　