シャトー・オー・グラヴェ詳解
シャトー・オー・グラヴェ
Chateau Haut Gravet
格付外
AOC Saint Emilion Grand Cru
畑 面 積 7.0ha
年間生産量 5.5万本
オーナー アラン・オーベール(オーバート)Alain Aubert
平均樹齢 25年
植栽密度 6,000本/ha
収 量 45hl/ha
発酵・マセレーション ステンレスタンク、
新 樽 率 100%。樽内マロラクテック醗酵。
樽 熟 成 18ケ月
コラージュ しない。
濾 過 しない。
飲み頃の続く期間/ 収穫後6年から15年
2000年 PP90
このシャトーが生産した最上のワインだ。縁いっぱいまで濃い紫色をしており、甘いノーズはブラックベリー、チェリー、カシスの果実と混ざり合った燻煙やトーストを思わせる。フルボディで、豪勢で、リッチで、凝縮感がある。純粋さは卓越しており、タンニンも溶けている。2006年から2020年までは最良の状態を楽しめるはずだ。このヴィンテージの掘り出し物である。最終試飲2003年1月
予想される飲み頃 現在から2020年
2001年 PP88~90
これまたサン・テミリオンのオーベール家の手になる本格的な作品だ。日の打ちどころのない2000年に続くこの年のワインは、本格的で、リッチで、エキス分があり強烈で、層状で、ミディアムボディ。溢れんばかりの量の黒系果実と混ざり合った誰にでもわかる香ばしい新樽を感じる。最終試飲2003年1月
予想される飲み頃 2014年まで
2003年 PP88~90
潜在的にはこのヴィンテージの掘り出し物だ。オー・グラヴェの傑作である。深みのあるルビー/紫色をした、フルボディのスタイルで、弱い酸、チェリーの咳止めシロップのような風味、ふっくらした、肉付きの良い中間部、セクシーなフィニッシュが感じられる。複雑さはあまり見られないが、口の中をいっぱいにするワインで、しっかりしている。
予想される飲み頃 現在から2018年
2005年 PP89
2008年 PP89~91 Wine Advocate♯182 Apr 2009
予想される飲み頃 2012年から2020年
2009年 PP87
2010年 PP89~91
サン・テミリオン・ヴィンテージ・チャート
1996年 PP87、 2001年 PP90、 2006年 PP88、 2011年 PP87
1997年 PP86、 2002年 PP87、 2007年 PP86、 2012年 PP89
1998年 PP96、 2003年 PP90、 2008年 PP92、 2013年 PP82
1999年 PP88、 2004年 PP88、 2009年 PP93
2000年 PP96、 2005年 PP99、 2010年 PP94
Chateau Haut Gravet 2011.08 記
2000年 3,600円、2006年 4,800円位
Wine Searcher 平均 2,845円 2013.01補記
一般的な評価
比較的新しいこのシャトーは、名高いラ・クースポードを所有するオーベール一族の、価値あるシャトーの一つである。デビュー・ヴィンテージから最高級のワインを生みだしており、ここもまたお値打ちワインである。
シャトー・オー・グラヴェ・グラン・シューマン
Chateau Haut Gravet Grand Chemin
AOC Saint Emilion Grand Cru
一族所有のシャトー・ラ・クースボート 詳解はこちら
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