クロ・デュブルイユ詳解
クロ・デュブルイユ
Clos Dubreuil
格付 2022年 Grands Crus Classes
AOC Saint Emilion Grand Cru
Commune Saint Christophe des Bardes
セカンド アンナ・ド・クロ・デュブルイユ
Anna de Clos Dubreuil (キュヴェ説も有り)
畑 面 積 赤7.3ha 全8.55ha
年間生産量 1.5万本
オーナー ラルフ・イーズ&リサ・イーズ Ralph et Lisa Eads 2005年取得
管 理 アラン・レイノー 2023年から
作付割合 メルロー70% カベフラ25% カベソー 5%
平均樹齢 40年
植栽密度 6,500本/ha
収 量 40hl/ha
発酵・マセレーション 4週間
新 樽 率 60%
樽 熟 成 18ケ月、樽内マロラクティック醗酵
コラージュ 不 定。
濾 過 不 定。
アッサンブラージュ
2001年 メルロー90% カベフラ10%
2010年 メルロー90% カベフラ10%
2011年 メルロー85% カベフラ15%
2012年 メルロー90% カベフラ10%
2016年 メルロー85% カベフラ15%
2017年 メルロー85% カベフラ15%
2018年 メルロー80% カベフラ20%
2019年 メルロー80% カベフラ20%
2020年 メルロー75% カベフラ25%
2021年 メルロー75% カベフラ25%
飲み頃の続く期間/ 収穫後5年から15年
評 価 ボルドー第4版より 重要なヴィンテージ
○ 1997年 PP89
このヴィンテージのスターの一つ、クリーミーな舌触りをした1997年は、西洋杉のような、チョコレートのような、フルーツケーキの香りのする甘いノーズを感じさせる。更に、空気に触れさせてやると、大量のブラックラズベリーとチェリーが姿を現す。葡萄の完熟感のある、肉感的なこの作品は、酸は弱く、ゴージャスな、飲み手に優しいワインで、今後素晴らしく訴えかける筈である。向こう3年で飲みたい。最終試飲2001年3月 予想される飲み頃 2004年まで
○ 1998年 PP92
重々しい、フルボディの壮観な1998年は、巨大な、凝縮感がある。チョコレート、西洋杉、コーヒー、ブラックベリー、チェリーのアロマと風味を誇っている。酸が弱く、多面的な作品は、鈴なりのグリセリン、エキス分、豊潤さを持っている。素晴らしくエキゾチックな、充実した風味のある、口にしがみつくようなワインは、向こう16年で楽しみたい。最終試飲2002年3月
予想される飲み頃 2017年まで
○ 1999年 PP90
濃いルビー/紫色をした、感性に訴えるワイン。ゴージャスなまでに甘いブラックカラント、ジャムにしたようなチェリーを感じさせる、ミディアムからフルのボディで、汁気の多い、層をなす舌触りで、酸は弱く、ふっくらした、享楽的なフィニッシュがある。樽香、酸、タンニンが見事に融合している。向こう10年で飲みたい。最終試飲年月2002年3月 予想される飲み頃 2012年まで
○ 2000年 PP91
濃い紫色をした2000年は、この小さいシャトーからの、卓越した見本。純粋なクレームドカシスと、ほのかなブルーベリー、アカシアの花、スモーキーな、香ばしいオークが混ざり合った様な特徴がある。フルボディの、贅沢な舌触りをした、リッチでありながらも構造の感じられる、輪郭のはっきりしたワインで、フィニッシュは余韻が長い。2006年から2020年までの間に飲めるはずである。最終試飲2003年1月 予想される飲み頃 2020年まで
○ 2000年 PP93 Wine Advocate June 2010
このセクシーな、豪華な2000年サンテミリオンは完全な成熟に達しています。それは桑、クレーム・ド・カシス、キルシュ、エスプレッソ、スモーキー、トーストオークの特徴、フルボディ、豪華/豪華な質感、絹のようなタンニン、豊富な風味の複雑さの負荷と一緒にリムに密な紫色を持っています。
予想される飲み頃 2020年まで
○ 2001年 PP91 Wine Advocate June 2004
2001年は、最も魅力的な価格の付いた、サン・テミリオンのいわゆるガレージ・ワインの1つと言える。常にセクシーで、くらくらしそうな作品で、溶けたチョコレート、ジャムにした様なブラックチェリーの果実味、カシス、甘草、燻煙の取り合わせを感じさせる。チェリーリキュール、チョコレート、エスプレッソローストの趣がある。表情豊かで、みずみずしく、食欲をそそるワインで、現在から向こう10年から12年にかけて飲みたい。 予想される飲み頃 2016年まで
○ 2002年 PP89~91
これは期待通りのガレージ・ワインだ。ブラックベリーリキュールに混ざり合ったモカ、燻煙、エスプレッソのアロマが、汁気の多い、ミディアムボディで、果実味豊かで、魅惑的なサン・テミリオンのグラスから滝のように出てくる。多分10年は美味しく飲めるだろう。 予想される飲み頃 2013年まで
○ 2003年 PP92~95
筆頭のガレージ・ワインの1つ。メルロー95%、カベルネ・フラン5%と言うブレンド比率の、独特な500ケースは、2003年に大成功をおさめた。驚くようなことではないが、これはこのヴィンテージの最も恵まれたテロワール、石灰性粘土質によるものだ。ローストしたエスプレッソ、ジャムにした様な甘いキルシュリキュール、プラム、ブラックカラント、カラメルを思わせる卓越したブーケが、このエキゾチックな、派手なスタイルのサン・テミリオンのグラスから飛び出す。厚みがあり、ジューシーで、酸は弱く、phは高い。ふっくらしたワインで、まさにバランスの限界にあるが、度が過ぎる手前にある。 予想される飲み頃 2015年まで 👇追加
○ 2003年 PP92 Robert Parker Wine Advocate ♯164 Apr 2006
この豪華でエキゾチックでスパイシーなサンテミリオンは、梅リキュール、イチジク、チョコレート、甘いブラックチェリー、カラントの香りと味を提供しています。酸味が低く、豊かさが大きく、官能的な触覚の印象を受けて、人生の最初の10年間に最もよく消費されます。悲しいことに、このガラギステ操作の生産は限られています。 予想される飲み頃 2016年まで
○ 2004年 PP91 Wine Advocate June 2007
完璧に高品質の小さなガラギステの不動産から、このワインはヴィンテージのための顕著な成功です。エスプレッソロースト、カシス、チェリージャム、チョコレートのノーズを持つダークプラム/ルビー/パープル、このフルボディワインは豪華に豊かです(2004年は珍しくそう)、酸味が低く、果物は非常に強烈です。豪華な食感は、ワインの魅力的な魅力を追加するだけです。 予想される飲み頃 2020年まで
○ 2005年 PP92
2005年
○ 2006年 PP91 Wine Advocate ♯181 Feb 2009
予想される飲み頃 2019年まで
○ 2007年 PP89 Wine Advocate ♯188 Apr 2010
予想される飲み頃 2017年まで
○ 2008年 PP95 Wine Advocate ♯194 May 2011
予想される飲み頃 2021年まで
○ 2009年 PP94+ Wine Advocate ♯199 Feb 2012
予想される飲み頃 2012年から2027年
○ 2010年 PP94 Robert Parker Wine Advocate Feb 2013
甘草、ブラックベリー、ボイセンベリーフルーツのノートは、いくつかの炭と混ざり合い、燃える残り火と花のノートはすべて、素晴らしい強度と快楽主義的な性格を持つこの豊かで柔らかく、多肉のワインのグラスから飛び降りる。それは驚異的な魅力を提供します。 予想される飲み頃 現在から2028年
○ 2011年 PP92 Wine Advocate April 2014
私のお気に入りのカルトセントエミリオンの一つ、経営者ブノワトロカードは一貫して花、黒チェリー、グリセリンと果物のノートをロードされている豪華な、快楽主義的なワインを判明します。より挑戦的なヴィンテージから、2011年はその傾向に従います。ハードエッジのない2011年の比較的いっぱいで、この豪華なサンテミリオン。 予想される飲み頃 2022年まで
○ 2012年 PP95 eRobertParker com April 2015
美しいブラックカラント、ブラックラズベリー、甘草、素朴なアンダートーンを持つもう一つのインキーで不透明な紫色のワイン、このフルボディ、豪華で緻密な。
予想される飲み頃 現在から2030年
○ 2014年 PP92 Wine Advocate ♯212 Apr 2014
予想される飲み頃 2022年まで
価 格 Clos Dubreuil
2008年 £46 2015年 £80
2009年 £74 2016年 £75
2010年 £85 2017年 £64
2011年 £95 2018年 £77
2012年 £82 2019年 £50
2013年 £45 2020年 £50
2014年 £64 2021年 £ WINE SEARCHER 2021.6.19記
ル・テルトル・ロートブッフの所有者フランソワ・ミジャヴィルの息子、ルイ・ミジャヴィルがここのガレージ・ワインを造っている。年間400ケースしか生産されないこのワインを幸運にも見付けることがあったら,逃してはならない。
年間400ケースしか生産されないこのガレージ・ワインを幸運にも見付けることがあったら、その機会を逃がしてはならない。他の同列シャトー、クロワ・ド・ラブリーのような壮観さはないが、クロ・デュブルイユは常に秀逸で、1997年のヴィンテージから一貫して90以上のポイントを挙げている。ミクロ・キュヴェのファンならば、買うべきワインである。
2011年8月にリブルヌの競馬会社社有地を新たに取得し、4.2haに拡張しましたが、100年以上の未耕作地のためワイン生産は暫く時間がかかりそうです。
アンナ・ド・クロ・デュブルイユ
Anna de Clos Dubreuil
AOC Saint Emilion Grand Cru
畑 面 積 2ha
年間生産量 1.2万本
平均樹齢 40年
土 質 石灰岩粘土
平均収量 40hl/ha
収 穫 手摘み
新 樽 率 30%、1年落ち樽70%
樽 熟 成 18ケ月
アッサンブラージュ 2015年 メルロー85% カベフラ10% カベソー 5%
期待飲み頃期間 7年~8年
Saint Emilion Vintage Chart
2000年 ☆☆☆☆☆ 2011年 ☆☆
2001年 ☆☆☆ 2012年 ☆☆
2002年 ☆☆ 2013年 ★
2003年 ☆☆☆ 2014年 ☆☆
2004年 ☆☆ 2015年 ☆☆☆☆
2005年 ☆☆☆☆☆ 2016年 ☆☆☆☆
2006年 ☆☆ 2017年 ★
2007年 ☆☆ 2018年 ☆☆☆
2008年 ☆☆☆ 2019年 ☆☆
2009年 ☆☆☆☆ 2020年 ☆☆
2010年 ☆☆☆☆ 2021年 BY Rokudenachi Chan
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