CH テルトル・ドゲ詳解
シャトー・テルトル・ドゲ(ドーゲ・ドゲイ)
Chateau Tertre Daugay
Saint Emilion Grand Cru Classe
AOC サン・テミリオン・グラン・クリュ
~テルトルは小さな丘、ドゲは見晴らしの良い丘の意。
セカンド シャトー・ド・ロックフォール
Chateau de Roquefort
年間生産量 3,000本~4,000本
畑 面 積 16.0ha
年間生産量 6万本
オーナー ドメーヌ・クラレンス・ディロン
前 レオ・ド・マレ・ロックフォール
Leo de Malet Roquefort
作付割合 メルロー60% カベフラ40%
平均樹齢 25年
植栽密度 5,800本/ha
収 量 40hl/ha
発酵・マセレーション ステンレスタンク、澱のミクロ・ビュラージュ
新 樽 率 70%
樽 熟 成 12ケ月~14ケ月
コラージュ す る。
濾 過 軽 く。
アッサンブラージュ
1995年 メルロー60% カベフラ40%
1996年 メルロー70% カベフラ30%
1998年 メルロー80% カベフラ20%
1999年 メルロー80% カベフラ20%
2000年 メルロー70% カベフラ30%
2002年 メルロー60% カベフラ40%
2003年 メルロー70% カベフラ30%
2004年 メルロー70% カベフラ30%
2005年 メルロー65% カベフラ35%
2006年 メルロー70% カベフラ30%
飲み頃の続く期間/ 収穫後3年~14年
○ 1998年 PP87
暗いルビー/ガーネット色をしており、エレガントなベリーのノーズには西洋杉、土、スパイスの香りも感じられる。ミディアムボディで、ほど良く輪郭がはっきりしており、余韻が長く、豊潤さがあり、上品。大胆な、派手なワインの時代(特にサン・テミリオンではそうである)、このワインの節度あるつつしみや、魅力的な葡萄の完熟感や芳醇さは喝采すべきものである。向こう8年で飲むこと。最終試飲2002年3月
予想される飲み頃 2010年まで
○ 1999年 PP86
テルトル・ドゲの良好な作品だ。濃いルビー色をしており、完熟したベリーの果実、煙草、西洋杉、スパイシーな樽香のスタイリッシュな芳香がある。ミディアムからフルボディで、濃厚なのに、やわらかい。今から8年は美味しく飲めそうなワインだ。最終試飲2002年3月。 予想される飲み頃 2010年まで
○ 2000年 PP86
もっと良好なものになることを期待していたのだが、いささか画一的な、ぎこちないワインと判明した。暗いルビー色をしており、ミディアムボディで、本当の魅力や複雑さはない。とは言え、将来的には頭角を現しても不思議はない。最終試飲2003年1月。 予想される飲み頃 2012年まで
○ 2001年 PP86~88 Wine Advocate April 2003
非常に魅力的で、エレガントなテルトル・ドゲの傑作のようだ。ワインは深みのある、甘い、ハーブの色合いがあるブラックチェリーやカラントの果実と混ざり合ったいくらかのスパイス箱やフルーツケーキを見せている。エレガントで、ミディアムボディで、甘い。最初の7年から8年で飲むのが理想的だ。最終試飲2003年1月。 予想される飲み頃 2011年まで
○ 2002年 PP86
○ 2003年 PP88~90
おそらく長年に生産された最高級のテルトル・ドゲイは、2003年に湿った地球、香、スパイスボックスの概念と混ざった甘いキルシュとブラックカラントフルーツを展示しています。ミディアムボディと良いサイズ、広大さ、甘いタンニンに恵まれています。
○ 2005年 PP85 Wine Advocate # 176 April 2008
快適な、一次元のサンテミリオン、2005年テルトル・ドゲは、ハーブ、甘いチェリー、嫌な土壌、およびスパイスのヒントの香りを明らかにします。
予想される飲み頃 2018年まで
○ 2006年 PP85~86 Wine Advocate may 2008
○ 2007年 PP85~86 Wine Advocate # 176 April 2008
○ 2009年 PP89~91 Wine Advocate ♯188 April 2010
この優れた、まだ悪用されたテロワールは、これまでその最高のテルトルダウガイを生産しています。ダークルビー/パープル色の2009年は、黒いラズベリー、甘草、ブラックチェリーの香り、フルボディへの媒体、絹のようなタンニン、層状の口当たり、そして広大な仕上がりを提供しています。
予想される飲み頃 現在から2025年
○ 2010年 PP88~PP90 Wine Advocate # 194 May 2011
ラストヴィンテージ
私が味わった最高級のテルトル・ダウガイスの一人(2009年も魅力的ですが)、ヴィンテージのこの枕木は濃い紫色の色だけでなく、甘いキルシュ、黒い果物、甘草、グラファイトの豊富な香りを示しています。肉体的な、層状の口当たり、適度なタンニンへの軽さとスパイシーで頭のよい仕上げでフルボディにミディアム。
予想される飲み頃 2013年から2023年
価 格 表 Chateau Tertre Daugay
2000年 £52 2011年 £
2001年 £26 2012年 £
2002年 £39 2013年 £
2003年 £ 2014年 £78
2004年 £ 2015年 £
2005年 £37 2016年 £
2006年 £21 2017年 £
2007年 £24 2018年 £
2008年 £21 2019年 £
2009年 £60 2020年 £
2010年 £33 2021年 £
WINE SEARCHER 2021.6.8記
ワイン製法のずさんさと経営のまずさから、1960年代と1970年代にこのシャトーは完全に信用を失った。1978年にラ・ガフリエールの経営者レオ・ド・マレ・ロックフォール伯爵がこのシャトーを買い取り、畑とセラーの両方を大きく改善した。立ち直りにいくらか時間がかかってはいるが、近年のものは今までより有望だ。凡庸な出来のワインがこれだけ続いた後では、なおさら期待も大きい。
歴史的に見て、テルトル・ドゲはサン・テミリオンの最も古いシャトーの1つであり、多くの第一特別級の畑に近い、丘の斜面に位置している。実際ここの名 前であるドゲは「見晴らしの良い丘」を意味するガスコーニュ地方の言葉である。ここの畑は日当たりが非常に良いため、葡萄は最大限の完熟が約束される。底土にかなりの鉄分を含む、粘土と石灰岩からなる土壌は、ワインに偉大なボディと凝縮感を与えていると言われている。
一般的な評価
テルトル・ドゲのワインはここ15年でだいぶ良くなり、今は健全に造られている。サン・テミリオンの伝統的なスタイルで醸造され、品質はメドックの良好なブルジョワ級に匹敵する。
2006年格付けにおいて一旦格落ちとなり、訴訟の結果地位安泰を受けたシャトーの1つです。
2011年、シャトー・オー・ブリオンの持ち株
会社「ドメーヌ・クラレンス・ディロン」が、シャトー・テルトル・ドゲを買収しました。併せてシャトー・ラロゼ 詳解はこちら も買収し、両者をシャトー・クインタス Chateau Quintus に変更 詳解はこちら ドメーヌ・クラレンス・ディロンと言えば、ルクセンブルク大公国ロベール殿下が大株主です。
シャトー・ド・ロックフォール
Chateau de Roquefort
AOC Saint Emilion Grand Cru
畑 面 積 16ha
平均樹齢 25年
平均収量 40hl/ha
樽 熟 成 12か月~14か月
セパージュ
2001年 メルロー40% カベフラ60%
2003年 メルロー40% カベフラ60%
類似別物 AOC Bordeaux
シャトー・オー・ドゲ
Haut Daugay
AOC Saint Emilion Grand Cru
年間生産量 13,000本
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