CH クーヴァン・デ・ジャコバン詳解
シャトー・クーヴァン・デ・ジャコバン
Chateau Couvent des Jacobins
格付 2012年 Saint Emilion Grand Cru Classe
格付 2022年 Saint Emilion Grand Cru Classe
AOC Saint Emilion Grand Cru
~クーヴァンは修道院、ジャコバンはドミニコ派の教団。
ジャコバン修道院の意と思われます。
セカンド ル・ムニュ・デ・ジャコバン
Le Menut des Jacobins
年間生産量 5,000本
畑 面 積 10.7ha
年間生産量 3.5万本~4万本
オーナー アラン&ローズ・ノエル・ボルド
Alan Borde & Rose Noelle Borde
作付割合 メルロー85% カベフラ11% プティ・ヴェ 4%
平均樹齢 40年~45年(樹齢8年~61年)
植栽密度 7,000本/ha
収 量 35hl/ha~40hl/ha
発酵・マセレーション 25日~35日間。
低温マセラシオン
新 樽 率 平均50%、残りは1年落ち樽
2023年 40%
樽 熟 成 12ケ月~15ケ月。澱に触れたまま。
樽内マロラクティック醗酵(20%~30%)
コラージュ す る。
濾 過 しない。
2020年ヴィンテージ エコサートによるオーガニック認定
アッサンブラージュ
2011年 メルロー85% カベフラ15%
2012年 メルロー85% カベフラ15%
2013年 メルロー90% カベフラ10%
2014年 メルロー86% カベフラ10% プティ・ヴェ 4%
2015年 メルロー85% カベフラ11% プティ・ヴェ 4%
2016年 メルロー85% カベフラ10% プティ・ヴェ 5%
2017年 メルロー85% カベフラ12% プティ・ヴェ 8%
2018年 メルロー82% カベフラ11% プティ・ヴェ 7%
2019年 メルロー85% カベフラ10% プティ・ヴェ 5%
2020年 メルロー85% カベフラ10% プティ・ヴェ 5%
2021年 メルロー70% カベフラ23% プティ・ヴェ 7%
飲み頃が続く期間/ 収穫後4年~14年
飲む時期、予想される成熟度、デカンティング時間
推奨セラーリング期間 3年~5年
推奨デカンティング時間 1時間
推定賞味期間 ヴィンテージ後5年~15年間 出典 The Wine Cellar Insider
マリアージュ
子牛肉、豚肉、牛肉、子羊肉、鴨肉、狩猟肉、ローストチキン、ロースト、蒸し煮、グリル料理など、あらゆる種類の古典的な肉料理と最もよく組み合わせます。
アジア料理や、マグロ、マッシュルーム、パスタなどの魚のコースとの相性も抜群です。 出典 The Wine Cellar Insider
○ 1998年 PP86
ミディアムボディの、単刀直入な作品。土、熟したブラックチェリー、乾燥させたプロヴァンスのハーブ、新樽の香りがする。フィニッシュは痩せていて、生硬で、点数を低くせざるを得ない。最終試飲2002年3月 予想される飲み頃 2012年まで
○ 1999年 PP85
中程度に暗いプラム色で、ブロッコリー、チェリー、土、ほのかなプロヴァンスのハーブを思わせるアロマがある。肉付きの良いアタックであるが、口に含むと幅が亡くなり、フィニッシュは唐突に終わる。タンニンは軽く、酸はちょうど良い。向こう4年から5年で飲んでしまいたい。最終試飲2002年3月 予想される飲み頃 2007年まで
○ 2000年 PP88
色は深みのあるルビー/紫色で、土が溶け民だハーブとブラックチェリーの甘いアロマがある。このみずみずしいワインは、向こう12年に渡って単刀直入な、ふっくらした、フルーティな楽しみを与えてくれるだろう。最終試飲2003年1月。 予想される飲み頃 2015年まで
○ 2001年 PP87~PP88
このシャトーの好調なパフォーマンスを表すワイン。2001年のクーヴァン・デ・ジャコバンは、縁いっぱいまで濃いルビー/紫色で、乾燥ハーブ、甘草、黒系果実、土の香りがする。ミディアムボディで、良好な酸と熟したタンニンがあり、フィニッシュはほどほどに長い。この果実味が一杯のサン・テミリオンは、2005年~2013年が最盛期となる筈である。最終試飲2003年1月 予想される飲み頃 現在から2013年
○ 2009年 PP88~90+ Wine Advocate June 2011
1982年以来ここで作られた最高級のワインは、2009年に溶けた甘草、ローストハーブ、ブラックカラント、サクランボの古典的なノートを媒体でフルボディ、純粋、真剣に恵まれた個性に持っています。タンニンは充実していますが、絹のような統合があり、ワインは長く権威があります。 予想される飲み頃 現在から2026年
○ 2012年 PP85 Wine Advocate
スタイルで左岸にわずかに傾いている軽く、新鮮な鉛筆リードの帯状のブーケを持っています。口蓋はダスキーブラックフルーツでミディアムボディで、尖った酸味で口の中に少し粒状ですが、オークは強すぎて、コカ漆塗りの仕上げに支配的すぎると感じます。たぶん、それはその木材を食べることができるかどうかを確認するために、さらに2〜3年を提供していますか?
○ 2014年 PP88~PP90+ Wine Advocate
Couvent des Jacobins2014年は、上を越えたり、線引を失うことなく、活気のある赤いカラントと暗い梅の果実、背景にキルシュのヒントを持つ魅力的なブーケを持っています。口蓋は粒状のタンニン、グリッピーでかなりオークの赤いフルーツで、仕上げに向かってタリーの倍音が付いたミディアムボディです。しかし、私はこの聖エミリオンが立派なバランスを保ち、細かい長さを表示すると感じています。これはここでボトルの可能性をチェックする価値があるかもしれません。
○ 2015年 PP90~PP92+ Wine Advocate
幸いにもグラスの中で合体するように見え、最終的にボイセンベリー、イチゴのパスティーユとバイオレットのタッチの香りに向かって落ち着く非常に豪華なブーケを持っています。オークはうまく統合されているようです。口蓋は細かいタンニンでミディアムボディです。入り口には新しいオークがたくさんありますが、口の中にうまく残っている仕上がりのタンニックな構造と新鮮さに感謝します。それは仲間の複雑さを持っていないかもしれませんが、それはボトルで3〜4年後によく飲むべきです。
○ 2016年 PP88~PP90 Wine Advocate
ブラックベリー、茶色のスパイスとゲームのタッチと魅力的なブーケを持っています。おそらく、このサンプルにはほんの少しのブレタノミセスがありますか?口蓋は粒状のタンニン、鮮明な酸味でミディアムボディで、口蓋の途中で少しつまみ、現時点では少し乾燥した感じがする構造化された仕上がりです。うまくいけば、これはボトルの中で1つを肉付けします。
○ 2017年 PP91 Wine Advocate
深いガーネット紫色の色にミディアム、焼きブラックベリー、暖かいプラムとギャリーグ、ソテーハーブとスモーク肉のヒントと黒い森のケーキのノートを表示します。ミディアムボディの口蓋は、しっかりとした、歯ごたえのあるタンニンと筋肉の黒い果物を支える大胆な新鮮さの固体構造を持ち、少し硬く仕上げます。
○ 2019年 PP90~PP92 Wine Advocate Barrel Sample 2020
収量は38hl/haでした。アルコール度数は14.5%、pHは3.76です。フレンチオーク樽(225リットルと500リットル)で25%新品で約12か月間熟成されています。濃いガーネットパープルのノーズは、プラムの煮込み、ブラックチェリージャム、ポプリ、海鮮、エスプレッソ、スターアニスのタッチのフルーツケーキの香りを提供します。コクのある味わいは、歯ごたえのある食感とフレッシュさの豊富なスパイシーなブラックフルーツに詰め込まれ、スパイシーなノートに仕上げられます。
○ 2020年 PP92~PP94 Wine Advocate Barrel Sample 2021
アルコールレベルは14.5%、pHは3.68です。フレンチオーク樽で予想される12〜15か月間熟成しており、45%が新品です。深いガーネットパープル色で、焼きたてのブラックベリー、ブラックチェリージャム、プラムの煮込みに加えて、湿った土、エスプレッソ、甘草のタッチと野生のキノコの漂流で、自信を持ってグラスから出て行きます。ミディアムからフルボディの味わいは、ミネラルとエキゾチックなスパイスのニュアンスが絡み合ったたくさんの黒いフルーツの層で非常にしっかりと巻かれ、粒子の粗いタンニンと新鮮さのバッグで囲まれ、活気のあるリフトで仕上げられています。
○ 2021年 PP92~PP94 Wine Advocate Barrel Sample 2022
2021年のCouvent des Jacobinsは大成功を収め、甘いスパイス、甘草、ローム質の土壌の概念と混ざり合ったチェリーとプラムのアロマを提供します。ミディアムボディからフルボディで、豊かで肉質で、肉質でジューシーな果実と熟した構造化タンニンの生き生きとしたコアがあり、印象的に濃縮されています。ドゥニ・ポマレードは、この地所のブドウ園はひどくつや消しにされていたと説明しています:この10.5haの農園の内、2haは30hl/haの収穫量を生み出し、残りは4hl/haの収穫量を生み出しました。
〇 2021年 VP90~VP92 Neal Martin, Vinous.com Barrel Sample 2022
ブラックベリー、ブライアリー、グラファイトの香りの控えめなブーケがあり、同業他社よりも集中していて新鮮です。味わいはミディアムボディで、サッピーな赤い果実、上質なタンニン、適度な長さ、フィニッシュのサピッド感があります。こちらのサンテミリオンがおすすめです。
価 格 表 Chateau Couvent des Jacobins
2000年 £50 2011年 £25
2001年 £36 2012年 £25
2002年 £ 2013年 £23
2003年 £ 2014年 £25
2004年 £ 2015年 £32
2005年 £ 2016年 £26
2006年 £31 2017年 £22
2007年 £ 2018年 £31
2008年 £40 2019年 £22
2009年 £33 2020年 £23
2010年 £38 2021年 £
WINE SEARCHER 2021.6.3記
クーヴァン・デ・ジャコバンは、13世紀にこの地に建てられたドミニコ派の修道院に因んで名づけられた。1902年からここを所有するジョワノ・ボルドー一族が、細心の注意を払って運営している。
畑はサン・テミリオンの町のすぐ隣に位置していて、砂礫と粘土質の土壌にある。ここから生み出されるワインは色が暗く、リッチで、アルコール度がやや高く、質感がある。クーヴァン・デ・ジャコバンの質は、興奮させられると言うよりは、信頼がおけるものである。
クーヴァン・デ・ジャコバンはこの町の表玄関の入り口のすぐ左側にあり、その地下のワインセラーは、この地域で最も素晴らしいものの1つである。ここのワインがさほど突出していなくとも、おと連れルには興味深い、見栄えのするシャトーである。
一般的な評価
信頼のおけるワインだが、葡萄の選別をもっと厳しくすれば、もっと良くなるだろう。
現在の所有者ボルド家が1902年から所有しているシャトーのようです。パーカーがセラーを褒めていますが、地下の石灰岩を掘って造られたもので、空調設備もあるとか。自宅兼用のシャトーでステンドグラスを使っているなど装飾に凝っている様です。
エチケットにはシャトー表記がないので単にクーヴァン・デ・ジャコバンとすべきなのかも?回廊で有名なサンテミリオンの修道院の名を冠しています。
ル・ムニュ・デ・ジャコバン
Le Menut des Jacobins
AOC Saint Emilion Grand Cru
価 格 表
2002年 £10
2013年 £27
2015年 £25 WINE SEARCHER 2021.6.3記
カリセム
Calicem
AOC Saint-Emilion Grand Cru
2015年ファースト・リリース 畑面積 1ha未満のメルロー古樹、有機栽培
2020年 メルロー100% 500㍑樽22ケ月熟成 14.5%/Abv
2,240本 25hl/ha
○ 2018年 PP91+ Wine Advocate
メルロー100で造られた2018年カリセムは、深いガーネットパープル色で、プラムプリザーブ、ブルーベリーパイ、マルベリーに加えて、落ち葉、ほこりっぽい土、クローブオイルの香りがゆっくりと浮かび上がります。ミディアムからフルボディの味覚は印象的な活力に満ちており、カリカリの黒と青の果物の袋と粒子の粗い食感を提供し、長くて素朴に仕上げられています。
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