『CH ラトゥール・マルティヤック詳解』

　シャトー・ラトゥール・マルティヤック　

　　　　　　　Chateau Latour Martillac

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Cru Classe des Graves

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　AOC Pessac Leognan

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Commune マルティヤック

セカンド　　　　　ラグラーヴ・マルティヤック　

　　　　　　　　　　　　Lagrave Martillac

畑　面　積　　　赤４０ha　白は１０ha　全敷地６５ha

年間生産量　　１３．２万本　 (白３万本)

オーナー　　　クレスマン家　Kressmann(１９２９年取得)　

作付割合　　　カベソー５５％メルロー４０％プティ・ヴェ　５％

平均樹齢　　　　３５年

植栽密度　　　７，２００本/ha～８，５００本/ha

収　　　量　　　４５hl/ha

仕　立　て　　　　ドゥーブル・ギュイヨー

発酵・マセレーション　３週間　一部樽内マロラクティック醗酵　

新　樽　率　　　３５％

樽　熟　成　　　１５ケ月～１８ケ月

コラージュ　　　す　る。

濾　　　過　　　しない。

特　　　徴　　　　軽いワイン

アッサンブラージュ

　　２０００年　カベソー６１％　メルロー３４％　プティ・ヴェ　５％　　
　　２００１年　カベソー６０％　メルロー３５％　プティ・ヴェ　５％　　
　　２００２年　カベソー６３％　メルロー３２％　プティ・ヴェ　５％　　
　　２００３年　カベソー６５％　メルロー３０％　プティ・ヴェ　５％　　
　　２００４年　カベソー６３％　メルロー３２％　プティ・ヴェ　５％　　
　　２００５年　カベソー６５％　メルロー３２％　プティ・ヴェ　３％　　
　　２００６年　カベソー５４％　メルロー４２％　プティ・ヴェ　４％　　
　　２００７年　カベソー６５％　メルロー３２％　プティ・ヴェ　３％　　
　　２００８年　カベソー５５％　メルロー４０％　プティ・ヴェ　５％　　
　　２００９年　カベソー５３％　メルロー４２％　プティ・ヴェ　５％　　

　　２０１１年　カベソー５０％　メルロー４３％　プティ・ヴェ　７％

　　２０１２年　カベソー５１％　メルロー４２％　プティ・ヴェ　７％　　
　　２０１３年　カベソー６０％　メルロー３２％　プティ・ヴェ　８％　　
　　２０１４年　カベソー６６％　メルロー２７％　プティ・ヴェ　７％

　　２０１５年　カベソー５４％　メルロー４０％　プティ・ヴェ　６％

　　２０１６年　カベソー６０％　メルロー３２％　プティ・ヴェ　８％　　　　　　　　　　

　　２０１７年　カベソー６３％　メルロー３０％　プティ・ヴェ　７％

　　２０１８年　カベソー６０％　メルロー３２％　プティ・ヴェ　８％

　　２０１９年　カベソー７２％　メルロー２０％　プティ・ヴェ　８％　

　　２０２０年　カベソー６０％　メルロー３０％　プティ・ヴェ１０％

　　２０２１年　カベソー６０％　メルロー３０％　プティ・ヴェ１０％　

飲み頃の続く期間/　収穫後５年から１８年

　飲む時期、予想される成熟度、デカンティング‎‎時間

　シャトー・ラトゥール・マルティヤックは、デカンティングで若いうちから楽しむことができます。若いヴィンテージは、１～２時間程のデカンティングがお勧めです。これにより、ワインは香料を柔らかく開きます。古いヴィンテージは、堆積物を取り除くのに十分なデカンティングをほとんど必要としないでしょう。‎

　‎シャトー・ラトゥール・マルティヤックは、通常、５〜７年のセラーリングが必要でしょう。もちろん、それはヴィンテージのキャラクターによって少し異なる場合があります。シャトー・ラトゥール・マルティヤックは９年から１７年間に成熟のピークを迎えるでしょう。‎　出典　The Wine Cellar Insider　

　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　赤(署名の地色も赤)　　　　　　　　　　　　　　　白　字色は緑系

　評　価　ボルドー第４版より　重要なヴィンテージ＋補記

○　１９９５年　PP８６

　オリーブ、煙草、スモーキーな、レッドカラント、チェリーの香りのするノーズの後に、エレガントな、ミディアムボディの、やわらかい、滑らかな舌触りが続く。今でも飲めるし、向こう５年は飲める。最終試飲１９９７年１１月

　予想される飲み頃　２００３年まで　

○　１９９６年　PP８３

　ミディアムボディの、単刀直入なワインで、良好なスパイスや、ほどほどの果実味、単純な性格がある。いくらかのタンニンはあるが、軽いワインだ。

　予想される飲み頃　２００８年まで　

○　１９９７年　PP８６

　リッチな、甘いワインで、色、エキス分、余韻の長さがある。スモーキーな、香ばしいオークのノーズ、魅力的なブラックカラントの果実味、甘草の趣がある。たぶん７年～８年は美味しく飲めるだろう。最終試飲２０００年３月

　予想される飲み頃　２００８年まで　

○　１９９８年　PP８７

　このシャトーにしては凝縮感のある作品。甘い、香ばしい、ブラックカラントの果実と絡み合ったタールや土の香りを思わせる。タンニンは熟しており、ミディアムボディ、バランスのとれた秀逸なワインだ。

　予想される飲み頃　現在から２０１６年まで　

○　１９９９年　PP８６

　このエレガントな１９９９年は、樽香がはなはだしく投与されているが、とげのあるカラントの果実味もある。中量級で、純粋さは上等。

　予想される飲み頃　２００７年まで　

○　２０００年　PP８９

　私がこれまで試飲した最上のラトゥール・マルティヤックだ。成長した、濃いルビー/紫色をした２０００年は、西洋杉、桑の実、ブラックカラント、燻煙の大柄で甘い、華々しいブーケがある。ミディアムからフルボディで、葡萄の完熟感、凝縮感があり、しっかりしている。この印象的な作品は、たぶん２００５年から２０１６年が最盛期となるだろう。　予想される飲み頃　２０１６年まで　

○　２００１年　PP８７

　この深みのあるルビー/紫色をしたワインの、攻撃的なレベルの香ばしい新樽が、またもやスパイシーな、ミディアムボディの、画一的な性格を支配する。深みは良好だが、タンニンとオークが優勢となっている。　予想される飲み頃　２０１３年まで　

○　２００３年　PP８９　Wine Advocate

　‎スパイシーなタバコ、ブラックカラント、中国の紅茶、素朴なノートは、この暗いガーネット色、ミディアムボディ、よく作られたペサックレオニャンに存在しています。それは良い果物と新鮮さと完全に成熟したキャラクターと一緒にいくつかのタルトを明らかにします。‎　予想される飲み頃　２００８年まで　

○　２００４年　PP８５　Wine Advocate

　‎このオーステリーなスタイルのキュビーのわずかな果実は、新しいオークによって支配されています。それは開発の見栄えの悪い段階にあるかもしれませんが、木材成分は完全に過剰すぎます。‎　予想される飲み頃　２０１８年まで　

○　２００５年　PP８８～PP９0　Robert Parker　Wine Advocate Apr 2007

　多くの場合、積極的にオーク材が効いており、２００５年の Latour Martillac は、以前のヴィンテージよりも木材成分をよりよく吸収したようです。深いプラム/ルビー/パープルカラー、鉛鉛筆の削りくず、スモーク、ペイングリル、レッドチェリー、ブラックカラントの甘い香り、ミディアムボディ、きめ細やかな酸味、優れた仕上がりの柔らかなスタイルの努力です。予想される飲み頃　２０２２年まで　

○　２００５年　PP８９　Robert Parker　Wine Advocate　#176 Apr 2008

　‎深いルビー/紫色をした色は、鉛鉛筆削り、煙、トーストオーク、甘い黒いチェリーとカラントの香りがこのミディアムボディのペサックレオニャンに続きます。良好な酸味、優れた濃度、そしてしっかりとした、少し厳格な渋い仕上げを持っています。‎　予想される飲み頃　２０１３年から２０２５年　

○　２００５年　PP９０＋　Robert Parker　Wine Advocate　Jun 2015
　濃いルビーパープルで、オークはまだ些細なことを示しすぎていますが、この２００５年は濃縮され、豊かで、おそらく私が今まで Latour Martillac から味わったワインの中で最も抽出され、最も密度が高いです。まだ若々しい(カシスとグラファイトがたくさんある)この２００５年は成熟のプラトーに入りました。それはさらに５年で全盛期に達し、四半世紀以上続くはずです。　予想される飲み頃　２０２０年から２０４５年　

○　２００６年　PP８７　Wine Advocate February 2009

　新鮮な酸とたくさんのスパイスと共に、素朴、革張り、木製の煙、甘いチェリー、赤いカラントの特徴が見られます。この暗いルビー/紫色の色を消費, ミディアムボディペサックレオニャン。　予想される飲み頃　２０１９年まで　

○　２００７年　PP８７　Wine Advocate April 2010
　‎このミディアムボディ、少しオーキー、タンニック、魅力的なスパイスボックス、甘酸っぱいチェリー、そして嫌いな土壌ノートを提供しています。‎　予想される飲み頃　２０１６年まで　

○　２００８年　PP８７　Wine Advocate May 2011、

　‎ミディアムボディでかわいいワインである２００８年は、微妙なバーベキュースモーク、スモークされていない葉巻タバコ、甘い赤と黒のカラントの概念を丸いフルーツフォワードスタイルで明らかにします。‎　予想される飲み頃　現在から２０２５年　

○　２００９年　PP９３　　Robert Parker　Wine Advocate Feb 2012

　‎このシャトーから最高のワイン(彼らのセンセーショナルな２００５年よりもさらに良い)、このフルボディワインは、深く、層状で多次元的なスタイルでブルーベリー、ブラックカラント、アスファルトと燃焼炭の残り火のノートを提供しています。それは印象的に純粋でよく構築され、私が過去に持っていたこのワインを覚えているよりもはるかに大きな集中力と長さがあります。‎　　予想される飲み頃　２０１７年から２０４２年　

○　２０１０年　PP９０～PP９２　Robert Parker　Wine Advocate #194 May 2011

　２００５年以来、Latour Martillac の最強のヴィンテージであるこの濃い紫色の２０１０年は、黒スグリ、グラファイト、煙、土のノートを提供します。深みのあるコクがあり、抜群のピュアさと程よいタンニンは、休眠段階から抜け出したばかりの２００５年を彷彿とさせます。２０１０年に３年〜４年間の地下室を与え、その後２０年間でそれを飲みます。

○　２０１０年　PP９０　Robert Parker　Wine Advocate #205 Feb 2013

　‎スパイシーなオーク、エレガントなブラックカラント、豊かなフルーティーさ、森林の床と湿った地球のヒントの豊富なノートに続いて、甘いタンニンとタバコの葉と煙の古典的なペサックレオニャン/グラーヴの特徴とミディアムからフルボディのワインが続きます。深いフルーツ、適度なタンニンと長い仕上げ。‎

　予想される飲み頃　現在から２０３３年　

○　２０１１年　PP９１　Wine Advocate #212 April 2014

　‎権威ある、豊かな、集中した努力、インキー/紫色、グラファイトとブラックカラントの香りだけでなく、ヴィンテージキャラクターを超越する驚くほど完全で強力な味を持っています。‎　予想される飲み頃　２０１７年から２０３４年　

○　２０１２年　PP８８～PP９０　Robert Parker　Wine Advocate　Apr 2013

　燻製されていない高級葉巻タバコ、黒スグリ、グラファイトの特徴に続いて、柔らかく熟した濃いルビー/紫がかったミディアムボディのよくできたワインが、オーク、酸味、タンニンがうまく調和しています。今後１２年から１５年にわたってそれを飲んでください。　予想される飲み頃　２０１３年から２０２８年　

○　２０１２年　PP９０　Robert Parker　Wine Advocate Apr 2015

　濃密なルビー/パープルカラーを持ち、オークのより良い統合は、プラム、ブラックカラント、甘草、微妙な地球の多くを示すフルボディワインにこの媒体で明らかです。熟したタンニンと長い仕上げで、ミディアムからフルボディです。これは、ペサックレオニャン、このヴィンテージのトップアペラシオンの一つから別の成功した２０１２年です。‎　予想される飲み頃　２０１５年から２０３５年　

○　２０１３年　PP９０～PP９２　Robert Parker　Wine Advocate Aug 2014

　‎印象的に濃縮された２０１３年 Latour Martillac は、不透明なルビー/パープルカラーだけでなく、グラファイトとブラックカラントの暗いノートを持っています。このミディアムボディ、緻密な２０１３年は、新鮮さと精度、甘いタンニンと驚くほど熟したおいしい果物を与えるタルト酸を持っています。ペサック・レオニャンの成功した努力。‎　予想される飲み頃　現在から２０２９年　

○　２０１４年　PP９０～ＰＰ９３　Neal Martin eRobert Parker com April 2015

　蒸し暑いブラックベリーとブライアリーフルーツの軽いつまみブーケを持っていますが、素晴らしいヴィンテージのエネルギー感覚を欠いています。口当たりは甘い熟したダークチェリーとコショウのエントリでミディアムボディです。タンニンは柔らかく、飽和感があり、仕上げはかなりの長さではないにしても、立派な精度でノーズを補います。これは、バレルで劇的に改善することができるペサック・レオニャンです。コンポーネントは、単に一緒に編み取る必要があります。‎

〇　２０１４年　PP９１　Neal Martin　Wine Advocate　Mar 2017

　２０１４年 Latour Martillac は強烈なブラックベリー、ブライアリー、温かみのあるグラベル、バルサミコのノートが特徴の魅力的なブーケで、非常に明確に定義されており、ペサックレオニャンを徹底的に呼び起こします。味わいはミディアムボディで、しなやかで熟したタンニンがあります。口の中でやさしく、構造化されていませんが、肉厚で満腹感があり、砕いたイチゴ、レッドチェリー、ホワイトペッパーが満足のいくフィニッシュに向かって扇状に広がります。これは同業他社に比べて早い飲酒ですが、よく造られています。

○　２０１５年　PP９２～ＰＰ９４　Neal Martin Wine Advocate ♯224 Apr 2016

　‎それは暗いチェリーとブラックカラントの香り、グラスの中で時間とともに出現するカシスのスミゲンで、もう少しハイトーンで発信ブーケを持っています。口当たりは、細かいタンニン、ここで心地よい塩味、非常に本当の血統の仕上げに集中してミディアムボディです。これは、シャトーから素晴らしいペサック・レオニャンです - 近年最高の一つ。‎　予想される飲み頃　２０２１年から２０４５年　　

〇　２０１５年　VP９１～VP９４　Antonio Galloni Vinous.com　Apr 2016

　２０１５年 Latour Martillac は素晴らしいです。木炭、煙、甘草、梅、紫のノートが強い第一印象を与えます。パワフルで筋肉質な味わいの２０１５年は、優れた深みと全体的な強度を提供します。これは明らかに暗くて精力的なワインですが、すべての要素が全体を通してうまくバランスが取れています。２０１５年 Latour Martillac は、ヴィンテージの嬉しい驚きの１つになりつつあります。

○　２０１５年　PP９３　LPB　Wine Advocate Feb 2018

‎深いガーネット紫色の色のミディアム、赤と黒のサクランボのコアと香りの良い地球のワフトとシナモンスティック、クローブとアニスのスパイシーなノーズを持っています。口当たりはジューシーなフルーツがたくさんあり、仕上げを持ち上げる新鮮な袋を持つ細かいタンニンのしっかりとしたフレームでミディアムボディです。‎

○　２０１６年　PP９２～ＰＰ９４　Neal Martin　Wine Advocate Apr 2017　

　最初は控えめなノーズを持っていますが、それは広がり、十分なブラックベリーとラズベリーフルーツ、そして黒オリーブの微妙なヒントを持つかなり魅惑的なペサック・レオニャンになります。私はここで精度を賞賛します。口当たりは、ブラックベリーとビルベリーフルーツ、海塩と黒胡椒で覆われた細かい、しなやかなタンニンでミディアムボディです。仕上げに優れた焦点と豊富な新鮮さを示し、これは喜びの多くの年を与える保証され、洗練された Latour Martillac です。‎

○　２０１６年　PP９３　Lisa-P-Brown　Wine Advocate　Nob 2018

　ベイリーフ、鉄鉱石、黒い土壌のタッチでノーズに暖かいプラム、キルシュ、レッドカラントゼリーを持つ深いガーネットパープルの色に媒体です。筋肉質の果実の十分に持続した中程度の口当たりを持つミディアムボディ、それは非常に長く仕上げ、きめ細かいタンニンと素晴らしい新鮮さのしっかりとしたバックボーンを持っています。‎ 　予想される飲み頃　２０２０年から２０３７年　　

〇　２０１６年　VP９３　Neal Martin　Vinous.com　Jan 2019

　２０１６年 Latour Martillac は、ブラックフルーツ、ブラックオリーブ、セージのタッチ、そして時間とともに現れるブルーフルーツのヒントなど、クラシックなペサックレオニャンの香りを鼻に漂わせます。味わいはミディアムボディで、サッピーなブラックフルーツと上質な酸味があります。仕上がりに向かって少しコンパクトですが、持続性は良好です。私の感じでは、これは瓶詰め後すぐに閉鎖されますが、ここには素晴らしいワインがあります。

〇　２０１７年　VP９４　Antonio Galloni Vinous.com　Mar 2020

　２０１７年 Latour Martillac は、カベルネ・ソーヴィニヨンの風味、深み、ストラクチャーがたっぷり詰まった、濃厚でパワフルなワインです。ブラックチェリー、グラファイト、スパイス、レザー、ラベンダー、メントールが２０１７年に印象的な個性とパワーを吹き込みます。２０１７年は真面目で、時には頑固なワインで、柔らかくなるのに時間が必要です。しかし、初期の段階でも、それは印象的ですe.

○　２０１８年　PP９３～ＰＰ９５　Lisa-P-Brown　Wine Advocate Apr 2019

　‎深いガーネットパープルの色、大胆なカシス、チョコレートで覆われたチェリーと梅の香りでグラスから破裂し、スモークミート、スミレとアニスのヒントに加えて、プロヴァンスのハーブのワフトが続きます。フルボディでしっかりした口の中できめ細かい粒度の口当たりは、ジューシーな果物と風味豊かな層で覆われ、長くて香りがします。‎

〇　２０１８年　VP９３　Neal Martin　Vinous.com　Dec 2021

　２０１８年 Latour Martillac は、ノーズに寛大で、黒と赤の果実をたっぷりと提供し、ミントとメントールのタッチが時間とともに徐々に現れますが、前に述べたように、より多くのペサックDNAが伝わってくるのを見たいと思います。味わいはバランスが取れていますが、現時点ではオークが非常に目立ち、特にタバコがかったフィニッシュに向かって、木のタンニンを感じることができます。悪くはありませんが、完全に融合するには数年かかります。

○　２０１９年　PP９２～ＰＰ９４＋　Lisa-P-Brown　Wine Advocate Jun 2020

色の深いガーネット紫色、それはキルシュ、黒い森のケーキと暖かいカシスの魅惑的な香りに加えて、ラベンダー、森の床、鉄鉱石と木の樹皮のヒントとグラスのサシャイ。ミディアムボディの口あたりはエレガントでさわやかで、黒い果実とミネラルの概念の層に細かい粒度のフレームと持ち上げられた仕上げを与えます。豪華！‎

〇　２０１９年　VP９３　Neal Martin　Vinous.com　Dec 2021

　２０１９年 Latour Martillac は、数ヶ月前に受け取ったバレルサンプルから少し当惑しました。今ボトルに入っているのは、私が知っているペサックレ・オニャンで、ブラックベリー、シダー、ブラックオリーブ、そして軽いマリンの香りがノーズにたっぷりとかかっています。味わいはミディアムボディで、ジューシーなブラック・フルーツで、かなり肉質ですが、それでもうまく構成されており、サッピー、白胡椒、セージがかったフィニッシュに細かいバックボーンを示しています。今、これは有望です。

〇　２０２０年　VP９３～VP９５　Neal Martin　Vinous.com　　May 2021

　２０２０年 Latour Martillac は、ブラックオリーブを注入した魅力的なブラック・フルーツのブーケを提供し、背景の柑橘系の香りが少し熱意を貸します。味わいはミディアムボディで、しなやかなタンニン、よく統合されたオーク、印象的な深みがあります。これは非常に確実で自信のある Latour Martillac であり、好調を維持しています。おそらく２０２０年のアペラシオンのダークホースの１つであり、これはあなたのプライム・ショッピング・リストにあるはずです

　予想される飲み頃　２０２７年から２０５５年　　

○　２０２０年　PP９０～PP９２＋　Lisa-P- Brown　Wine Advocate　May 2021

　濃い紫と黒の色の２０２０年 Latour Martillac は、野生のブルーベリー、新鮮な黒スグリ、桑の実の香りを放ち、チョコレートボックス、アニス、苔むした樹皮の香りを炭のタッチで放つために少し渦巻く必要があります。ミディアムボディの味わいは柔らかく、ジューシーでさわやかで、香ばしい仕上がりを提供します。

　予想される飲み頃　２０２４年から２０４０年　　

〇　２０２０年　VP９０～VP９２　Antonio Galloni Vinous.com　Jun 2021

　２０２０年 Latour Martillac は、強力で陰気なワインです。グラファイト、砕石、狩猟肉、焦土作戦、メントール、ラベンダー、チョコレートはすべて、この灼熱の強烈なペサックレオニャンで蹴り上げられます。２０２０年がまったく軟化するかどうかを見るのは興味深いでしょう。今日、それはかなりタイトですが、それでもかなりの可能性があります。　予想される飲み頃　２０２６年から２０４０年　　

〇　２０２１年　VP９１～VP９３　Neal Martin　Vinous.com　Apr 2022

　２０２１年 Latour Martillac は、魅力的なノーズを持っています。真っ赤な果実、ローム、軽い杉の香り。スタイルは保守的かもしれませんが、それでも純粋さとテロワールを伝えます。味わいはミディアムボディで、粒子の粗いタンニンと上質な酸味があります。もう少ししなやかなペサック・レオニャンですが、グラスの中でまとまりがあります。その実体はそれがボトルの年齢を返済することを示唆しています

　他のグラーヴのシャトーの基準からすれば、ラトゥール・マルティヤックは古いシャトーではなく、その歴史は１９世紀半ばまでしかさかのぼることが出来ない。しかし、ボルドーで最も有名な一族の１つ、クレスマン家によって１９３０年から所有され、現在トリスタン・クレマンによって管理されている。

　　１９２９年からこちらのデザイン

　一般的な評価

　このシャトーの白ワインは常に、とりわけ１９８０年代半ばからは良好であるが、赤ワインは無味乾燥であからさまにオークっぽいことが良くあった。近年は状況が変わり(ミシェル・ロランがコンサルタントに招聘されてからである)、１９９８年以降のヴィンテージは、それ以前と比較して著しく良くなっている。健全に造られており、そのために消費者の注目を集めるにふさわしいが、ラトゥール･マルティヤックのワインは、なおも進化の過程にある。