シャトー・シサック詳解
シャトー・シサック
Chateau Cissac
2003年 Crus Bouregeois superiurs
2010年 Crus Bourgeois~2008vintage
2011年 Crus Bourgeois~2009vintage
2012年 Crus Bourgeois~2010vintage
2013年 Crus Bourgeois~2011vintage
2014年 Crus Bourgeois~2012vintage
2015年 Crus Bourgeois~2013vintage
2016年 Crus Bourgeois~2014vintage
2017年 Crus Bourgeois~2015vintage
2018年 Crus Bourgeois~2016vintage
2019年 Crus Bourgeois~2017vintage
2020年 Crus Bourgeois Superiers
AOC Haut Medoc Commune シサック・メドック
セカンド ルフレ・デュ・シャトー・シサック
Reflets du Chateau Cissac
年間生産量 12万本
畑 面 積 45ha
年間生産量 24万本
オーナー ヴィアラール家 Vialard(1944年承継)
作付割合 カベソー70% メルロー22% プティ・ヴ 8%
平均樹齢 33年
植栽密度 7,200本/ha
土 壌 細かい砂利と粘土質の石灰岩
収 量 45hl/ha
収 穫 手摘、機械
発酵・マセレーション ステンレスタンク、木製槽、3から4週間
新 樽 率 30%~40%
樽 熟 成 16ケ月
澱 引 き 3ケ月に1度
コラージュ す る。
濾 過 す る。
香 り ざくろ、カシス、ブラックベリー、スパイシーなオーク、甘草、土
アッサンブラージュ
2004年~2008年 カベソー75% メルロー20% プティ・ヴェ 5%
2009年 カベソー70% メルロー22% プティ・ヴェ 8%
2012年 カベソー75% メルロー20% プティ・ヴェ 5%
2013年 カベソー75% メルロー20% プティ・ヴェ 5%
飲み頃が続く期間/ 収穫後7年から15年
○ 1994年 PP76~78
○ 1996年 PP81~83
○ 1997年 PP81
○ 1998年 PP81~83 Wine Advocate.April 2000
○ 2010年 PP87 Wine Advocate February 2013
杉の木、赤と黒の果物、新しいサドルレザー、魅力的でスパイシーで素朴なキャラクターのヒントを持つ古典的なボルドーです。酸は20年前のヴィンテージの一部から覚えているよりもはるかに甘いようですが、ワインは丸く、寛大に恵まれ、よく作られ、ミディアムボディです。 予想される飲み頃 現在から2023年
○ 2011年 PP85 Wine Advocate April 2014
この濃密なルビー/プラム色の2011年は、厳格なタンニンを明らかにしますが、深さ、熟度と果実、そして固体で男性的なスタイルのキャラクターが明らかになります。 予想される飲み頃 現在から2024年
価 格 Chateau Cissac
2008年 £33 2015年 £22
2009年 £29 2016年 £17
2010年 £30 2017年 £16
2011年 £20 2018年 £17
2012年 £19 2019年 £14
2013年 £21 2020年 £ 9
2014年 £17 2021年 £ WINE SEARCHER 2021.9.11記
シサックを所有するヴィアラール家は、ボルドーで最も献身的な所有者の1つだ。したがって、彼らの最愛のシャトー・シサックは、メドック中央部でも最高のブルジョワ級ワインを生産している。
シサックの町の真北に位置するこのシャトーは、とても伝統的な、フルボディでタニックで、暗い色の興味深いワインを約18,000ケースを生産している。
シサックのワインは普通は若いうちは頑固で、抑制が効いているが、6年目頃に真の個性を見せ始め、瓶の中で10年から15年は楽々と熟成して、よくなっていく。
歴 史
1895年、ポイヤックの弁護士ジャック・モンドンがシサック・メドッ ク村のシャトー・マルティニを購入、1897年ジャックが亡くなりますが、モンドン家は1899年に同じ くシサック・メドック村のシャトー・アビエを購入し、この二つのシャトーを併せて、村名シサックからシャトー・シサックと命名します。
1940年、ジャック・モンドンの夫人アンジェルの死亡に際し、孫(娘ジェルメーヌ・モンドンとその夫アントワーヌ・ヴィアラールが両親)であるルイ・ヴィアラールが取得します。
当時、ルイ・ヴィアラールは第二次世界大戦終結に伴い、フランス空軍から復員したばかりであり、葡萄畑、シャトーの改修を手がけました。しかし、1952年の1週間以上に渡る大寒波により、多くの葡萄樹が枯死します。ルイは畑の全面植え替えを実施し、テロワールに合わせたカベルネ・ソーヴィニョン75%、メルロ20%、プティ・ヴェルド5%とします。
モンドン家は、他にシャトー ・クレール・ミロン、シャトー・アンサイヤンも所有していましたが、シサック同様ジャックの孫達に相続されましたが、この2シャトーは、二つのロートシルト家へそれぞれ 売却されました。
シサックは、1968年からワイン造りを始めたダニエル(ルイの娘)が、シャトーの経営を行って(オーナーはマリー・ヴィアラール女史との記述も有り、同一人なのか不明です。)います。
醸 造
シザックは、温度調節機能付きに改良したとはいえ、醗酵槽は100年以上使用している木製発酵槽であるとか。背が低くワイド版なので、マセラシオンが均一に出来るといわれています。醗酵槽も樽と同様オーク材で造られる事が多いようですが、樽材のように色、香りの抽出を目的とする訳ではないので、長期間使われると聞いていたのですが、100年とは驚きです。手入れをきちんとしていたことの現れでしょう。もっとも、最近ステンレス・スチールの新しい発酵槽も導入したようです。
プレス ワインに関しては、従前、殆ど使用しないとされていましたが、現在は少量ブレンドしているようです。
また、シサックは以前カベルネ・フランをブレンドしていましたが、ワインのコクを薄める傾向があるとのシャトー判断により、現在では使わなくなっているようです。
その他
シサックの特徴として記述されたものをパクって、
1.1895年(1855年の公式格付け後)に畑を購入したポイヤック村
の弁護士である創立者ジャック・モンドン氏の父と祖父はラフィット
とラトゥールの醸造家であった。代々受け継がれ今でも同じ家族に
て継承されている他の資本が一切入った事がない稀有なシャトー。
2.CHシサックとCHマルゴーだけがメドックで村の名前をシャトー名に
認められている。
3.セパージュは毎年同じ。カベルネ・ソーヴィニョン75%、メルロー
20% プティ・ヴェルド5%とカベルネ主体のオー・メドックスタイル
を貫く。テロワールとヴィンテージの忠実な表現のため。
4.2003年から従来のクラシックスタイルから除々にシフト。収穫時期を
遅くし、より完熟ぶどうを使用。2度選果し、熟成に新樽比率を上げて
いる。より味わいに透明感が増し、以前よりも若くても美味しく飲める。
2 については、商標登録をしているのかもしれません。シャトー名の
商標登録シャトーも多いようです。
3 基本的なブレンド割合は何処のシャトーにも有ります。後は各年の葡
萄の出来、不出来により、また、ロット毎の特徴を考慮してセパージュ
を行うのが一般的ですよね (何処となく他者の同意を求めていま
ルフレ・デュ・シャトー・シサック
Reflets du Chateau Cissac
AOC Haut Medoc
セパージュ 2012年 カベソー70% メルロー22% プティ・ヴェ 8%
樽 熟 成 12ケ月
シャトー・シサックのセカンド
価 格 Reflets du Chateau Cissac
2008年 £
2012年 £17
2014年 £20
2015年 £19
2016年 £11
2017年 £13 WINE SEARCHER 2021.9.11記
シャトー・アビエ
Chateau Abiet
AOC Haut Medoc
シャトー・トゥール・デュ・ミライユ
Chateau Tour du Mirail
AOC Haut Medoc
畑 面 積 18ha
土 壌 砂利と粘土石灰岩
作付割合 カベソー75% メルロー20% プティ・ヴェ 5%
シャトー・ラフィット・ロートシルトの畑を1969年取得
シャトー・デュ・ブルイユ Chateau Du Breuil 詳解はこちら も所有しています。
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