横向温泉の後、宿泊先の不動湯温泉へ向かいます。
場所は土湯温泉の奥で、山の中の一軒宿です。
橋の先が濃霧で見えなくて怖~っ。
途中から山道になり、どんどん山深くなっていく。
クマも出るみたい。怖~っ。←と言いつつ、クマ注意に興奮して写真撮ってる人。
この道で良いのか不安になった頃、「あともう少しです」わかってらっしゃる、と言わざるを得ない。
だって、山奥に進めば進むほど悪路で、心が折れそうです。
途中大きな轍に怖~っ。(轍というより、道に穴が空いてる危険なレベル)
そしてやっとこさ宿に着きました!
1920年創業の木造だそうです。趣がすごいでしょ。
比較的新しい新館もあるんだけど、せっかくだからと旧館を予約。古さを楽しまないと!
旧館の角部屋を案内していただきました。眺めが良いです。
隣室とは襖を隔てただけの、本格レトロ。
部屋には鍵も掛からない、トイレ、洗面所は共同。本当に古い宿です。
部屋には蚊取り線香が配備されていました。
事前のリサーチでは、部屋に虫が出るとのことで虫対策セットを持参していたのです。
でも当日の天気が雨だったので、蚊は居ませんでした。ラッキーでした。
さっそく宿自慢の温泉へ。
宿には2つの混浴内湯、1つの婦人用内湯、1つの混浴野天があります。
常盤の湯。混浴内湯です。誰も居ないので、夫婦で入浴できました。
うっすら色がついた単純炭酸鉄泉。
なんとなくですが炭酸の泡が体にまとわりつきました。
この手作りの長い階段を降りていきます。
ほんとに長くて、200段くらいあります。
一泊で何度往復しただろう。フトモモに効きそうです!
途中に、温泉の効能が書いてあるんだけど、古過ぎて読めない。笑
羽衣の湯。混浴内湯です。誰も居ないので、夫婦で貸切状態。
無色透明の単純泉。かすかに硫黄が香り、肌触りは滑らか。
檜風呂は途中で仕切られていて、奥が熱くて、手前が温め。
羽衣の湯には、山の水が引いてあって、飲むことが出来ました。
新しく作られた婦人風呂。
不動湯は基本的に混浴のみなので、女性はここなら安心して入浴できますね。
シャワー、ドライヤーが配備されているのも、婦人風呂だけでした。
お湯は羽衣の湯と同じかな?でも、羽衣のほうが気持ちよかったなぁ。雰囲気のせい?
更にここから建物の外に出て、階段を降りていきます。雨で足元が滑るのでご注意。
沢沿いにこんな素敵なお風呂がっ!!!自然のど真ん中ですよ~っ!気持ち良いー!
お湯は濁り感のある透明の湯で、硫黄臭。
白と黒の湯花が舞ってますが、その量が凄いのよ。笑っちゃうくらいの湯花の量!
お湯の肌触りはサッパリしています。
懐かしい自動販売機!
湯上りはビール?それともフルーツ牛乳?
いいえ、私は山の水!
新鮮な山水を提供する為、基本的に出しっぱなし。
夕飯はお部屋でいただきます。
山の物だけを使ったお食事。
上品な出汁のキジ肉鍋。蕎麦味噌。茸を使った料理。焼きたての川魚。
特に美味しかったのは鯉のあらい。
ここの山の水で育った鯉で、エサはあげていないんですって。自然に生えたコケを食べたので全く臭みはありません。
鯉の味噌汁も美味しかった。
隣室の男性一人客は翌朝の出発が早いらしく、夕食後まもなく就寝。
イビキが筒抜けだから寝たのが判っちゃうのだ。笑
何度も入浴した疲れと、静かな山の雰囲気で、私達も早々に(9時くらい)就寝。
明日も温泉めぐりするぞ~っ!