志の輔らくごinパルコ 2011.1.21 | あきすとぜねこ☆映画とか食べ物とか日常とか☆
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今年も1月恒例、志の輔らくごinパルコ行って参りました!
渋谷パルコでの公演は、今年で15回目になるんですね。すごい・・・。
私が初めてパルコ公演に行ったのは、2004年の暮れでした。(この年までは年末公演だった)
この年の演目、「歓喜の歌」が凄かった!

「歓喜の歌」は小林薫さん、安田成美さんが出演されて映画化もされたんですよ~。
そのストーリーは、文化会館の職員が、ママさんコーラス隊のコンサート会場をダブルブッキングさせてしまう。
事なかれ主義の文化会館の職員は、頑として譲らない2つのコーラス隊の板ばさみになってしまう。
色々あって、最後は無事にコンサートを開くんですが、なな、なんと落語のラストで本物のコーラス隊が第九を歌うんですよ!
普通の落語会のつもりで見に行って、「歓喜の歌」に度肝を抜かれて以来、パルコ公演は病み付きになったのです。

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「だくだく」
まくらは、アナログとデジタルについて。
貧乏長屋に引っ越してきた男が、あまりに貧乏なんで家財も買えない。
仕方ないんで模造紙に家財の絵を描いて壁に貼り、「箪笥のつもり」「床の間のつもり」・・・と大満足で床に着く。
そこへド近眼の泥棒が入って、家財を盗もうとする・・・つもり??みたいな(笑)。ほのぼの滑稽話。
CDでは聞いていたけれど、志の輔さんの動きがあって何倍も面白いと思いました。
まぁ落語はそういう物だけど、特に「だくだく」は、ライブが面白いと思いましたね。


「ガラガラ」
商店街の福引に、一等「豪華客船で行く世界一周の旅」を1本入れるはずが間違えて7本入れちゃった。
一等に予算を当てすぎたせいで、2位以下もお粗末な状態に。
落語が終わると、大きな回転中旋盤が舞台の左右から出てきて、抽選が始りました。
志の輔さんが回転盤を回し、いざ!誰が当たるかってところで、回転盤が止まらず幕。
一度はがっかりしたものの、中入り中にちゃんと抽選されてたのでした。面白サプライズ。
残念ながら、私は外れちゃいました。


「大河への道」
今年の新作落語は、なんでまた、伊能忠敬の話~っ!!!
もうびっくりした!だって伊能忠敬って、日本地図作った人ということしか知らないし、歴史上マイナーな人物でしょ。
志の輔さんが、長崎で公演された時に、龍馬(福山雅治さん)の母が、楽屋に遊びに来た話などをまくらに、
「伊能忠敬」をNHK大河ドラマ化しようっていう現代版と、江戸時代版が交差しつつ。
伊能忠敬の人生、その功績の偉大さ。落語なんだけど、人の一生を見ているような気がしました。

開演からお開きまで三時間!!
いやぁー!今年は開演が18:30と、例年より30分早かったので、電車の時間など考慮して繰上げてくれたのかな?
などと思っていた私が甘かった!(笑)
これを一ヶ月とは、あまりにハードスケジュールですな。
大満足のパルコ公演でした。


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