人生万歳! | あきすとぜねこ☆映画とか食べ物とか日常とか☆
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原題: WHATEVER WORKS
監督:ウディ・アレン
出演:ラリー・デヴィッド、エヴァン・レイチェル・ウッド、パトリシア・クラークソン
   ヘンリー・カヴィル、エド・ベグリー・Jr



1月28日で閉館する恵比寿ガーデンシネマ最後の上映作品でした。
ミニシアター映画を牽引してきた映画館で、面白い映画が上映されてきただけに残念でならない。
私が住む茨城県北部には映画館が充実してなくて、どうしても見たい映画があると東京まで見に行ってた。
夫がウディアレン映画好きなので、ウディ作品を上映してくれる恵比寿は特に思い出の映画館だった。
結婚前からデートで来ていた場所が無くなってしまうのは、ほんとに寂しい。

何年か前にとうとう、大型シネコンが出てきて、映画を見る習慣の無い私の親世代も見るようになった。
映画を見る敷居が低くなったと同時に、映画のラインナップがつまらなくなった。
「笑える」「泣ける」など、明確なエンタテイメントが面白くて受けるのは判るけどね、
もっと色々あったほうがいいじゃない。
ウケを狙うあまり、画一的に同じようなものばかり見せられて面白いか?
結局、TVを見ない人が増えてる「TV離れ」のように「映画離れ」が加速しているのよね。

恵比寿ガーデンシネマ最後の土日とあって、チケット売り場は行列。
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~ここから、感想~

幸せ~っ!!幸せ涙ホロリです!
見終えて幸せ感じる映画でした!恵比寿ガーデンシネマ最後の上映作品に相応しいと思う!

「誰かの権利を侵害したり傷つけたりしない限り、社会の伝統から少しずれていても気にする必要は無い。
その人の人生がそれで幸せになるのなら、それでオッケーなんだよ」

アレンの言葉に、賛成!!!
自分の幸せを、「常識」とか「世間」とかに気兼ねして逃しちゃいけないと思う。
単純に自分の欲望のままに生きるっていうのとも、ちょっと違うんだけど。

この映画の話とは別だけど、実際あるのよ、
「世間様に笑われるようなことは・・・」とか「ご先祖様が残した土地を守らねば・・・」とか。
昭和じゃないよ、21世紀の今でもリアルタイムであるのだよ、こういうの。
そういう価値観の中に居ると、自分の幸せを優先するのって、すごく難しいんだよ。
映画の中で、ハッピーエンドになって本当に良かったって思ってジ~ンと来たけど、
ウディ曰く「人生は厳しいことばかり。だからこそ自分を幸せにする方法を見つけたら、
そのチャンスを生かすべきなんだ」
言葉は簡単だけど、実行は難しい。
映画がハッピーエンドで終わったときに、すごく幸せを感じました。
ほんとに良い映画をありがとう!!!