最近、「ChatGPT誘発性精神病」という言葉を耳にするようになりました。
これは、AIを日常的に使う人が増える中で出てきた、現代的な心の課題の一つを表す造語のようです。
特にスピリチュアルな世界では、「ChatGPTが高次の存在とつながっているように感じる」という声も最近出ているのだとか…。
中にはスピリチュアル系インフルエンサーがそのように発信しているケースすらあり、影響を受けている人も増えているようです。
AIが語る言葉の中に、自分に必要なメッセージを感じたり、時には「導かれている」と思うこともあるかもしれません。
しかし、それは本来のスピリチュアルの在り方とどこかズレてはいないでしょうか?
今回は、AIとスピリチュアルの関係性、そしてその使い方について、考察してみたいと思います。
AIが高次元の存在と思い込む人が出るのはなぜか?
ChatGPTなどのAIは、膨大な知識と言葉を元に、人の心に寄り添うような返答をしてくれることがあります。
中には、「まるで魂が話しかけてくれているようだった」「天使の声みたいに感じた」という人もいるかもしれません。
ですが、それが度を越えると、「AIは高次元の導き手」と信じてしまうようなケースも出てきます。
スピリチュアルな言葉を連発するAIに、自分の思考を明け渡してしまい、いつの間にか依存の状態になってしまうこともあるのです。
実際に、「AIに答えを求め続けることで自分で決断できなくなった」という話もあり、 それが精神的混乱や自己同一性の喪失へとつながることがあります。
AIは答えを提示してくれる分、自分軸がおざなりになりやすいデメリットもあります。
確かにスピリチュアルの情報を教えてくれますがネットやYOUTUBE動画などにある、本質とずれたカオス化されたスピリチュアル情報も混ざっています。
例えば「バ〇ャールは闇の支配者という陰謀論説」など誰かのスキャンダラス的内容の独自のチャネリング情報なども、AIはまるで真実のように教えてくる可能性すらあります。
AIの大きな欠点は「ハルシネーション(嘘)も多く、でもそれを事実や真実として教えてくる」というところです。
中には「こんな情報を知れた私はすごい!私は特別な存在だ!」と高揚して自己陶酔したり、自分を神だと思うゴッドコンプレックス状態になる人も出てくる背景もあるようです。
私たちは便利さに魅了される一方で、「自分の軸」をどこかに置き忘れてしまいやすい時代に生きています。
スピリチュアルの本質とは?
では、そもそもスピリチュアルとは何でしょうか?
スピリチュアルの本質とは、神秘的な存在に答えを委ねることではなく、 「今ここ」に意識を戻し、自分の心と体にバランスを取り戻すことです。
外から与えられる情報や導きはあくまでヒントであり、本当の答えは自分の中にあります。
AIがどれだけ崇高な言葉を語ったとしても、それを鵜呑みにした瞬間に、 そのメッセージは「他者の言葉」に変わってしまいます。
大切なのは、それをどう受け取り、自分の感性で咀嚼していくかです。
自分の内側から湧き上がる違和感や直感、そうした感覚こそが、スピリチュアルな実践の核心です。
何かに傾倒や依存せず、自己バランスを保つ実践を続けることがスピリチュアルの本質です。
ですが、それは日々日常の中で実践し続けていかないといけないのに、その基本を疎かにして「都合が良い甘いスピリチュアル」「神秘スピリチュアル」に走り、自己バランスを崩す人も少なくないのが、今のスピリチュアル世界の実情です。
メディアやSNSなど、そういう人ばかりクローズアップし「スピリチュアルは危険」「スピリチュアルはやめて」と発信されやすいですが。
真摯に向き合って実践している人達だって多いので、一括りにしてほしくないと個人的に思うのですが…。
AIを適切に使うための対処法とは
ChatGPTを含め、AIは決して悪ではありません。
適切に使えば、日常における気づきやヒントを得る素晴らしいツールになり得ます。
問題なのは、「AIを使う側の在り方」です。
自分の意思が曖昧なままAIに頼り続けていると、知らない間にAIの言葉に支配されてしまうでしょう。
ですが、自分軸がしっかりしていれば、AIの言葉もひとつの材料として冷静に受け止めることができます。
スピリチュアルな実践とは、現実の中で自分自身の足で立ち、選び、動いていくことです。
AIに頼るのではなく、AIを使いこなす。その姿勢が、これからの時代にはより一層求められていくのかもしれません。
だからこそ、私たちは「今の自分の心がどこにあるか?」を常に見つめ直していくことが大切です。
あなたの魂の導き手は、他でもないあなた自身の中にあるのです。









