【菊と稲荷】の始まりの物語はコチラです→『プロローグ。』
<あらすじ>
『怖いと思われている稲荷の誤解を解いてほしい』
その言葉と共に、六甲山の高取神社で
「神様」という存在に、前よりも強く接続してもらった私。
前からついていたという高野山の清高稲荷大明神さまの
子狐眷属の姿も確認できるようになり、
奇妙な共同生活(?)が始まっていた。
***
菊「ここまで描けたーーーー! さ、行ってこ!」
ギリギリまで『七福神の恵比寿天』を描き、
主人からの頼まれごとでちょっと外出。
そしてその帰り道……
菊「七福神の本、借りようかな〜」
そう思って、西宮市中央図書館に寄ることに。
実はランチタイムだったので、ここのカフェで何か食べようかなー♪と、
いつもと違う入り口から入ったら……
『郷土資料室』というスペースが目に付いた。
菊「…………」
何の気なしに見て、外に出た時に目に入った1枚のポスターが。
菊「何!? 伏見人形!!!」
しかもセンターには素敵なお稲荷眷属さまが……✨
菊「高槻かあ……行こうかな♡」
と、その時、そのポスターの右上にこんな案内が………(笑)
菊「ぶっ」
子狐1「七福神さまだって!」
子狐2「稲荷神も七福神もアピールがハンパないね!」
………笑える。
ほんと、セットでお呼びが掛かっているようです💧
菊「七福神さまかあ……繫れんかな」
帰宅してからブツブツ呟いていた。
私は神様と作戦会議するのが好きなので。
子狐1「……繋がったらいいじゃん」
子狐2「うん。鯛ちゃんもいるんだし、呼んでもらったら?」
菊「んな簡単に💧 お守りの飛翔眷属さまみたいに家に来はったりはせんやろ」
子狐1「でも何か……神社にいらっしゃるようで」
子狐2「いらっしゃらないような……」
菊「……確かにねー。神社にいてはるというより……」
七福神って
実家に飾ってあるようなイメージやねんなー……。
恵「うそだよ(失笑) まあな、確かにそこが課題なんだ」
恵「なんかわらわらといっぱい集まってきたな」
菊「リスのクッションまで眷属に見えますね……✨」
恵「愛され神だから仕方ないな」
菊「(キタ。スター神様の自覚……えびす大神と同じ)」
恵「ほっこりするのはいい事なんだ。福の神らしい。
でもな……」
菊「でも……ですか?」
恵「こう……… キレが欲しい」
菊「キ、キレ?💧 ですか???」
恵「キレのある七福神なら、お茶の間以上の広範囲にニーズが広がりそうだろ?」
菊「……はあ……なんか言わんとされている事は伝わります……」
恵「いいんだよ?
お茶の間も実家も大好きだし、居心地は抜群だ!
でも年号も新しくなるしさ、昭和がどんどん昔になるだろ?」
菊「ハイ。昭和=レトロになりますね。既に……」
恵「新時代対応型の"スタイリッシュな七福神" を宣伝しろ」
菊「すっごい上からですね」
恵「……まだ慣れていないんだ。じゃあ警戒していいか?」
《作戦会議はまだ続く(緊張💧)》
★『三輪惠比須神社』公式フライヤーを作成させて頂きました♡