2024・新リーダー陣に迫る!① | ROKKO RUGBYFOOTBALL CLUB OFFICIALBLOG

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ヨシの気概

 



4年連続の副将就任となった。

 北畑佳士は今季もキャプテンをサポートしながら、チームを、バックスをまとめ上げる。

 「数年前から、関西のクラブラグビーもレベルが高くなってきてます。それ自体は嬉しいことなんですが、六甲クラブとしては不本意なシーズンが続いています。今一度、日本一に向けて厳しく、そして何よりも楽しみながら取り組んでいきたいと思ってます」。

  



啓光学園時代から抜群のアタックセンスでならしてきた。専大を卒業後、セブンズの「PSIコストカッツ」やビッグブルーで活躍。仕事の関係で5年前、関西に戻ってきた。

 33歳。年齢と経験値から若手とベテランとの融合役も担っている。

 「元トップリーグ出身や大学で活躍した選手から、高卒や未経験者まで世代も様々。色々な選手が互いに力を出し合って勝利を求めていく。そこが凄く楽しいですね。また六甲からリーグワンや他のカテゴリーを目指す選手も結構いて、ラグビー留学に挑戦したり、将来的な可能性も高いことが魅力のチームですね」。

 



 仕事、家庭、ラグビーの『三権分立』はクラブラガーマンの理想であり、宿命でもある。北畑も家に帰れば4人の子どもの優しきパパだ。

 「平日は仕事があるので、家族やラグビーに関わる時間はほぼ土日しかありません。そんな中でも嫁さんや子ども達の理解や協力があり感謝してます。また、練習に子どもを連れて行っても、チームメンバーに子ども達と触れ合ったりしてもらいながら参加してます。100%ラグビーに注力することがなかなか難しいですが、(時間があるときに)知識をつけたり、できることを最大限に取り組んでいます。」

 



今季の近畿リーグは昨年よりさらに激しさを増した「戦国化」が予想される。北畑自身、ここ数年はケガや体調不良で大事な試合に出場機会を逃すなど、決して満足できるシーズンではなかっただろう。若手との融合役でもあるがまだまだ老け込む歳ではない。

 「安キャプテンを支えて『芯の強い』チーム作りをしたいと考えています。スキルはもちろん、メンタル強化や当たり前のように規律を守る。ラグビー以外の面でも人間的な成長ができるチームにしたいです。

 ラグビーや六甲クラブに興味や関心のある方はいつでも大歓迎です。僕らと一緒に日本一を目指しましょう!」


 リーグワン、社会人、大学チームと違って毎日練習があるわけじゃない。もちろんラグビー以外にも大事なものはたくさんある。その中でも工夫や努力で、大好きなラグビーを楽しむことができるはずー。それがチーム、なにより自分自身の成長に成長につながっていく。

 ヨシの気概がどれだけチームに浸透していくか、楽しみである。(三宮清純)