青森は遠くー
もはや熱帯といいほど、灼熱の太陽が照り付けた今年の夏。だがこの日だけは曇り空が会場の滋賀県・希望が丘公園を覆っていた。
国スポ近畿ブロック予選。2019年以来の本選大会出場を目指し、兵庫「はばたん10戦士」が勝負のピッチに臨んだ。
第1戦は京都府。最高の立ち上がりだった。前半1分過ぎにWTBルークが快足を飛ばして60㍍を走り抜け右隅に先制トライ。5-0と兵庫がリードする。
だが、直後のリスタートプレーで、ルークが右足を痛めて無念の途中交代。交代のタイミングが上手くいかず、DFが揃わない時点で京都に同点のトライを許してしまう。
兵庫はキックで敵陣に迫りトライを狙いに行くが、不要なプレーでイエローカードが出て、6人の時間帯が多くなり、トライを奪われ、前半を5-10で折り返す。
わずかに1トライ差。焦らず急いで兵庫は攻め続ける。京都は昨年とメンバーがガラリと代わり、トップウエストの島津製作所のメンバー主体で果敢に攻めてくる。
六甲は後半3分過ぎ、安部が左隅にトライを上げて10-10の同点に追いつく。その直後、ゴール前に攻め込みラッシュをかけるが、トライかと思われた場面で痛恨の反則。逆に京都に一気にトライまで持っていかれてしまう。
10-15、ラスト数十秒。キックオフの競り合いで、ボールは無情にも京都選手の胸に入り、そのままゴールラインへ。15-22で敗北。京都はこの次の奈良戦にも快勝し、兵庫の本選出場は夢と消えた。
途中、大雨と雷で試合スケジュールが50分近く中断。2戦目の奈良戦は照明設備のある隣の球技場に戦いの場を移しての一戦になった。
「悔しいし、気持ち的にも難しい面があるけど、次につなげるためにも、絶対勝とう!」
ナイター照明の下、兵庫は勝負に出たが、厳しい結果が待っていた。アタックで持ち込んでも、反則でチャンスを失い、逆にボールをキープされ続け、我慢できずにデフェンスが崩壊。14-40での完敗となった。
呆然とする兵庫戦士たち。「本当にお疲れ様でした。この悔しさを、チームに持ち帰って、15人制で生かしてください」。
選手時代から含めて20年も国スポ兵庫代表監督に携わっている大上鉄平監督。選手をねぎらう姿に寂しさを感じた。
今季から7人制の全国ロード大会シリーズが始まり、各県でもセブンズ専門のチームが立ち上がり、競技レベルも一段とアップした感がある。一つの判断、一つのミスでチャンスが一瞬んでピンチになる、その厳しさを兵庫10戦士は身を持って痛感した。
負けても、叩きのめされても、「はばたん戦士」たちはギブアップは絶対しない。
この悔しさを忘れずに15人制のシーズンへ。そして来年こそは本選へ。
雪辱の舞台は必ずある。
















































