ROKKO RUGBYFOOTBALL CLUB OFFICIALBLOG

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ROKKO FIGHTINGBULL / REDWING

【クラブ理念】
ラグビーで地域を元気にする
~「楽しく・強く」をモットーに 生涯にわたりラグビーを楽しめる環境を提供する~
~NO RUGBY, NO LIFE~

【チーム】 (神戸&東京)
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Rokko Rugbyfootbal Club


 

六甲クラブでは、ただ今、新会員募集中です!

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迷惑メール防止のため、@を全角にしています。
お手数ですが、@を半角になおしてお送りください。

  鶴見で瑞穂の倍返し

ロスタイムに入って7分。激戦に終止符を打つトライをあげたPR溝川は、腹の底から雄叫びを上げた。

 27-10。

 六甲ファイテイングブルが、昨年度王者のハーキュリーズを撃破して準決勝進出を決めた。

 前回大会の準決勝、瑞穂で7点差、あと50㌢及ばず敗れてから334日ぶりの雪辱の舞台。

「(主将の)陸さんを準決勝に連れて行きましょう!」

 この日ゲームキャプテンを務めるCTB中村が放った円陣での言葉にチームのボルテージは一気に高まり、新たなジャージを身にまとった六甲戦士が、降りしきる雨の中、勝負のピッチに飛び出していった。

 六甲のキックオフで始まった。雨の中、キックとブレイクダウンで互いの腹のさぐりあい。前半6分22㍍付近で、FB安部のPGで先制すると、ハーキュリーズも10分にSO矢川のPGで追いつき、昨年と同様拮抗した戦いが続く。

 ハーキュリーズはスタッフ含め全員が慶大ラグビー部OB。「ロータックル」をフォーカスポイントとして六甲にプレッシャーをかける。あうんの呼吸で攻守の切り替えも素早く、スピード感あふれる展開や、タッチに出てもクイックでボールを入れたり、細かい球出しにもプレッシャーをかけるなど、経験豊かな「ケイオー仕込み」のラグビーだ。

 試合が動いたのは26分だった。ハーフタイム付近のスクラムから六甲が左に展開。数回のフェイズのあとCTB拝原からの絶妙なパスを受けたWTB三木が一気に駆け上がる。フォロー良く上がってきた谷にボールが渡り左隅に飛び込んだ。難しい位置からの安部のコンバージョンも成功して8-3。この日は本職のSHと違ってFLで出場した谷。「シンペイさんがバンバンタックルに入ってくれるんで、僕らも本当に勇気づけられた」と中村が離すように前主将のトライでチームは勢いに乗る。

 その後も六甲は敵陣で有利に試合を展開していくが、ハーキュリーズの激しいデフェンスと雨でボールが滑り、なかなかスコアすることができない。

 チャンスが再び巡ってきたのは36分だった。15㍍付近ラインアウトから左に展開。ギャップを見つけたSO北畑は逆をついてスルリと防御網を突破。ボールは「お祭り男」WTB藤坂に渡って右中間へトライ。ゴールも決まり17-3とする。前半ロスタイムに入った44分。FB安部が約43㍍のロングPGを蹴り抜き20-3。今季ベストとも言える内容でハーフタイムに入った。

 

ロッカールームでは密となるので、FW/BK分かれて距離を保ちながら修正点を掲げていく。

 「やってきたこと、自分たちの形を出す」

 「頭は冷静に、リードはしているが絶対に受けるな」

 気合いを入れ直して勝負の後半に入った。

 拮抗する試合は後半最初の得点をどちらが決めるかにより流れが大きく変わってくる。後半5分、六甲は勝負に出た。前半と同じようなハーフライン付近での反則からFB安部がPGを狙ったが、距離がわずかに足らなかった。逆にここからハーキュリーズが一気に反撃に出てきた。前半の修正点を生かして左右に素早くラインを動かしていく昨年度王者。特筆すべきは雨の中なのにハンドリングエラーが少ないことだ。12分には六甲CTB拝原が負傷交代する中、六甲の防御が整わない箇所を見逃さずにWTB松田が右隅にトライ。FB青井のコンバージョンも決まり20-10。逆転を射程圏のに捉えたハーキュリーズの攻撃は勢いを増してきた。

 ここからの時間帯は互いに我慢比べの様相に入ってきた。ハーキュリーズの猛攻を必死に盛り返す六甲。流れを変えるべく、六甲は次々と選手を入れ替えてゆく。六甲陣営には厳しく苦しい時間帯が続くが、昨年負けた悔しさと、50年続くクラブのプライドがピッチ上の15人に見えない力を送り続ける。

 後半40分はとうに過ぎていた。47分、最後まで必死に猛攻を続けるハーキュリーズをゴール前まで追い詰めた六甲。47歳FL西谷のタックルからこぼれたボールを途中交代のPR溝川が拾い上げ、激戦にケリをつけるトライ。最後まで集中を切らさなかったデフェンスが実を結んだ。

 「ホンマにうれしいです!」 

 寒さで頬を真っ赤にしたCTB中村健は興奮気味に語った。

「前半最後の安部さんのPGが効果的だったのと、前半不安定だったラインアウトが修正できたところが良かった。後半ラスト15分のハーキュリーズさんの猛攻を全員で粘ってデフェンスできたところは自信になりました」。

 

この日は自身25歳の誕生日だった。

 「忘れられない最高の誕生日になりました。この試合に出た修正点を課題を次に生かしていきます」。

 無観客試合のため、会場にはチーム関係者のみだったが、「地元・関西でのゲーム」「(リーグ途中終了で推薦された)関西・近畿リーグ代表としての責任感」もチームの原動力になっていたことは間違いない。

 「選手だけでなく、トレーナー、スタッフ、会場に来られなかった六甲クラブ全員の力で勝つことができた。次も引き続き感染防止対策を継続しながら全員で頑張って行きます」(衣川副将)

 8年振りの日本一へ、大きな第一関門を突破した六甲ファイテイングブル。

 今はただ走り抜けるのだー。

 (三宮清純)

●1月24日、雨 13時KO【鶴見緑地球技場】

~全国クラブ大会2回戦~

六甲FB 27(前20-3、後7-7)10ハーキュリーズ

前2T2G2PG                  前1PG

後1T1G                    後1T1G

1,山下→木下晋

2,金→溝川

3,加村→永田

4,上野

5,木曽

6,ズギレ→西谷

7,谷→西原

8,鶴﨑

9,瀧村

10,北畑→衣川

11、三木

12、中村健(ゲームキャプテン)

13、拝原→髙橋

14、藤坂→和田

15、安部

 

16、木下晋

17、溝川

18、永田

19、西谷

20、西原

21、和田

22,衣川

23、髙橋

●監督:東田●交替指示:榎村●記録:高鷲●SA:狩野、矢田

●給水:山田、福島、福地、三﨑

●ベンチ:竹中、中野、前川、佐藤

 

前年度王者・ハーキュリーズのスピード感あふれるアタックに最後まで苦しみましたが、なんとか昨年の雪辱を果たすことができました。

 ハーキュリーズの皆様、日本協会、関西協会、大阪府協会、会場運営の皆様、本当にありがとうございました。

 六甲FB準決勝進出!次の相手はこれまた強豪のタマリバクラブです。

 ※2月7日(日)【パロマ瑞穂ラグビー場】

 準決勝・12時キックオフ

 六甲ファイテイングブルVS神奈川タマリバ

いざ出陣の時❗️
 
平素は六甲クラブ、六甲ファイティングブルに多大なるご声援を賜りありがとうございます。
 明日は全国大会の初戦です。チームは本日東大阪市内で、試合前最終調整を行い、明日の出撃態勢を整えました。
 (チーム活動は1月15日に発表された日本協会の通達に基づき、細心の感染防止対策をしながら行っております。)
 相手はハーキュリーズ  。慶應大学ラグビー部 の若手OBで構成された昨年度の王者です。経験値、スキルとも高く激戦は必至となります。
 昨年準決勝でハーキュリーズ  に涙をのんだリベンジを果たすべく、出場する選手だけでなく六甲クラブ全員で王者に挑戦致します。
 
尚、今大会は無観客試合となっております。選手・スタッフ、チーム関係者のみとなりますので,一般の方、選手ご家族、ご友人OBの皆様はご入場出来ませんので、ご理解とご了承のほどお願い致します。
 ●第28回全国クラブ大会・2回戦●
 六甲FB vsハーキュリーズ  
 1月24日 13時キックオフ【鶴見緑地球技場】
 走り抜けろ❗️六甲ファイティングブル❗️

全国大会へ向け全集中!

 

平素は六甲クラブ、六甲ファイティングブルに多大なるご声援を賜りましてありがとうございます。

 新年、初めての更新となります。遅くなりましたことお詫び致します。

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、関東、関西、中京地方に「緊急事態宣言」が発令されておりますが、日本協会主催の「第28回全国クラブ大会」は予定通り開催されます。

※(1月8日、日本ラグビー協会発表『緊急事態宣言を受けての対応について』)

 

 

※全国クラブ大会実施概要

(1/13更新)「第28回全国クラブラグビーフットボール大会」「第19回東西学生クラブ対抗試合」実施概要のお知らせ|日本ラグビーフットボール協会|RUGBY:FOR ALL「ノーサイドの精神」を、日本へ、世界へ。 (rugby-japan.jp)

 

 1月15日には日本ラグビー協会より『ラグビー競技の活動について』の通達、指針がありました。

(通達)ラグビー競技の活動について|日本ラグビーフットボール協会|RUGBY:FOR ALL「ノーサイドの精神」を、日本へ、世界へ。(公財)日本ラグビーフットボール協会(JRFU)公式サイト。ラグビー日本代表のニュース・試合日程・結果およびイベント情報など最新情報が満載。ラグビーの普及・育成に関する取り組みやラグビーのルールや観戦ガイドなど、日本ラグビー界の様々な情報を発信しています。リンクwww.rugby-japan.jp

六甲クラブもそれに基づきこれまで以上に感染拡大防止対策に細心の注意を払いながら活動を続けて参ります。

 現在、チーム内では昨年6月の活動再開から共有している独自の「COVID-19感染防止対策」(現在までに内容を4回強化/更新)に加えて、緊急事態宣言が発令されてからは、「COVID-19対策問診フォーム」を作成、『その日の体温/体調』など

十数項目に及ぶ問診を、選手/スタッフ全員に毎日の回答を義務づけ、改めて感染予防の意識を高め、選手それぞれ普段の生活から感染リスクを極力抑える努力をして、できる限りの準備をしてまいります。

 

先週末も短時間でありますが集中して練習に取り組みました。

 全国大会、初戦の相手はハーキュリーズ。昨年度の王者と対戦致します。引き続き感染防止対策に注意を払いながら週末の決戦に備えます。

 ●第28回全国クラブラグビー大会

 ・1月24日(日)13時KO【鶴見緑地球技場】

 ~2回戦~

 六甲FBVSハーキュリーズ

※無観客試合となっております。

→大会関係者、選手・スタッフのみとなっております。応援の皆様、選手のご家族、OBの皆様は会場に入ることができませんのでご理解とご了承をお願いいたします。

~六甲クラブ事務局~

 

 

 

 


関西丸和との激闘から翌日、六甲クラブは芦屋中央公園人工芝グラウンドに集まった。

 兵庫県リーグ、「六甲レッドウイングス」の最終戦である。

 近畿リーグの試合に出られなかった選手、昨日の試合だけでは出たりない選手。仕事上なかなか練習に参加できない選手、気持ちだけでもまだまだ現役に負けないベテラン選手・・・。様々な思いを持った20歳から48歳までの25人が試合に臨んだ。

「個々にモチベーションがあると思いますが、これも全国につながります。思い切りやりましょう!」

 

ゲームキャプテンを務めるSO衣川がチームをまとめる。交替指示を上田主将が務めるなど「昨日とは逆」で、丸和戦に出たメンバーがサポート役に回った。

 相手の芦屋ゼロラインズは、六甲RWと同じコンセプトを持つチームだが、人数も厳しめだったのか、近畿リーグでプレーする選手も多く、スクラムも残念ながらノンコンテストとなった。

 キックオフ早々、芦屋のミスに乗じて六甲が敵陣に斬り込む。数回のフェイズを重ねて、FL西原がインゴールに飛び込んだ。

 だがここからはしばらく試合が膠着する。芦屋の厳しいデフェンスやリアクションの速さもあり、攻め込んでも盛り返される場面が多くなった。

 前半途中、No.8三﨑が脇腹を痛めて交代。レジェンドFL舛尾が早くもスクランブル出場となった。

 45歳になった〝和製ジョージ・スミス〟(ジョージより歳上ですが…)。「こんな早く出るなんて聞いてませんよ」と苦笑しながらピッチに入ったが,局面での試合巧者ぶりを見せつける。タックルの入り方,密集のが中での絡み方、「ボールあるところ舛尾あり」の言葉はまだまだ現在だ。

 

もう1人のベテラン48歳WTB井上も負けていない。キックチェイスや,巧みなボディコントロールで湧かせる。

 再びゴール前に迫った六甲はFWラッシュ。この日はHOに入った山田がトライをあげる。だが芦屋クラブもきれいにパスを繋いで右隅にトライを返して14対5でのハーフタイムとなった。

 後半早々、六甲はハイタックルのシンビンにより一時14人となり、苦しい時間帯が続く。芦屋クラブの低いブレイクダウンや素早い連続攻撃もあり、自陣での厳しい時間帯。

 

やばい、取られる!と思われた展開シーン。FB鳥原が値千金のインターセプト。「何年か前、同じ場面では足がもつれて捕まってしまったんで、今度こそは」と必死の形相で80メートルを駆け抜けた。

 その後も六甲は芦屋の猛攻に自陣での戦いが続く。せっかく敵陣入っても、ラインアウトのミスや細かいところでのパスミスが目立った。

 

それでも最後はLO中田が思い足腰を生かして芦屋防御を振り切り、激戦に終止符を打つトライ。26-12でのノーサイドとなった。

 今季の兵庫リーグ4試合も無事に終了した。ここ数年大差の試合が続いたが,今季は手に汗握る激闘の試合ばかりだった。対戦して頂いたチームの闘志は素晴らしいものだった。また改めてラグビーを楽しむことの尊さを学んだシーズンでもあった。

 

この日も20歳から48歳までの多様な世代が同じピッチで勝利を求めた。若手はベテランのスキルに学び、ベテランは若手から刺激をもらう。ケガ明けの選手は回復具合を確かめながら復活を目指し、全国メンバー入りを狙う者は熱いプレーでチームを引っ張った。 

 

年内ラストの実戦が終わり次は全国大会。予断の許さない状況が続くが,六甲クラブはこれまで以上に「自分達が今、出来ること」に心を注ぎながら、出来る限りの準備をして重ねていく。(三宮清純)

 

 追いかけて追いかけて

 

 宇治にこんな素晴らしいラグビー場ができたとは知らなかった。

 ここ数年、積極的に新卒のラガーマンを採用しチーム強化を進める丸和運輸機関。関東と関西に3つのチームを持ち、今回、六甲クラブは「関西丸和ロジステイクス」と強化試合をさせて頂くことになった。

 関西丸和は数年前に起ち上がったトップウエストに所属する新興チームだが、京都大学と連携して「京大関西丸和ラグビーフィールド」が今年一部完成するなど環境を整備、若い力でメキメキと実力をつけてきているチームだ。部員は約60人いるという。

 

「スイッチオンで」。

 円陣で上田主将は短い言葉でチームを鼓舞する。関西丸和のキックオフで始まったゲームは、互いに接点を重ねて腹の探り合いとなった。丸和の選手達はさほど大柄な選手はいないが、どの選手もウエイトトレなどでしっかりとした身体でブレイクダウンに圧力をかけてくる。BK陣も素早い展開で攻撃をしかけてくるなど、序盤から見応えのある試合展開となった。

 

前半10分過ぎ、六甲はラインアウトからFWラッシュでゴール前に迫る。ジワリジワリとフェイズを重ね、トライ目前まで迫ったが惜しくも阻まれた。逆にハーフライン付近のポイントから、丸和にデフェンスの穴をつかれ、先制トライを許してしまう。

 気を取り直した六甲は再び敵陣に攻め込む。LO木曽の突進から左に展開。CTB中村が相手裏に蹴り込んだゴロパントを、駆け上がってきたWTB藤坂が相手との競り合いに勝ってボールを拾い上げ左中間インゴールに持ち込んだ。FB安部のゴールも決まって7-5と逆転に成功する。

 再び丸和に1トライを許し7-12となった31分、ゴール前のラインアウトから再びFWがラッシュ。激しい攻防の末、最後はLO木曽がねじ込んだ。

 追いつ追われつで14-19でのハーフタイム。限られた時間の中で修正点を上げて後半に臨んだ。

 若い選手が多い関西丸和だが、元豊田自動織機のFL高田、元パナソニックのLO北川、元ヤマハのCTB徐などの経験豊富なベテラン選手が自らの経験を伝えながらまとめ上げている。

 後半も互いに譲らず激しい攻防が続く。六甲WTB藤坂がこの日2本目のトライを決めれば、途中から半分近くフレッシュな選手を入れ替えた丸和も負けじとトライを返す。ただ、前半と比べれて、FW戦に自信を持った六甲が敵陣で有利に試合を推し進め、FWラッシュからのトライ。28-24と三度逆転に成功するが、1人痛んでいる間にトライを決められ28-29の1点差のままラスト5分を迎えた。

 

ゴール前に何度も迫る六甲、盛り返す丸和。一瞬のミスからターンオーバーを許し、逆に一気にゴール前まで持って行かれてしまう。勝負あったかと思われたが全員が必死にかえって盛り返し、細かくフェイズを刻んで再びゴール前に迫った。惜しい場面も何度かあったが、結局は1点差のままノーサイドとなった。

 「よかった点多くあったと思う。だけど、まだ僕たちにはまだ何かが足りない。全国まで残りわずかだけど、全員でしっかりやならないと」(榎村GM)

 約1カ月後の全国大会。初戦の相手は前回大会の王者・ハーキュリーズと決まった。いきなりの強豪だが、全国大会は全てのチームが死に物狂いで日本一を狙ってくるため、激戦が続く。

 「負けはしましたけど、この経験をしっかり練習で生かしていきましょう。試合中に修正できている点もあるし、良くなってる点もあります。まだまだ僕らが成長できますよ」。

 決して悲観的になるなと、上田主将は言う。厳しい試合を経験し、痛みやしんどさを身体に覚え込ませることでチーム力は上がるはず。チームの可能性を信じる主将はいつも口にする言葉で締めた。

 「一生懸命やっていれば結果は必ずついてきます」。

 (三宮清純)

●12月20日(日)晴れ13:30キックオフ

~兵庫県リーグ最終戦~【芦屋中央G】

 六甲RW26(前14-5、後10-7)12芦屋ゼロラインズ

※相手チーム事情によりスクラムノーコンテスト

★六甲RWメンバー★

1,金→木下瑞

2,山田→榎村

3,永田→溝川

4,二宮

5,ビル→中田

6,佐藤→山口

7,西原

8,三﨑→舛尾

9,古屋

10,衣川→福地

11,井上→水谷

12,前田

13,江畑

14,和田

15,鳥原

16,榎村

17,溝川

18,木下瑞

19,谷

20,福地

21,水谷

22,藤坂

23,舛尾

24,中田

25,山口

・交替指示:上田、

・SA~牧、

・給水~加村、鶴﨑、古澤

・ビデオ~木下晋

・ベンチ~狩野、山下、矢田、竹中、前川

・カメラ~木曽

・サポート~糊谷、安部、西谷、伊藤

・総監督~東田哲也

 ノンコンテストスクラムでしたが、20歳から49歳までの多く世代の選手達が同じピッチで勝利を追い求めました。土曜日の試合と連戦になった選手も頑張りました。

兵庫県クラブ連盟の皆様、芦屋クラブの皆様有り難うございました。 

 

●12月19(土)晴れ 13時キックオフ

 ~強化試合~【京大丸和RF】

 六甲28(前14-19、後14-10)29関西丸和

★六甲クラブメンバー

1,山下

2,上田

3,溝川

4,上野→西原

5,木曽

6,西谷→真砂

7,三﨑→谷

9,鶴﨑

10、北畑

11、藤坂

12、中村

13、衣川→髙橋

14、拝原→前田

15、安部

16、船越

17、加村

18

19、真砂

20、谷

21、西原

22、髙橋

23、前田

TJ:佐藤、SA:矢田

給水:山田、江畑、ビル

ボール:糊谷、木下瑞

サポート:アーロン、ズキ

ベンチ:竹中、中野、前川

 今年オープンしたばかりの京大丸和RFで最後の最後まで激しい戦いが繰り広げられました。

 関西丸和の皆様有り難うございました。

 

六甲FB初戦はハーキュリーズ!

 平素は六甲クラブ、六甲ファイティングブルに多大なるご声援を賜りまして、誠に有り難うございます。

 「第28回全国クラブラグビー大会」の開催要項が日本協会より正式に発表されました。

 

 六甲FBは関西第2代表として27年連続27回目の出場となります。2回戦からの登場で、初戦の相手はハーキュリーズ(関東第4代表)、昨年の王者といきなり激突することとなりました。

 初戦までのさらに精進して参ります。

 ●全国クラブ大会2回戦

 ・1月24日(日)13時KO【鶴見緑地球技場】

  六甲FB VS ハーキュリーズ

※尚、今大会は無観客での実施となります。

 7度目の日本一を目指して走り抜けろ!

 六甲ファイティングブル!

 

 

 その壁を越えて、進め。

天理大は忘れてはいなかった。

2年前の練習試合で六甲はなんとか勝たせてもらったが、その苦い経験を忘れてはいなかった。     12月にしては珍しく暖かい天理大・白川グラウンド。マネジャーからいただいた天理大のメンバー表には、圧倒的な力で全勝優勝した関西Aリーグで活躍した選手達の名前がズラリと並ぶ。聞けば、来週から始まる大学選手権に向けたセレクションマッチも兼ねているという。

 ヤバイ。ここ数年で間違いなく最強の相手だ。やや浮き足だったアップに、上田主将は珍しく、一度メンバーを集め直して気合いを入れた。

 「相手が学生だとか、Aチームがいるとか、年齢とかクラブチームとか、そんなん関係ないんすよ。やるか、やられるか真剣勝負ですよ。スイッチオン!思いっきりやりましょうよッ!」

 こんな最強の相手に挑戦できる機会は滅多にない。主将の喝で六甲戦士達の覚悟は固まった。

 上空に分析カメラを載せたドローンが飛ぶ中、天理大のキックオフで始まった。黒衣軍の文字通り突き刺さるタックルで六甲は序盤から自陣での苦しい展開が続く。近畿リーグとは比べものにならない激しい圧力と接点の激しさで連続トライを許してしまう。

 六甲に少ないチャンスが巡ってきたのは13分だ。ラインアウトのこぼれ球を闘犬PR加村が拾って猪突猛進。ゲインラインを突破する。ラックからSH瀧村が素早く右に展開してCTB拝原へ。拝原は相手防御を巧みにかわしてわずかに開いたスペースをつき一気にインゴールに飛び込んだ。

 チームやベンチが奮い立つトライ。FB髙橋のコンバージョンも決まり7-12となった。

 しかし取られたらすぐに取り返すのが天理大だ。少しでも甘いタックルになろうものなら激しく吹っ飛ばして大きくゲインされてしまう。学生達にとっては松岡大和主将などリーダー陣が給水やタッチジャッジ、ボール係を務め、多くの仲間が観客席から声援を送る。大学選手権へのアピールはもちろん、見ている仲間の前で中途半端なプレーはできない。

 

 止まらない波状攻撃を必死に食い止める六甲。「やられた!」と思った場面でもSH瀧村やWTB南波流が必死に戻り相手のミスを誘う。前半を7-29で折り返した。

 ハーフタイム。緊張感ある雰囲気の中で今できる全ての修正点を確認する。

 「(いつもなら人数をかけないポイントでも)しっかり入って球出し遅らせましょう。アタックでも停滞気味のところあるから、一発バツーンッと勢いよく当たれるところ作りましょう。まだまだ全然いける!ホンマにいい経験してますよ」(上田主将)

 後半に入っても「黒い壁」の激しいプレッシャーが続く。ラインアウトでもLOセタ、FLケレビが巧みにボールにからみクリーンアウトを許さない。連日の猛練習で鍛錬された重たいアタックで容赦なく襲いかかってくる。六甲も必死に止め続けるが追われながらのデフェンスに苦しい状況が続く。

 再びチャンスが巡ってきた。15㍍付近からのラインアウト。プレッシャーをかわしてLO上野がキャッチしてモールをドライブ。ちぎれながらもグラウンディングしたかに見えたが、認められなかった。それでもアドバンテージから再びラインアウト→モール攻撃へ。

「全集中」をかけたFWの激しい攻防が続く。何度も盛り返す黒い壁に挑み続けるシーンにベンチからの声援も力が入る。

 最後はLO木曽がねじ込んで、立川レフェリーの右手が挙がった。誇りと意地と執念がつまったトライに再びチームの意気が上がる。

 後半25分過ぎから天理大はフレッシュなメンバーに入れ替えて攻撃をさらに加速していく。

 「試合に年齢なんか関係ない」ー。48歳の「カッチカチおじさん」FL西谷も自分の年より半分以下の学生相手に身体を張り続けていく。

さらに黒い壁の波状攻撃を切り開く場面があった。CTB拝原が相手のパスコースをよみインターセプト。ゴールポスト左脇に駆け抜けた。キツい状況でも前に出たチームデフェンスの成果を見せた。

 終盤に連続トライを喫し21-67でのノーサイド。天理大の最後まで一切手を抜かない攻撃は見ている側も感服するほど素晴らしかった。

 「前に負けてますからね。きょうはウチも気合いを入れさせて頂きました」(天理大・小松監督)

 大学選手権前の大事な時期に素晴らしいメンバーで試合をしてくれた天理大の皆さんに改めて感謝だ。六甲も全国大会を前に痛みとキツさと苦しさを身体に染みこませる大変貴重な経験となった。

 通用した場面、自分たちが甘い場面色々と出た。

 「下は向かんときましょう」

 上田主将は全員に伝える。

 「本当にいい経験ができた。きょうの課題や修正を残りの練習でしっかりやっていきましょう。前に進みましょう」

 白川グラウンドに掲げられている「天理大の決意」。

 学生達は毎日これを見て練習に励んでいる。今季は大変厳しくつらい状況にもあったが、それを乗り越えて見事に関西大学王者に輝き、今、日本一に向けてさらなる努力を続けている。 

 比べるのもおこがましいが、六甲クラブのメンバーにもその情熱を自分たちのものとして感じたメンバーも多いはずだ。

 試合中何度も防御を突破され、気持ちが途切れそうになっていた時に、ゴールライン前で必死に食らいついた仲間がいた。

 試合に出られなくても給水やビデオなどサポートに徹する仲間がいた。

 そして、ぶっきらぼうだが、チームの先頭に立って斬り込んでいくキャプテンがいる。

 コロナ禍の中、練習環境、試合、チーム内のコミュニケーションなど例年とは違った厳しい状況の中、手探りしながらここまでやってきた。

 全国大会初戦まであと1カ月半。

 多くの経験を積み重ねながら、六甲クラブは壁を越えて進んでいく。

(三宮清純)