【北海道セブンズ奮戦リポート】 | ROKKO RUGBYFOOTBALL CLUB OFFICIALBLOG

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飛行機北海道セブンズ奮戦リポートあじさい

 今年も参加してまいりました「第5回ピリカモシリセブンズ」。

 セブンズキャプテン・三木勇太、谷、北迫コーチからリポート、感想が届きました!

 神戸空港を早朝に飛び立ち、降り立った新千歳空港は、梅雨のない北海道のはずなのに、まさかの大雨・・・。

「セブンズなのに(PRの)加村さんをつれてきたことへの洗礼に違いない」

と三木キャプテンは断言しながら慌ただしく移動バスに乗り込みます。

 バスが会場に着いてから初戦まで時間があまりないので、バス内でテーピングなど、選手たちはできる準備をしていきます。

~予選プールF・第1戦~

 六甲FB 35-0 岐阜県選抜

ここ数年、初戦でつまづいてきた経験から、この一戦にかけます。体が思うように動かない中、岐阜清流ラガーズでもおなじみの岐阜県選抜を完封勝利。

「グラウンドコンディションもまずまずで、新メンバーともよいコミュニケーションが取れました」

(三木)

「一番ビックリしたのはPR・加村さんのトライですね笑」(谷)

予選トップ通過に向け最高のスタートを切ることができました。

 ~予選プールF・第2戦~

六甲FB 38-0 神奈川タマリバ

 初日のターゲットの一戦。

「今年はメンバーが充実していたので、初めから飛ばしていきました」(三木主将)

その言葉通り、三木キャプテンが爆発!しかし開始3分でガス欠したとか…。

「一人一人が身体を張っての快勝でした」(谷)

「オフェンス・デフェンスとも圧倒することができて、2月の全国準決勝で負けた悔しさを少しだけ晴らすことができました」(三木)

「攻守とも安定していたね。初日は文句なし」(北迫コーチ)

 見事にプールFを1位で通過した後は、お待ちかねの酒池肉林の大BBQ大会。

現在は東京フェニックスでコーチを務める六甲OBの内山さんや、各チームの選手たちを酒を酌み交わし、交流を深めます。特に北海道限定の生ビール「サッポロクラシック」は大人気でした。

 宿舎に帰ってからは、その日東京で行われた「日本vsスコットランド戦」を全員でTV観戦。

鉄人・東田哲也のヤジ入り解説や、北迫スクラム番長のスクラム解説などもあり、お酒は控えめに?翌日に備えました。

 第2日、決勝T1回戦

 六甲FB 26-0 名古屋クラブ

 決勝T初戦の相手は前の週に定期戦を行ったばかりの名古屋クラブ。降りしきる雨の中、滑りやすいボール、グラウンドでの一戦となりました。

「非常に緊張感がある中、トライを重ねることができました」(三木)

「体が重い立ち上がりでしたが、瀧村が躍動して素晴らしい活躍でした」(谷)



決勝T・準決勝

 六甲FB 0-48 オークランド代表

「序盤はデフェンスでコミュニケーションがよく取れていたんですが、こちらのミスから個人技で切り崩されてしまい、防戦一方になってしまった」(三木)

「強い、うまい、かっこいい。すべてにおいて敗北でした。懐の深さ、一瞬の判断。大変勉強になりました」(谷)

「相手が2枚も3枚も上だった。ちょっとDF見すぎた?体に触らせないプレーでギャップをつくのが非常にうまかった」(北迫コーチ)

 オークランド代表はその後の決勝戦でも北海道バーバリアンズに完勝。優勝に輝きました。

六甲は決勝トーナメント4強、「第3位」で大会を終えました。

「オークランドには完敗しましたが、3戦までは1トライも許さない安定したデフェンスができたことは収穫でした。和歌山セブン、関西セブン、兵庫セブンとセブンズに積極的に取り組んできた成果が出たと思います」(三木)

「2日間を通して、各選手とも試合に対して意識のもっていきかたがうまかったと思います。内容もアタック・デフェンスともに「攻めの姿勢」は非常によかったです。

 この遠征で得たものは多いと思うので、参加した選手・スタッフはチームに持ち帰り、15人制でも活かしてもらいたいです」(北迫コーチ)

※番外編

 初日の「レジェンドマッチ」には御年・53歳になった鉄人・東田哲也が登場。例年の通り、前日から現地入りする気合の入りようで、これまた「スピード違反」と言われた六甲OB内山さんと一緒にラグビーを楽しんでいました。

●東田団長の話

 今大会で一番評価できることは、勝った試合が全て完封勝利できたことです。ときには速く前に出てプレッシャーをかけたディフェンスをしたり、執念のカバーディフェンスでトライを防ぐなどディフェンスの意識が高かったのもさることながら、イーブンボールの仕掛けやサポートプレーが良く、攻め続ける時間帯が相手より格段に多かったことです。
また、あまりセブンズの経験のない瀧村、亀谷、鳥原など若手の活躍も大きな収穫でした。特に瀧村選手は名古屋戦での先制トライなど、大会を通じて素晴らしいスピードと決定力を披露してくれました。
今回もメンバー全員が試合に出場して、特にPR加村選手はセブンズでトライまで出来たのことは、いい思い出になったと思います。選手そしてスタッフの皆さん本当にお疲れ様でした。
毎年お世話になっているバーバリアンズさんの施設の充実とホスピィタリティーには驚かされると共に本当に感謝致します。我々も見習わなければいけないところが沢山あります。
 最後に陰のMVPを紹介しておきます。鈴木MGです!
毎年飛行機の到着時間もあり、バタバタしたまま初戦を戦っていましたが、今年は空港に到着してから段取り良く、工夫をしてグラウンドに到着できたお陰で、選手はしっかり準備をしてから初戦に挑むことが出来ました。いいスタートを切れたのが、今回の結果に繋がったと思います。感謝!




 今年はあいにくの雨模様となりましたが、北海道バーバリアンズさん関係者すべてのご尽力により、盛り上がりを見せた大会でした。また連日のBBQで大変なもてなしをいただきました。改めて北海道バーバリアンズの企画力・運営力・組織力に感嘆した2日間でもありました。

「今後も六甲クラブとしてセブンズに取り組み、来年度こそは優勝を目指して精進してまいります。

 北海道バーバリアンズの皆様、参加チームの皆様、関係者の皆様本当にありがとうございました」

(セブンズキャプテン・三木勇太)