ROKKO RUGBYFOOTBALL CLUB OFFICIALBLOG

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ROKKO FIGHTINGBULL / REDWING

【クラブ理念】
ラグビーで地域を元気にする
~「楽しく・強く」をモットーに 生涯にわたりラグビーを楽しめる環境を提供する~
~NO RUGBY, NO LIFE~

【チーム】 (神戸&東京)
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【Facebook】

Rokko Rugbyfootbal Club


 

六甲クラブでは、ただ今、新会員募集中です!

お問い合わせは下記アドレスまで。
rokkorugby-info@googlegroups.com
迷惑メール防止のため、@を全角にしています。
お手数ですが、@を半角になおしてお送りください。

 

再び魂を呼び覚ませ!

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 年の瀬、「聖地・花園」では「第105回全国高校ラグビー」が開催中であり、高校生たちが憧れのピッチで熱戦を繰り広げている。

 1回戦はどうしても地域差などがあり、点差が開いた試合もあったが、必死に戦う選手たちの姿に胸をふるわせる人は多い。

 年齢を重ねて見ているせいか、劣勢のチームに「何とかトライ取ってほしい」などと、ちょっと肩入れしてしまう。

 花園の緊張感、強豪チームのパワー、圧力、恐怖…。様々なものと戦いながら、仲間を互いに励ましあい、点差は離れようが最後まで必死に食らいつく高校ラガーマンの姿に、自分を見つめ直し、「明日からもっとちゃんと生きなきゃアカンな」とやる気と元気を再注入してもらっている。  image

 「これまでのラグビー人生で、自分が全てをかけて戦った試合、時期はいつだったでしょうか?」

 昨年と今年のキックオフミーティングで、六甲FB主将・安翔大はメンバーに問いかけた。

 「僕も高校や大学最後の試合までさかのぼってしまうかもしれません…。でも皆さんにもう一度、あの頃の気持ちを呼び起こしてほしい」

 と、今季のチームスローガン『復活』には、六甲クラブの「復活」だけだはなく、メンバーそれぞれの気持ち、情熱を取り戻すことも含まれていると強調した。

 image人種、世代、職種、ラグビー経験値、それぞれが違った中で「六甲クラブ」の下に集まった。仕事や家族も大事。限られた練習や試合で仲間意識を高め、団結力を強めて自分たちでチームを成長させていく。うまくいかないこと事も多いが、それを乗り越えてつかんだ勝利の喜びは明日への活力になっていく。

 image正直、仕事や色々シンドイ時だってある。でもそんな時だからこそ、仲間とラグビーで過ごす時間、ともに勝利を追い求める時間はかけがえのないものとなる。何よりも「前向きに生きる力」を与えてくれる気がする。

 image年明けすぐに始まる「全国クラブ大会」。カテゴリーは違えど、全国の強豪チームが頂点を目指してシノギをけずる。

 花園や、地方予選で全てをかけて戦った高校時代。今よりもラグビーの知識、理解度は浅かったかもしれないが、『勝ちたい!』という思いは誰にも負けなかった。

 クラブラガーマンの「夢舞台」を前に、六甲戦士はその情熱を再び呼び起こすー。

(三宮清純)

​全国大会、初戦はタマリバ



平素は六甲クラブ、六甲ファイティングブルに多大なるご声援を賜りありがとうございます。

 「第33回全国クラブ大会」が日本協会よりリリースされました! 


 2年ぶり30回目の出場となる六甲ファイティングブルは関西①代表として出場致します。

 初戦は1月18日(日)、相手は神奈川タマリバクラブ(関東③)です。

 



神奈川タマリバクラブは創部以来クラブラグビーの概念を大きく変えるフィットネスで日本一を何度も経験してきた名門クラブ。六甲も全国で何度も死闘・激闘を繰り返してきた強敵です。

 チームは残された期間を大切に過ごして初戦を迎えます。

 全国大会での熱いご声援、何卒よろしくお願いいたします。

 全国のピッチを走り抜けろ!六甲ファイティングブル‼️



 

近畿リーグ激闘プレビュー

  

 

 

全国大会をかけて今年も激闘が展開された近畿リーグ。4年ぶりの優勝を奪還した六甲ファイティングブルですが、リーグ戦の戦いぶりを振り返ります。

 

 ●第1戦 9月28日(日)【日岡山G】

 六甲FB 45-15 芦屋クラブ

 

 

 

予定されたメンバーが急病や、ケガなどで急遽入れ替えがあるなど、緊張の中でのキックオフ。

 

 芦屋クラブには、春の兵庫県選手権では大勝していましたが、この日は序盤から先制トライを奪われるなど苦しい立ち上がり。元気いっぱいの芦屋にやや押され気味でしたが、スクラムやセットプレーで優位に立ち落ち着きを取り戻すと、後半は芦屋をシャットアウト。リーグ開幕戦の難しさを改めて感じながら、初戦を突破しました。

 ⚫︎第2戦 10月26日(日)【天理親里】

 六甲FB40ー0交野クラブ

 

雨模様の一戦、序盤から六甲は敵陣に攻め込みますが、滑りやすいピッチと、交野クラブの執念に、思うように点を上げることができません。

 

 特に後半はポゼッションのほとんどを支配しながら、最後のツメが甘く取り所でミスが続き、やや不完全な内容となりました。

 試合後のロッカールームで「自分たちはどこを目指して戦っているのか?」と榎村GMはカツを入れ、メンバーに意識改革を求めました。

 ⚫︎第3戦 11月2日(日) 【神戸ユニバ補助】

 六甲FB 31ー12PAくすのき

 

千里馬戦前の「天王山」と位置付けた一戦。リーグワン経験選手などずらりと並べて必勝メンバーで臨んできたPAくすのきに、六甲は岡田、井上、三﨑の三列が序盤からボールに絡み続け、向かい風の中必死に対抗。少ないチャンスを生かして前半3トライを上げます。後半、1トライを返されたものの、追い風や、セットプレーでプレッシャーをかけて2トライ。苦しみながらも勝ち点5を掴み取りました。

 

 「この辺りから、何かチームが変わった気がします。一つ段階を上がったような」とはマネージャーの1人。強敵に勝利はチームに勢いを、また仲間同士の信頼感が強まりました。

⚫︎第4戦 11月9日(日)【神戸ユニバ補助】

六甲FB98➖7ヒガシクラブ

 

冷たい雨が降り続く中でのキックオフ。いきなり1トライを奪われ嫌な立ち上がりでしたが、すぐに反撃開始。六甲のトライラッシュが始まります。メンバーは滑るコンディションながら積極的にボールを繋ぎ終わっでみれば98得点。最終戦の全勝対決にさらに弾みをつけました。

 

⚫︎最終戦 11月30日(日)【紀三井寺補助G】

六甲FB 41➖21 千里馬クラブ

昨季のクラブチャンピオンとの優勝決定全勝対決。六甲が先制すれば千里馬もすぐ取り返す行き詰まる激しい攻防が続きます。

 ポゼッションもボールキープ率も千里馬有利の中、六甲陣営を勇気づけたのがスクラムでした。先発、リザーブのフロントローが絶えずスクラムを押し続け、また三﨑、川内のインターセプトからのトライで流れを引き寄せました。

 

 

 

ベンチやサポートメンバー、応援に駆けつけた皆さんの声援を力に最後まで身体を張り続け、4年ぶりの近畿リーグ優勝を奪還しました。

 

 メンバー・スタッフ一丸で成し遂げた優勝でしたが、誰一人満足はしていません。今季のスローガンでもある「復活」への道のりはこれからです。

 「全国大会、特に関東のチームはどこもめちゃくちゃ強い。残り1か月できるだけの上積みをしていきたい」と安主将。

 

カテゴリーの違いはあれど、正月を超えてラグビーができる喜びを胸に、六甲ファイティングブルは精進を続けでまいります。

 

 

 

 

 全国へ絆深める


 千里馬との激闘から1週間後。六甲メンバーは早朝の加古川・日岡山グラウンドに集まった。

 「六甲レッドウイング」としての兵庫県リーグの試合。年内最後の実戦機会ともなる。

 「千里馬に勝ったからと言って、気を抜いたら絶対ダメ」と前日の練習ではLO岩下が言ったように、緩くなりがちなチームの雰囲気を引き締めていた。

 この日の相手は加古川西高OBのルーツを持つ「KWO」。グラウンド面でもお世話になっており、互いに知り合いも多い。

 KWOの人数不足により、芦屋クラブや六甲からも数人が助っ人としてチームに加わる試合となった。

 「六甲レッドウイング」の試合は多くの世代が出場して勝利を追い求める。安キャプテンは近畿リーグでは裏方に回ってサポートしてくれた選手や、五十路を超えたベテランGMまで幅広くメンバーを構成した。


「ミズキ、立ち位置!」「ミズキ、(スローイングは)まっすぐ!」と、アップ前からよく声かけられる男がいた。PR木下瑞貴だ。独特のキャラクターと雰囲気と微妙なコメントで部内の笑いを誘う。先日の千里馬戦ではボールボーイとしてサポート。深い溝に落ちたボールを虫取り網で拾うなど、隠れた奮闘でチームを支えた仲間を、この日は他のメンバーがサポートする。





六甲のキックオフでスタート。SO池内の強力なキックや、SH三善の軽快なパス回しで六甲が試合を有利に展開していく。

 真夏の試合でもロングスパッツを履き続けていたWTB脇田も

快走を見せる。CTB西澤、WTB山下など、先週サポートに回っていたメンバーが全国に向けアピールを続ける。


FLには長期出張中の愛媛から駆けつけた藤井延が駆けつけた。

「(出張先の周辺に)ラグビーするところがないんで、筋トレばっかりやってました」と、久々の試合を楽しんだ。



 普段なら、トライを取れる場面、継続できる場面でボールが出ない。それどころか嫌な角度からのハイパントで六甲陣に攻め込んでくるKWO。助っ人の中にFL井上、SH下村、FB伊藤の「六甲リーダー陣」がいた。


相手が普段の仲間だからと言って手加減はしない。3人はいつも通り動きを見せる。六甲選手同士の「マッチアップ」が再三見られ、会場も湧く。FL井上はゴール前のペナルティからの突進でトライを奪う。この男、笑顔を見せながらの突進がなかなか止まらない。「どないしたら、井上遼を止められるんや~ッ!」と六甲FL岡田も嘆きのデフェンスが続く。


 KWOには後半から、前半六甲でCTBでプレーした久保を派遣。ポジションの関係から久保はラインアウトのスローワーを務めたり、トライを上げた場面では「久保ちゃんFWもいけんるんとちゃうの?」と六甲陣営からの声も出た。

そしてこの時間がやって来た。もうすぐ齢・51を迎えるGM榎村がピッチに入って来た。「もっとエムラにボールを回せッ!」という観客席の夫人の声援を背に、トライにつながるダウンボールを見せた。



最後はリザーブ選手が多かった六甲がトライを重ねて59-19でのノーサイド。点差は少し開いたが、緊張感ある熱いファイトが随所に見られ、両チームは互いの奮闘をねぎらった。


試合終了後、円陣の中で榎村GMは「(普段の)味方の選手が相手になって、攻められて自分たちの弱いところが分かった点もあったよね。全国まで、またみんなでいい雰囲気作っていこう!」と呼びかけた。

 安主将も「(KWOに入った)遼さんや久保さんにトライを取られたけど、イーブンボールへの働きかけなどいい面もあったゲームでした。これからは全国に向けて重要な1カ月になります。普段の体調からしっかりと、積み重ねていきましょう!」と言葉に力を込めた。

1月から始まる全国大会。各地域から代表が決まりつつある。いずれも近畿リーグ以上の強力チームばかりだ。今季のスローガンでもある『復活』ロードが本格化するのはこれから。多くの世代の選手がプレーしたこの試合でさらに一体感を高めた六甲は

精進を重ねていく。(三宮清純)

 

⚫︎12月7日晴れ 10:30キックオフ

【加古川・日岡山G】

〜兵庫県リーグ〜



六甲RW 59(前24ー7.後35ー14)19KWO

★メンバー

1奥野太

2山田

3木下→榎村

4安

5岩下

6藤井延

7北村

8岡田

9三善

10池内

11脇田→三木

12久保→安藤輝

13西嶋→亀谷

14山下

15安藤青


17三﨑

18榎村

21安藤輝

22 亀谷

23三木


・代表、交代指示〜高鷲

・SA矢田

・給水〜藤田、畑、川内

・ビデオ〜中野

・ベンチ〜竹中


※助っ人としてKWOでプレー

井上、下村、伊藤、久保(後半)



年内最後の試合、普段サポートするメンバーものピッチに登場。楽しく強くラグビーを満喫しました。

レフリーの皆様、兵庫県クラブ連盟の皆様、KWOの皆様ありがとうございました!

   


11月30日、千里馬クラブとの全勝対決を制し、4年ぶりに近畿リーグ優勝を奪還した六甲ファイティングブル。ここでは選手たちの表情を振り返る



「いやもう、この試合はFWが頑張ってくれたおかげですよ」


とはSH下村だ。確かに41-21と点数差こそ開いたが、ポゼッション、エリア的には千里馬が支配。六甲はデフェンスの時間が多かった。

 その中でスクラムで優位に立てたことが勝利につながったといっていい。「前半スンギさん(李)でプレッシャーかけて、後半タイスケ(奥野太)でさらに追い討ちをかける。イメージ通りでした」(安主将)


急遽、3番で先発した奥野竜は後半途中からHOとしても爆発。ピンチの場面で相手スクラムを粉砕した。


「ここぞの場面」でFWの集中力を高めさせたハドル。その中心には副将でもあるFL井上がいた。労力を惜しまずあらゆる局面に顔を出し、味方を勇気づける。安主将も全幅の信頼を置く。


ノーサイド後、子供のように喜びを爆発させて小さな身体で仲間に抱き着きまくったのがSO伊藤だ。「昨年は必要以上にFWを近場で当たらせてしまった。そのリベンジがしたい」と試合前に意気込んでいたBKリーダー。その言葉通り落ち着いた好キックで再三味方を敵陣深く送り込んだ。



 3年前の10月30日、千里馬クラブに敗れ、全国大会の連続出場が途絶えた時、当時のリーダー陣で唯一試合に出場した№8三﨑は「支えてくれるみんなに申し訳ないです」と責任を背負いこんだ。近大1年の時から入った六甲。当時はWTBだったが試合出場機会を求めてFWに転身。№8に起用された当初は「スクラムの組み方わからないです」と戸惑っていた。表立ってチームを引っ張るのは少し苦手だったが、毎年メンバーが入れ替わる中、厳しい時も三﨑はスクラムの最後尾に立ち続けた。前半終了間際のインターセプトトライは間違いなく流れを手繰り寄せた「勝ち」あるトライだった。

 



「今日はボク、ほとんどボールに触ってませんでした」とはFL岡田だ。小さな身体ながら闘志をむき出しにしてタックルに入り続けた。次は2年ぶりの全国大会。前回主将として勝利できなかった悔しさをぶつける。



 戦っていたのは選手だけではない。試合に出られなかった悔しさをグっとこらえて給水やボール係などの裏方に徹した選手、トレーナー、マネージャー。普段は厳しい言葉を続ける榎村GMも「PAくすのき戦あたりから、チームの雰囲気も良くなってきましたね」と試合後、メンバーを手放しで賞賛した。

 忘れてはいけないのが選手の家族や知人の応援だ。この日は遠方の和歌山にも関わらず、多くの選手の家族が応援に駆けつけてくださった。中には「モール!、トライチャンスや!バックスも全員入れ!」とよくラグビーをご存じの女性の声も。

 高校や学生時代はとうに過ぎているのに応援に駆けつけてもらい、選手たちも幸せだ。そしてまた多くの人に、クラブチーム、六甲クラブの存在を知ってもらうことになり、ありがたいことである。

 「全国ま1カ月弱。できるだけの力を積み重ねていきたいです。そして2月までラグビーがしたいです」(安主将)


多くの応援が力になることを痛感した六甲ファイテイングブル。2年ぶりの夢舞台へ互いに支えあい、さらにチーム力を上げていく。(三宮清純)

 

 

 我等、王座ト誇リヲ奪還セリ



  快晴の和歌山・紀三井寺補助G、13時58分。

 優勝をかけた近畿リーグ最終戦、千里馬クラブとの全勝対決。雪辱の一戦を前に、六甲ファイティングブルは固くハドルを組んだ。

 「最後まで全員が同じ絵を見続けよう!」

 交代指示を務める榎村GMがゲキを飛ばす。

 「苦しい時間、上手くいかない場面でも絶対マイナスなことを言っちゃダメ。最後まで前向きに。ひたむきに。仲間を信じて。必ず結果はついてくる」。



珍しくかまずに続けたGMの言葉に新鮮な驚きを感じながら、円陣のメンバーは主将・安翔大の言葉を待った。

 「積み重ねてきたものを全部出そう。俺たちはどのチームよりも走って来た。自信を持って、絶対勝とう!」

 決して譲れない戦いのピッチに六甲戦士が飛び出していった。  

 六甲のキックオフで始まった。やはり昨季のクラブチャンピオン・千里馬の当たりは、これまでのリーグ戦どのチームより激しく、重く、痛い。早々にWTB畑が右肩を痛め負傷交代。六甲陣営に嫌な雰囲気が漂う。


 6分だ。互いにキックの応酬から得たゴール前10㍍付近のラインアウトで六甲はモールをドライブ。「ここがチャンス!」とFWが足をかき、左隅になだれ込み、FL井上がタッチダウン。難しい位置からのコンバージョンもFB安部がきっちり決めて、六甲が7-0と先制する。

 だが直後の10分、千里馬も落ち着いて逆襲。重たいアタックと六甲防御をずらしてスペースを作り、同点のトライ・ゴールを決められてしまう。



 その後しばらく膠着した状態が続いていたが、20分、右ライン際のスクラムから六甲は左に展開。素知らぬ顔で駆け上がってきたWTB三木が大きく前進して右に切り返してCTB安藤輝につなぎ、ポール真下にトライ。ゴールも決まって14-7とする。


 しかし慌てることのない千里馬はすぐさま反撃。元ドコモの李智栄のアタックなどでトライを返し14-14。勝負は再び振り出しに戻った。

 ここ数年の六甲なら、このあたりで「もっと早く点を取らなきゃ」と冷静さを失うところだが、今季は「どんなに苦しくても集中を切らさない。個人で勝手なプレーはしない」(安主将)としっかり規律を守り王者に対抗する。

 その根源となったのはスクラムだった。

 「ファーストスクラムで『いける!』と感じました」と、この日3番に入った奥野竜。千里馬を押し込みプレッシャーをかける。特に自陣ゴール前では8人が一体となり猛プッシュでターンオーバーして反則を奪う。左脇から共に押し上げたFLが岡田が飛び上がって雄叫びをあげる。

 タイトな試合では、たとえわずか数㍍、数十㌢でもスクラムを押し込めば、バックスもベンチも大いに勇気が湧いてくる。スクラムに相乗して懸命のデフェンスが続く。


前半のうちにもう一度リードしておきたい六甲は千里馬ゴールに迫ったが、ターンオーバーされてしまう。このままハーフタイムかと思われたその時、千里馬SH牧山のパスを№8三﨑が大きく腕を伸ばしてインターセプト。そのままポスト下に飛び込む値千金のトライ。21-14でのハーフタイムとなった。

 前半終了間際のトライは相手に大きなダメージを与えるとともに、味方には何よりの活力剤になる。ハーフタイムで修正点を確認するメンバーの表情が、これまでにないくらい生き生きとしている。

 「千里馬は後半がものすごく強い。ちょっとでも油断すると一気にやられてしまう。もう一度0-0からの気持ちで」と安主将は円陣でまとめたあと、スーッと息を吸い込み、おそらく準備をしていた?言葉を叫んだ。

 「千里馬をボコろう!」

 自信を確信に変えるため、勝負の後半40分が始まった。


やはり千里馬は前半よりペースアップして六甲陣に攻め込んで来た。№8廣瀬の小柄ながら固いアタック、CTBマノア・ラトウの強烈なゲインで一気にゴール前まで迫ってくる。ゴールを背にして必死のデフェンスを見せる六甲。そしてまたスクラムを押し込みピンチを脱出する。



 「その時」が来たのは後半4分だった。FKから千里馬は連続攻撃で一気に六甲陣深く斬りこんできた。その千里馬のパスを六甲CTB川内がスッと前に出てインターセプト。川内は味方の声援を背に受けポスト真下まで70㍍を一気に駆け抜けた。神戸科技高出身の21歳が、PAくすのき戦に続き大事な場面でポテンシャルを発揮。川内は防御でもゴール前の大事な場面でチームを救うビッグタックルを見せた。


28-14、点差は少し開いたが、相手は全国王者の千里馬。さらに激しさを増してアタックを強めてくる。六甲もフレッシュなリザーブを投入し必死の防御を続ける。


ここでもまた六甲のスクラムが爆発する。㏚に李と入れ替わった奥野太が、さらに圧力をかけて千里馬にプレッシャーをかけていく。

 22分、33分と敵陣での少ないチャンスで、六甲はPGを選択。FB安部が落ち着いてゴールを決めて34-14とする。このあたりから王者・千里馬のアタックにも焦りが見え始めミスも多くなってきた。

 38分過ぎ、敵陣10㍍付近での六甲はマイボールスクラムを押し込みアドバンテージを得る。崩れた密集から前がポッカリ空いたのをLO粟田が見逃さず、悠々とインゴールを陥れ、ポスト裏にダイブ。勝負を決定づけるトライとなった。

 「その瞬間」を選手、ベンチ、応援団は待ちわびていた。ロスタイムは7分近く続いた。最後は王者の意地を見せた千里馬にトライを奪われたが、直後にノーサイドの笛が鳴り響き、六甲戦士たちは紀三井寺の夕暮れ空に両手を突き上げた。



41-21。昨年の完敗から378日ぶり、関西王者、全国大会の連続出場記録が途絶えた2023年10月30日に負けてから実に1172日。六甲ファイティングブルが昨季のクラブチャンピオンにリベンジを果たし、近畿リーグ王座を取り戻した。

 笑顔と同時に自然と熱いものが込み上げてくる。この瞬間の為に頑張って来たー。選手もスタッフも涙と汗が入り混じったいい顔をしていた。

 4年ぶりの近畿リーグ優勝と、2年ぶり30回目の全国大会出場を決めた。「復活ロード」はまだまだ続く。

 六甲ファイティングブル。

 今はただ走り抜けるのだー。

(三宮清純)


 

 

 

●11月30日(日)晴れ 14時KO

【和歌山・紀三井寺補助G】

~近畿リーグ最終節~

六甲FB41(21-14、20-7)21千里馬

前3T3G                前2T2G

後2T2G2PG              後1T1G

 

★六甲クラブメンバー

 

1李→奥野太

2北村→永田

3奥野竜→山田

4安(主将)→粟田

5岩下

6岡田

7井上→三善

8鈴木

9下村

10伊藤→安藤青

11畑→亀谷

12安藤輝

13川内

14三木

15安部

 

16山田

17奥野太

18永田

19粟田(背番24)

20鈴木(背番25)

21三善

22安藤青

23亀谷

 

・代表~高鷲 ・交代指示~榎村 ・記録~藪内

・SA~藤田 ・給水~矢田、脇田、山下

・ボール~田中、木下

・ビデオ~西島 カメラ~安君パパ

・ベンチ~竹中、中野、蜂巣

 

 

 

 

 

勝ち点20同士の全勝対決は、激しさあふれる熱闘となりました。

六甲FBは最後まで集中力を切らさずに戦い続け、4年ぶりに近畿リーグ優勝をつかむことができました。

 レフリーの皆様、会場関係者の皆様、千里馬クラブの皆様本当にありがとうございました。

 また、会場には遠方にもかかわらず、多くの方々に応援に駆けつけていただきました。皆さんの性胃炎が本当に力になりました。

 たくさんの差し入れも頂きました。感謝申し上げます。

 

 

 

 

 4年ぶりの近畿リーグ優勝で、全国クラブ大会に2年ぶり30回目の出場が決まりました!

 初戦は1月18日(日) 熊谷ラグビー場です。

 さらに精進してまいりますので、今後とも熱いご声援をよろしくお願いいたします!

 

 全国ロードを走り抜けろ!

 六甲ファイティングブル!


​紀伊決戦、出陣の時!


 平素は六甲クラブ、六甲ファイティングブルに多大なるご声援を賜りありがとうございます。

 明日の近畿リーグ最終戦に備え、チームは今日、神大深江Gでキャプテンズラン(試合前最終練習)を行い、明日への出撃態勢を整えました。

 最終戦の相手は千里馬クラブ。昨年のクラブチャンピオンです。六甲クラブは出場メンバーだけでなく、スタッフ、サポートメンバー一丸の総力戦で挑みます。

 会場は和歌山、紀三井寺補助G。是非熱いご声援をよろしくお願いいたします。



⚫︎11月30日(日)

 14時KO【和歌山・紀三井寺補助G】

六甲FB🆚千里馬クラブ

4年ぶりV奪還へ、

紀三井寺のピッチを走り抜けろ!

六甲ファイティングブル‼️


日曜日は​近畿リーグ・優勝決定戦



平素は六甲クラブ、六甲ファイティングブルに多大なるご声援を賜りましてありがとうございます。


激戦が繰り広げられた近畿リーグも、いよいよ今週末がクライマックス。六甲ファイティングブルは昨年のクラブ王者・千里馬クラブと激突します。

 共にリーグ4勝0敗.勝ち点20同士の全勝対決となります。


千里馬クラブとは30年以上前の関西クラブAリーグから激闘・死闘を繰り返し、関西のクラブラグビー界を盛り上げて来ました。ここ数年、六甲は千里馬クラブに苦杯をなめておりますが、今年こそリベンジを期してシーズンを積み重ねてまいりました。


決戦の会場は和歌山・紀三井寺補助グラウンド。

昨年度日本一のクラブに六甲は出場メンバーだけでなく、サポート、スタッフ一丸となり総力戦で挑みます。

 4年ぶりの近畿リーグ優勝と、全国大会関西第1代表の権利をかけて戦う六甲戦士に、なお一層のご声援を賜りますよう、よろしくお願いいたします。

⚫︎11月30日(日)  14時キックオフ

 六甲FB🆚千里馬クラブ

【和歌山・紀三井寺補助G】

V奪還へ

走り抜けろ六甲ファイティングブル!