勝手に次期アードレー家大総長について考えてみた




今回は、(誰にも頼まれちゃいませんが)勝手に次期アードレー家大総長について考えてみたことを書きたいと思います。






現在のアードレー家大総長は、ウィリアム・アルバート・アードレーの、アルバートさんですね。


アルバートさんの前の大総長、先代もウィリアムで、アルバートさんのお父上、ウィリアム・C・アードレーでした。


アードレー家は何より血筋を重んじると、アルバートさんの手紙に書いてありましたし、


さらには大総長は、『直系のウィリアム』でなければならない、ということでした。


こちらもアルバートさんの手紙に書いてありました。


アルバートさんもウィリアムで、アルバートさんのお父さんもウィリアムで、そのまたお父さんもウィリアム…ということですね。


そして、アルバートさんのおじいさんにも両親がいたはずで、そのまた先にも両親がいるわけで。


先祖代々、一族の大総長は『直系のウィリアム』だったということですね。


この『直系のウィリアム』を大総長としなければならないということは、アードレー家がどのくらい歴史のある一族であるかはわかりませんが、


一族が繁栄し続けるためには『直系のウィリアム』が大総長でなければならないということですよね。


長い年月の間、『直系のウィリアム』が大総長になることでアードレー家は繁栄し続け、また結束してきたということが言えるということですね。


この『直系のウィリアム』という一族の“決まり事”は、時代が変わっても受け継がれてきたものでしょう。


先代が急逝したために幼かったアルバートさんが大総長を継ぐことになったのですが、


アルバートさんが成長するまで大総長は変人の切れ者だという噂を植え込み、印象操作をして幼いアルバートさんが大総長であることを長老たちは隠してきました。


アルバートさんが成長するまでの間、誰かが大総長をしても良かったのではないかと考えてしまうのは私だけでしょうか。


アルバートさんが成長し大総長の椅子に座れるような状態になったときに、きちんとアルバートさんにその座を譲れるような長老が大総長代行をしても良かったのではないかと思うのですが。


ですが、実際はそうはしませんでした。

そうしなかったところに一族の掟のようなものを感じました。


この掟は昨日今日に始まったものではなく、先祖代々受け継がれてきたものでしょう。


ですので、次期大総長はそう簡単に『直系のウィリアム』から外れることはないと考えられます。


そこで、アルバートさんの次の大総長は誰なのか、ということなのですが、


『直系のウィリアム』でなければならないということは、一族の者はみな至極当然考えているわけですが、


現在(ファイナルストーリー終了時点を現在と仮定します)、『直系のウィリアム』はアルバートさんしかいません。


アルバートさん以外の『直系のウィリアム』というのは、アルバートさんの子どもということになりますね。


もしアルバートさんに子どもが産まれることがなければ、『直系のウィリアム』はアルバートさんで途絶えてしまうということになります。


ですが一族は、これまで受け継がれてきた『直系のウィリアム』という掟をそう簡単に途絶えさせるつもりはないと思われます。


なのでアルバートさんは必ず妻を迎えて、その妻には男子を産んでもらわないといけないということになるでしょう。


なにがなんでもなので、お見合いや紹介などたくさんの縁談話があったと想像できます。


それを裏付けるようなものはファイナルストーリーにはありませんでしたが、


ファイナルストーリーはキャンディ目線で描かれているので(特に第3章)アルバートさんがたくさんの縁談話があったことをキャンディが知らないために描かれていないのかもしれません。


『直系のウィリアム』という意味には、血筋を重んじるという意味でもウィリアムの血を受け継いでいなければならないということになると思われます。


それはつまり、養子ではいけないということと等しいと私は思いました。


そういうことなのでキャンディはアルバートさんの養女で、血の繋がりもないわけですから、


キャンディは次期アードレー家大総長にはなれないというのは誰が考えてもわかることですね。


ですが血筋を重んじるということを考えた場合、もしキャンディがアルバートさんと結婚して男子が産まれれば、


その子はアルバートさんの血を引いているわけですから、ウィリアムを名付けることができますし、『直系のウィリアム』ということになります。


もしキャンディとアルバートさんが結婚し、そうなるためにはまず養子縁組を解消しなければならないですし、


キャンディを妻として迎えることを一族に受け入れてもらわないといけないし…


そればかりではないですね、


もし養子縁組を解いたキャンディとアルバートさんが結婚することがあるのであれば、一族から猛反対受けることは必至でしょう。


特にエルロイ大おばさまは、自分の命に替えてもキャンディとアルバートさんとが結ばれることは反対すると考えられます。


血筋を重んじるというのことは、アルバートさんと結婚するのであればどんな人でもいいというわけではなく、


相手の女性の家柄もそれなりであってもらいたいという意味も込められていると考えます。


もしどうしてもキャンディとアルバートさんを結ばせたいと考えた場合に2人の関係にウルトラCがあるとするならば、


それはキャンディは実はアルバートさんの養女でなかったという物語を書かなければならない、ということになるでしょう。


以前も似たようなことを書きましたが、現実的にキャンディがアルバートさんの養女でないということにするのはとても考えにくいことだと思います。


なぜならば、そうすることは物語の本筋を根底から覆すことになり、すべての話が無茶苦茶になるからです。


ですので、キャンディとアルバートさんを結ばせることはできないということになるんです。(私の主観です)


漫画キャンディキャンディは孤児だった女の子の成長物語として、きれいに完結してるわけですので、


ファイナルストーリーは大人の愛の物語とはいえ、

きれいに完結しているお話を壊さなくてもいいと思うんですね。


なので、名木田先生のいう読者の長年の夢をこわすというのは、キャンディとアルバートさんのカップリングが叶わないということを指していると思われ、


あのひとはアルバートさんではないということだと思うんです。


ですので、改めてあのひとは誰なのかを考えると、


キャンディの結ばれる相手をアルバートさんにすることができなくなった以上、


キャンディと結ばれる相手はまったく知らない人物とすることも大変難しく、


ならばこれまでに登場した人物のほうが読者もわかりやすくなるということで、


そう考えるとあのひとが誰なのか、必然的にお分かりになることでしょう。


そうです、あのひとはテリィということになります。


そのためにもスザナには亡き者になってもらうしかなかったということでしょう。


……おっとっと…大きく話が逸れてしまいました。


このことを考えると、いろいろと考えてしまいますし熱くなってしまいます…すみません。




では、次期アードレー家大総長のお話に戻します。


ということで、アルバートさんがもし結婚をせず一生独身を貫いた場合、『直系のウィリアム』がいないということはどうなるのでしょう?


血筋を重んじるアードレー家なので、養女のキャンディに男の子が産まれたとしてもその子どもは『ウィリアム』と名乗ることはもちろんアードレー家大総長の後継ぎにもなれないでしょう。


エルロイ大おばさまをはじめ、長老たちの猛反対は必至と考えられますし。


ではどうするのか?


私は、アードレー家一族は血筋を重んじるということなので、血の繋がりの濃さから人物を選ぶ可能性があるのではと思っています。


日本の皇室の継承順位と同じ考え方になるかもしれないです。


そしてアードレー家の家系図については、1977年のなかよしまんが新聞を採用として考えてみることにします。


アルバートさんと血の繋がった人物で最も血が濃い人物は姉であるローズマリーになりますね。


ですが万一生きていたとしてもローズマリーは女子のためアードレー家大総長を継承することはおそらくこの時代難しかったと考えます。


大総長となる人物は、それなりの教養、知識が必要で、昨日今日の学びで習得できるものではないはずです。


政治、経済、国際社会、人種問題に経営学に帝王学、マナーやしきたりなどなど…幼いころから勉強し身につけなければなりません。


なので、ローズマリーは継承者からは外れるということになります。


ではローズマリーの次にアルバートさんと血の繋がりが濃いのは……アンソニー・ブラウンです!!


そうです、アンソニーなんですよ、実は。


アルバートさんに男の子が産まれないかぎり、アードレー家大総長継承順位第一位はアンソニーということになるんです(私の主観です、もちろん)


そういう背景があったからなのでしょうか、エルロイ大おばさまはアンソニーがステアやアーチーの3人の中で一番かわいかったようですよね?!


さらにアンソニーの次にアルバートさんと血の繋がりが濃いのは、ステア、アーチーと言いたいところなのですが、


アルバートさんのお父さんの姉、エルロイ大おばさまと妹のジャネットがアンソニーの次に血の繋がりが濃いということになりますが、ここでも女子は除外とします。


となりますと、次にアルバートさんと血の繋がりが濃いのは、ステア、そしてアーチーという順になると思われます。


どうりでエルロイ大おばさまはアンソニー、ステア、アーチーのことを可愛がってましたよね?!


そういう意味もあったのでしょうか?真相はわかりませんがもしそうならばなぜか納得。


それはエルロイ大おばさまとも血の繋がりが濃いという意味もあるので、そういう意味でも3人のことは可愛かったのかもしれませんね。


まとめると、アードレー家大総長継承順位は、

第一位はアンソニー

第二位はステア

第三位はアーチー

ということです。


現実として、アンソニー、ステアは他界しているため、現在のアードレー家大総長継承順位第一位は、アーチーということになるでしょう。


もし万一にアーチーがアードレー家大総長なる椅子に座るとなれば、アーチーからの子孫が大総長の後継者となることになります。


あ、その意味でもエルロイ大おばさまはアーチーとアニーの結婚に反対したのかも??




いろいろ書きましたけども、勝手に次期アードレー家大総長を考えてみた件でした。


みなさんはどう思われますか?