【人狼】
人狼ゲームのメインと言えばもちろん人狼です。
市民に自分が人狼だとバレないように動き、毎晩一人の市民を殺す。
市民の人数が人狼の人数と同じになった時点で、人狼陣営の勝利となります。
・とにかく吊られないように
人狼は、とにかく吊られないようにするのが一番大切です。
これは市民の立ち回りでも書きましたが、吊られないようにするにはとにかく
「狼を探す姿勢を見せる」事です。
とにかく、初日に吊られるなんてのは最悪です。
初日に自分が吊られてしまった場合、次の日に占いで仲間の狼に黒が出されれば、
100%自分が吊られる事になるため、初日に狼が吊られるだけでもほぼ負けムードです。
初日に吊られないためにはとにかく殴る事です。
他人の粗を見つけ、そこを突く事で、その人物を怪しいと仕立て上げるのです。
どうやって殴るか、というのは以下の市民の立ち回りに記述しています。
これを全く同じように実行すればよいだけだと思います。
https://ameblo.jp/rokiegle1/entry-12388412511.html
・噛み先の選び方
人狼の能力は毎晩一人の市民を殺す事です。
ただし、がむしゃらに噛んでいても意味がありません。
その場その場に合わせた適切な噛み先選びが、勝利につながります。
まず基本的にはグレーは噛まないに限ります。
グレーとはまだ占われていない人物の事で、
グレーの人物を噛んでしまうと、占われていない対象がどんどん減ってしまい、
自分が占われてしまう可能性が高くなるからです。
すでに白と宣言された人物か、役職持ちを噛むのが基本となります。
-占い師噛み-
占い師は狼にとって最も邪魔な存在です。できれば噛んでしまいたい。
占い師の噛み方にもいろいろあって
①確定噛み
②漂白
③ベーグル
の3種類があります。
これらはすべて狂人が占い師COをしている場合の話です。
①確定噛み
確定噛みというのは、
狼目線で占い師の真偽がわかった状態の時、本物の占い師を噛む事です。
例えば、狂人占い師が自分に「白」と言ったとします。
自分は狼なので、白なわけありません。よってその白を出した占い師は狂人だとわかります。
よって、その狂人の対抗である本物の占い師を噛んでしまうのが「確定噛み」です。
確定噛みのメリットは、なんと言っても本物の占い師を場から抹消できる事。
デメリットは、占い師が噛まれた時点で確定噛みは絶対に疑われるという事と、
占い師が噛まれた後は大体、残った狂人も吊られてしまうので、
PPは狙えなくなるという事です。
もし初日に市民を吊らせた後に占い師を噛み、
翌日に狂人がうまく市民に黒を出してくれた場合、
狂人を吊らせずゴリ押せてしまうように持っていく事もできます。
例えば、初日に市民が吊られ、その後本物の占い師を噛んだとします。
2日目に狂人Aさんが、市民Bさんに黒を出したとします。
普通はとりあえずPP回避としてAさんを吊っておく、という流れが鉄板ですが、
「ここでAさんを吊っても、明日Bさんを吊るんだったら意味ないですよ」
「もしここでAさんを吊るんだったらBさんは村置きという事になります」
「どうせ明日Bさんを吊るなら、Aさん真置きって事なので、今日Aさんを吊るのは無駄です」
「どうせ潜伏狼は2人なので、
グレーで殴り合うぐらいならAさんが真であると賭けてBさんを吊りませんか」
みたいな感じで、狂人を吊らない正当性を主張すれば、
無理やり市民吊りに持っていけて翌日PPで完全勝利、という事もできます。
「Aさん吊るって事は、Bさんは村置きって事でいいのね?」みたいな感じで、
遠まわしに投げかけていくと良いと思います。
実際問題、黒出しした占い師を吊った翌日に、その黒を出された人を吊るんであれば、
「結局昨日吊った占い師を真置きする」事になるので、
「なら昨日占い師吊らなきゃよかったじゃん」という話になるわけです。
なので2日目に占い師が噛まれた後に狂人が黒出ししたら、
この流れに持っていくのもアリだと思います。
ただ、初日に白出されてる自分がそれを主張しまくってると
「ただでさえ確定噛みを疑われる位置なのに、吊りをやたら押している」という事で、
自分が怪しまれる危険性はあります。
白を出された狼がこれを言うとあらかさますぎるので、相方の狼が言うといいですね。
仮に疑われたとしても、反論できる自信があるのであれば、確定噛みを狙うとよいでしょう。
村目線では確定噛みか漂白かベグかなんてわかりませんので、
「自分目線では確定噛みはないので、漂白かベグですね」
「私を黒く見せるために狼が狙ってやったんだと思います」
みたいな感じで適当にごまかしてれば、まあとりあえずは凌げます。
あとは発言で村目を取りつつ、
よりスケープゴートにしやすい市民に疑いを向けさせる事で勝利しましょう。
②漂白
漂白とは、確定噛みとは逆に「占い師の真偽がついた状態で、あえて狂人を噛む」事です。
正直、そんなに多発はしません。
漂白のメリットは
「本物の占い師に白を出された人物に疑いを向けさせられ、自分が白くみられる」事。
デメリットは
「真占い師に狼を見つけられる可能性があり、狂人が仲間を囲う可能性はゼロになる」事。
あえて漂白する事によって、狂人を本物の占い師に見せる事ができます。
本物の占い師に白を出された人を
「確定噛みした狼」に見せかける方向で誘導していくのがよいでしょう。
片方の占い師が噛まれれば、もう一人の占い師も翌日に吊られる確率が高いため、
「狂人を真占い師に見せながら真占い師を翌日吊らせる」
「真占い師に白を出された人を狼に疑わせられる」という作戦を取る事ができます。
③ベーグル
よく「ベグ」と呼ばれている噛み方です。
これは「占い師の真偽がついていない状態でどちらかを噛む」事です。
どっちが本物かわかんねーけど、とりあえず噛んでみっかー、ってぐらいのもんです。
とりあえず本物に見えるほうを噛んでおくのが良いです。
メリットは「占い師を消せる可能性がある上、白を出された人に疑いを向けさせられる」事、
デメリットは「狂人を噛んでしまう可能性がある」事です。
狼目線で占い師の真偽がついていないという事は、
狂人が自分に白を出していない、という事になるので、
白を出された人に疑いをかける方向で誘導すると良いでしょう。
また、初日に仲間の狼が吊られた場合は、
次に自分が黒を出されたら即終了なため、
占い真偽がついていなくてもどちらかを噛んでおくべきだと思います。
狂人は基本的にグレーの中にいる狼に白を出したいため、
わざわざ対抗でCOしていた占い師に白を出している人が真の可能性が高いです。
占い師A→Bさん白 占い師B→Cさん白
といったように、占い師AさんはBさんに対して白を出しているため、
こっちが真の可能性が高いです。ベグるならAさんでしょう。
-霊能者噛み-
噛み先の候補として霊能者噛みもあります。
霊能者を噛む事で、村に残りの潜伏狼数を把握させない、というメリットがあります。
ただ、霊能者は狩人が守りがちな上、
噛んだところで占い師噛みほどの効力はないので、
そこまで優先的に噛む必要性もないかと思います。
あるとすれば、初日に市民が吊られた時にあえて霊能者を噛む事で、
初日に吊られた市民を狼だと思わせるというミスリードをする事ができる事ぐらいですかね。
後半、霊能者がもうほとんど役割を終えている時点で
とりあえず噛んでおく、ぐらいで良いかと思います。
あと、終盤で
狼 白 白 霊能
といった盤面になった場合は絶対に霊能者を噛んでください。
もしかしたら白の中に狩人がいて、霊能者が守られるかもしれません、
それでも霊能者を噛んでください。
・霊能者を噛んだ場合
狼 白 白 となり、自分が吊られる確率は1/3になります。
・霊能者を噛んだが狩人に守られた→翌日に本物の狩人だけがCOした場合
狼 白 狩 霊 となり、狩人と霊能者は本物が確定しますので、
自分が吊られる確率は1/2になります。
・霊能者を噛んだが狩人に守られた→翌日に本物の狩人と自分が狩人COした場合
狼(狩CO) 狩 白 霊となり、狩人COのどちらかが黒になりますので、
残った市民は確定白となり、自分が吊られる確率は1/2になります。
・狩人が残ってる可能性を恐れて霊能者ではなく白を噛みにいった場合
残るのは 狼 白 霊となり、自分が吊られる確率は1/2になります。
何が言いたいかというと、
一番良いのは「霊能者を噛んで自分が吊られる確率が1/3」になる事であり、
霊能者を噛んでGJが出た時も、GJを恐れて霊能者以外を噛んだ時も、
吊られる確率は1/2にしかならないため、霊能者を噛まない理由がない、という事です。
-片白・確定白噛み-
占い師や霊能者の他に「白を出された人物を噛む」という方法もあります。
基本的には「グレーを狭めたくない」「狩人を噛みたい」という思いからです。
それに、重要役職は狩人が守る可能性が高いため、
ただの片白の市民は役職に比べて噛みやすく、狩人の妨害にもあいにくいです。
自分の場合、初日に市民を吊らせる事に成功した場合、
比較的余裕があるので、狩人狙いで片白噛んでおくか、となる事が多いです。
それに、占い師のどちらかを噛んでしまうと「PP防止」といって、
もう片方の占い師も絶対吊られてしまい、PPを狙う事ができなくなりますので、
占い師をあえて噛まない事もあります。
また、初日に狂人がどっちかわからない場合、
ベグをすると狂人を噛んでしまいめんどくさい事になるケースも多いので、
占い師COの二人は残しておいて、翌日に囲ってもらう事を狙うという考えもあります。
あえてある1人の片白をずーっと残しておき、狼っぽく仕立て上げる事で
「片白がこの終盤までずーっと残ってるのはおかしい、お前が狼だ」
的な流れに持っていくのも良いでしょう。
...と、色々な噛み先を書きましたが、状況や好みに合わせて噛んでください。
ちなみに、自分がもし吊られてしまう場合は、狩人回避ルールの場合、
自分が狩人COをすれば本物の狩人も釣られてCOしますので、
その狩人を噛んでしまえば、狼の最後っ屁としては悪くない動きになると思います。
・占い騙り
狼が占い師を騙るという戦術もあります。
メリット①意表を突ける
基本的には狂人が占い師を騙り、狼は潜伏するというのが多いです。
なので、占い狼など序盤は基本的に考えません。そのため意表が突けるのです。
ただし、狂人が霊能者COした場合は、占い狼が露呈する可能性は高いです。
狼が霊能者COしてもすぐローラーされるだけでメリットは薄いので、
霊能者狂人、占い師狼を読まれてしまうからです。
メリット②白位置・黒位置を完全に把握しているため、場を支配しやすい
狂人は誰が狼かわからないため、半ば運ゲーのような感覚で白・黒を出します。
しかし狼が占いに出れば、白も黒も把握しているため、自由自在に占い結果を出せます。
あえて仲間の狼に黒を出す事で真目を獲得すれば、
後はやりたい放題、というケースもあります。
メリット③狼が吊られる確率が下がる
もし潜伏狼2なら、初日にグレーを吊った場合、
狼が死ぬ確率はだいたい2/5、または1/2になります。
しかし、狼が占い師に出ていた場合はグレーの中に狼がいる確率は約1/5か1/4になり、
初日に仲間を囲ってしまえば
「グレーの中に狼がいない」という市民的には絶望的な状態を作り出せます。
占い師COに出ている自分は、
終盤になって盤面が整理されてこない限りは絶対吊り対象にならないので、
かなり安心感があります。
デメリット①占い師ローラーの危険性が伴う
もし狂人が空気を読んで占い師COをしなければ良いですが、
狂人も占い師COしてしまった場合は占い師COが3人となります。
そうなった場合は間違いなく「占いローラー」と言って、占い師を吊っていく流れになります。
狼が占い師に出ると常にこの危険は伴います。
占いローラーになった場合、
自分は100%吊られる上に自分が狼だとほぼ間違いなくバレるので、
初日に仲間の狼に白を出すと、後半で仲間が疑われる事となってジリ貧になります。
なので、初日に仲間の狼は囲わない方がリスク軽減となると思います。
デメリット②真占い師を噛みにくい
前にも書いた通り、片方の占い師が噛まれれば、もう片方も吊ろうという流れは鉄板です。
もし狼の自分が占い師として出ている状態で、もう片方の占い師を噛めば、
狼である自分が吊られてしまう可能性が高いのです。
なので、真占い師は中々噛みにくく、場に真占い師が残り続ける危険性は伴います。
デメリット③狂人の位置を把握しにくい
狂人が占い師に出てくれていれば、狼に白を出したor市民に黒を出したという動きで、
狼が狂人を認識する事ができます。
しかし、自分が占い師で、狂人が潜伏していると、ほぼ狂人を認識する事ができません。
そのため、狼陣営の数を把握しにくく、PPが狙いにくくなってしまいます。
...狼の占い騙りのメリット・デメリットを紹介しました。
自分はロラが怖いので占い狼はあまり出ません。
占い狼の方が絶対面白くなるとは思いますけどね。
・狩人騙り
人狼が狩人を騙る事もあります。
一番多いのは狩人回避ルールの時に自分が吊り指定された時です。
吊られそうになった時に狩人COをすれば、本物の狩人も釣られて狩人COします。
結果的にはそういう場合自分が吊られますが、本物の狩人を炙り出せるため、
狩人を確実に噛む事ができます。
回避ルールの時はとりあえず狩人COしておくのも安定ですが、
本物の狩人が出てしまう事でグレーが狭まって、
仲間の狼が占われる可能性は高くなりますので、
それがイヤな場合はあえて狩人COをしないのも手です。
また、片白を1人または2人噛んだ場合、その中に狩人がいる可能性がありますので、
本物の狩人が死んだ中で自分が狩人COをして、真っ当な守り先を提示していけば、
自分が本物の狩人だと思われる可能性もあります。
ただ、狩人騙りをする時に気を付けなければならないのは、
仲間が一人吊られている状態で狩人騙りをするのはまずいという事です。
例えば初日に仲間の狼が吊られてしまい、翌日に本物の狩人がCOしたとします。
そこで自分が焦って狩人COしてしまったら、狼は負け確定になります。
なぜなら「狩人のどっちかに残り1匹の狼がいるんだから、
狩人COを2人とも吊れば市民が確実に勝てる」という状況になってしまうからです。
・ライン切りは初日からやるべき
「ライン切り」というのは「仲間の狼を殴って、繋がりを断つ事」です。
逆に「ラインがある」というのは、
お互い殴っていなかったり擁護していたり、繋がりが見える事を指します。
狼を探す上でラインというのは考察の定番なので、
逆に初日から仲間の狼を殴っていたり吊りを押していれば、
自分と人狼は「ラインがない」という事が客観的な事実となり、
有利に進める事ができます。
狼が吊られた後は、狼を露骨に庇ったりしていると間違いなく怪しまれます。
なのでラインは切るべきなのです。
仲間がほぼ間違いなく吊られるような状態なら、もう迷わずドンドン吊りを押しましょう。
ただ、2日目や3日目で、仲間の狼が絶対に吊られるという場面で
ようやく申し訳程度のライン切りをすると、
逆に「露骨なライン切り」と思われてかえって怪しまれます。
なので、ラインを切るなら徹底的に切るべきという事で、
初日に味方の狼を殴っておくのが良いと思います。
例えば仲間の狼が寡黙で、考察も落とせないような人なら、
ほっといてもどうせいつか吊られます。
どうせいつか吊られるような仲間をわざわざ擁護していても意味はないので、
仲間が寡黙なら殴った挙句に最吊り位置として挙げます。
または、狂人が2日目も狼を囲えていない場合の話をします。
盤面
・占い師A ・占い師B ・霊能者 ・Aの片白 Bの片白 ・グレー(自分) ・グレー(仲間狼)
残ったグレーが自分と仲間の狼だった場合、
仲間を擁護すると明らかに違和感があるのです。
もし自分が市民なら「自分以外のグレーがほぼ間違いなく狼」と考えるのが自然なので、
そういう時に変に仲間を庇うと、グレー2人の狼が村に透けてしまいます。
そういう時は「占い狼ない限り、自分目線〇〇さん(仲間狼)は黒です。吊り推奨です。」
と即座に身内切りしましょう。それしか道はありません。
その上で、
「自分目線〇〇(仲間狼)は黒確定です」
「後は△△(片白)は狼を探す気がないように見えるので黒目です」みたいな感じで
片白のうちの1人にも疑いをかけるような考察を落としましょう。
...人狼はいかに市民に見られるかが大切です。
他の市民に疑いをかけて吊らせる時も、
「もし自分が市民なら」という事を脳裏に置きながらプレイしなければなりません。
客観的情報や盤面把握を即座にできるようにすれば、
「自分が白ならこいつを狼と疑うのが自然だ」といったような考えができるようになります。
それに、完璧すぎる市民なんていないので、
市民も狼と自然にラインができてしまっていたり、黒っぽい発言をする事は多々あります。
そこをうまい事突いて吊らせていきましょう。
あと、狂人が自分に白を出したからといって、
すぐ「〇〇さん(狂人)が本物の占い師だと思います」といった軽はずみな発言はやめましょう。
普通、市民ならどっちが本物の占い師かなんてわからないのでフラットで見ます。
多少占い理由や発言から「本物っぽく見える」というのはありますが、基本フラットなので、
自分が白を出されたからといって断定しにいくと逆に怪しく見られます。