こんにちは!
自己紹介①で簡単な私の経歴についてお話しましたが、
https://ameblo.jp/rokahiyoga/entry-12628708645.html
私がなぜフリーランスの道を歩もうと思ったか?
について、お話したいと思います。
実は実は、めっちゃ
なりゆき
なんです(笑)
とくに起業とか、個人事業主とかに憧れていたわけでもなく、
むしろ「ビジネス」って言葉自体に、嫌悪感すらありました。
そのころは、社会人時代に体験した競争社会に嫌気がさしてたりとか、
そんな社会に馴染めない自分を社会不適合者だと思っていたりとか、
周りにお手本となるようなイキイキと働いている人に出会えなかったり、
色々な理由で、社会で競い合って働くことに、抵抗がありました。
だから、とりあえず、出産を機に専業主婦になったわけですが、
これが本当に肌に合わなくてて…
毎日毎日とってもつらかった。
かといって社会で働く勇気も出ず、
旦那に「どうしても働きたい!」と、意気込んで説得する強い意志もなく、
約3年近くも悶々とした日々を過ごすわけなんですが。。
その日々の中で、自分が衰退していくのが、よく分かったんですね。
(長期的に見れば成長過程で大事な時期だったのだと思いますが)
紆余曲折あり、
このままだとダメになる。
変わらなきゃ。
そして、誰かに寄り掛かった人生ではなく、
自分が自分を何が何でも幸せにしよう。
そう強く思ったんです。
そして、それにはまずは最低1円でもいい。「自分でお金を稼いでいる」という
状況を作らないといけない。自立したい。
そう思いました。
3年も社会と離れていたんですから、
やはり怖かったです。わたし、なんにも出来ないって。
そしてまずは、息子が保育園にも行っていなかったので、
在宅でできる仕事を必死で見つけました。
エンジニアとかWeb制作とかは結構ありましたが、
そっち系はめっきり無理。
ライターの仕事は、一文字1円以下の世界。
時間が限られている中、しかも息子の育児をしながらとなると
少し割に合わないな…と思いました。
毎日のように様々な求人広告に張り付いて、
検索検索。
そして、やっと、業務委託で求人広告の代理店が募集している
「求人広告の制作」
の仕事を見つけたんです!
「経験者のみ募集」
という記載がひっかかりましたが(もちろん経験なし)、
過去、人材業界で求人票などを作成していたので、
アピールの仕方次第では、もしかしたらイケるかもしれない。
そして、即応募。
書類もとにかく面接にこぎつけるために、
少し盛って書きました(笑)
もちろん、事実ですよ。でも魅せ方に工夫をしました。
幸い、面接にこぎつけることができましたが、
やはり面接の際に
「ちょっとね、これは結構特殊な仕事でね。やっぱり経験者しかダメなんだよね。」
そう言われてしまいましたが、
熱意が伝わったのか、
「じゃあまずお試し期間を1ヶ月も設けてやってみましょうか!」
と言っていただきました。
その時は本当に嬉しかったですね。3年ぶりの仕事です。
しかも、ライティングは好きだったので、チャレンジできることにワクワクしました!
でも、1ヶ月、良いライティングが出来なかったら
もちろんそこはシビアにも、契約打切り。
なので、必死に頑張りましたし、信頼を築けるよう
小まめな連絡と丁寧な対応を心掛けました。
思えば、今まで会社に雇われ、そこで言われたことをやり、
会社の理念にも全く共感できず、ある程度頑張ってるふりをする。
上司の顔色伺って言うこと聞くのが仕事、みたいな感じでしたが、
この仕事は業務委託。自分が最大限何を提供できるか、
相手がどのレベルを求めているのか、
信頼され、仕事を頂けるにはどうしたらよいか、
必死に考えなければならなかった分、
ある種のやりがいと責任みたいなものを感じ、
この今まで味わったことない感覚になります。
給与がどうのとか、報酬のことは関係なく、
そのやりがいを感じられることに物凄く生きてる実感を感じたんですね。。
大げさかもしれないけど、「これだ!!」みたいな感覚がありました。
そして、1ヶ月後、
正式に契約更新をいただきました。
これが、私のフリーランスデビューのきっかけです。
ちなみに、とくに業務委託にこだわったわけでもなく、
育児をしながら在宅で出来て、
かつ報酬額も業務量に見合った妥当な額であれば
バイトでも派遣でもなんでもよかったわけです。
意図せずフリーランスとしてデビューしたわけですが、
この委託元の会社にとても親切にしていただいて、会社の社長が、
まず開業届の出し方やら、申告手続きに関してやら細かく教えてくれて、
さらに会社が提携している税理士さんが、委託先のフリーランサーにも
一人ひとり、確定申告の勉強会を開いてくださったり、
書類の書き方から、実際の青色申告の入力作業まで手厚くフォローしてくれました。
はじめは、訳が分からないまま、
とりあえず、フリーランスってこういうものなんだ~
と、初めての体験にオタオタしていました。
そして、「求人広告ライター」として、
他の会社からも委託を受けるようになり、
さらにその後、業務の幅を少しずつ広げていくわけです。
ですが、安定しないフリーランスという働き方。
生活費の補填として、息子が保育園に入れたのをきっかけに、
カフェのバイト、派遣での事務なども並行してやるようになりました。
組織の中で働くのは、それはそれで、フリーランスでは得られない利点がありました。
チームプレーの大切さだったり、
コミュニケーションの取り方、
業務管理の仕方など、
社会人時代に学べていたはずのことが、
まさに初めての体験かのように、どんどんインプットされていきました。
組織の中で学ぶ姿勢になれたのも、
フリーランスの仕事があったから。
他社の組織で学んだことを全て自分の業務に活かせるんです。
企業によって管理の仕方も、業務の進め方も、マネジメントも全然違う。
業界によっても違う。
それを、色々な業界に入り、体験する中で、相乗効果となり、
自分の業務の幅もどんどん広がってきました。
さらには、その組織の中で築いた人間関係がきっかけで、
新しい委託の仕事を頂いたりしました。
こんなこともあるんだな~と、
本当に感謝でいっぱいです。
そしてこれが、パラレルワーカーとなった経緯です。
人生経験はそれなりにある。
ならば、あとは実際に仕事に活かせる実践的なスキルを短期間で効率的に身に付けよう!
そう意図して動いたわけではありませんが、結果として、色々な業界や雇われ方でパラレルに
働くことで、人脈を含め、効率的に身に付けられたことはたくさんありました。
そして、不思議に思うことが一つ。
社会人時代はなんであんなに競い合っていたんだろう?
答えは簡単。
同業界がひしめき合う中で、戦っていたから。
このニッチな「求人広告の制作」という
仕事に出会ってから、まったく同業他社と戦うことがないんですよ。
もちろん、同業はいますが、
マスの取り合いになるほどライバルはいなく、
うま~く回っていきます。
そしてその仕事から派生して、さらに色々なニーズがでてきて、
自分の提供できるものによりオリジナリティが出てくる。
気づいたら、全く同じ仕事してる人、私しかいなくね…?
だから、「競い合い」から抜け出せたんです。
それからです。
「ビジネス」という言葉に嫌悪感がなくなったのは。
こんなにクリエイティブで刺激的で、
それをツールとして自分を表現でき、
かつ社会と繋がれる。
やり方次第では、「競争」が、「調和」になる。
そう思いました。
競争がないと、
やはり楽です。
自己肯定感も持てますし、周りを肯定できます。
人を批評したり、比べたりすることもなくなります。
「人と比べる意味ないじゃん。」
て、分かっていても比べてしまうのが人間ですから、
せめて、その人間の弱い部分を刺激するような働き方から脱することは、
より幸せに生きる手段の一つかなと思います。
それでは、また♪
不満だらけの専業主婦の3児ママ…のmy Pick