川口市は地上式消火栓メーカーのメッカ | 路上文化遺産と消火栓

路上文化遺産と消火栓

町を路上観察すると路上や木造建築物に、昭和レトロを感じます。
マンホールの蓋や、ホーロー看板、木製牛乳箱などが見つかります。
ここでは、路上文化遺産と消火栓・防火水槽を取り上げます。

川口市の路上散策では、消火栓と消防用水の防火水槽、ホーロー看板などを探していました。

鋳造のまち川口市は、地上式消火栓メーカーのメッカです。

マンションは茂又鐵工所跡地に建設され、消火栓蓋と敷地内の防火水槽が火災から守っています。
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川口市消防局の消防年報2018の消防水利現況(H30年4月1日現在)によれば、公設消火栓は7,039基(地上式5基、地下式7,034基)、私設消火栓は57基(地上式45基、地下式12基)が設置されています。

防火水槽は公設923基(耐震性貯水槽153基)、私設1,760基が設置されています。

ヤフーブログ(水)とアメブロ(火)を8月末まで並行の予定です。
アメブロ:『路上文化遺産と消火栓』は、別の記事で水曜更新です。
https://ameblo.jp/rojyoubunkaisan/



地上式消火栓の第81弾です。
『川口市は地上式消火栓メーカーのメッカ』



★1 川口市の消防水利★
埼玉県川口市消防は、川口市消防局が所管し、運営しています。 

川口市の消防水利状況は、マンホールの蓋の地下式消火栓(以下、「消火栓蓋」)が主体で、地上式消火栓(以下、「消火栓」と略)の使用は少数です。

川口市消防局の消防年報2018の消防水利現況(H30年4月1日現在)によれば、公設消火栓は7,039基(地上式5基、地下式7,034基)、私設消火栓は57基(地上式45基、地下式12基)が設置されています。

防火水槽は公設923基(耐震性貯水槽153基)、私設1,760基の計2,683基が設置されています。


★2 川口市は消火栓メーカーのメッカ★
JR東日本川口駅東口には、鋳物のまちが出迎えます。
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① 茂又鐵工所
このマンションは茂又鐵工所の跡地で、ここで地上式消火栓などを生産していました。
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茂又鐵工所の消火栓は、横浜の旧米軍キャンプや自衛隊基地で見られます。
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神奈川県秦野市にある消火栓は、ほとんどが同社製です。
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川口市へ2011(平成23)年10月11日に編入された旧鳩ケ谷市にある消火栓も、同社製です。
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② 前澤工業
前澤工業の本社です。
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熱海市にある多くの消火栓が、同社製です。
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下田市にある消火栓も、同じく同社製です。
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★3 川口市の防火用水槽★
道路の歩道側に、防火用水槽と表記された公設防火水槽が設置されています。
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消防章は総務省消防庁消防吏員服制基準と、東京消防庁消防章でデザインを定めています。
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防火用水槽中央にある消防章の紋章が、1933(昭和8)年9月18日に制定された川口市章です。

こちらは、同じ地紋の防火水槽です。
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黄色枠で囲まれた防火用水槽が、道路に2基。
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この地紋は、先ほどとは地紋と鍵穴の配置などが違います。
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こちらの防火用水槽は、地紋は同じですが受枠があります。
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この道路の歩道側にも、防火用水槽があります。
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この防火用水槽の地紋は、前と同じですが鍵穴が違います。
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これは私設の防火用水槽です。川口市と川口市章がありません。
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この蓋も私設の防火用水槽です。紋章も管理者の表記も削られています。
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防火水槽の設置数内訳は、100トン以上が公設25(25) 基・私設31基、60~100トンが公設72(61) 基・私設55基、40~60トンが公設136(39) 基・私設334基、20~40トンが公設672(28) 基・私設1,313基、20トン未満が公設18(0)基・私設27基です。()数字は耐震性貯水槽です。


市内で散策中に、防火道路で撮ったバラです。
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バラの花言葉は、バラ全般が「愛」「美」。ピンクのバラは「しとやか」「上品」「感銘」


みなさん、『お近くで消火栓』をご覧になりませんか!?



地上式消火栓シリーズは、第1回荒玉水道の地上式消火栓を発見!、2回函館の地上式消火栓、3回シンガポールの地上式消火栓と街並み、4回川崎市の地上式消火栓、5回ハワイの地上式消火栓、6回香港の地上式消火栓と青空市場、7回グアムの地上式消火栓、8回アモイの地上式消火栓、9回ベトナムの消火栓、10回小樽市の赤い消火栓、11回小樽市の黄色い消火栓、12回小樽市の靑い消火栓、13回ハワイの銀色消火栓とカメハメハ大王像、14回小樽市 黄―赤色の消火栓、15回小樽市 靑―赤色の消火栓、16回札幌市の黄色い消火栓~地上式単口・双口消火栓~、17回座間キャンプの桜まつりと消火栓、18回札幌市のモダンな地上式消火栓、19回総持寺の桜と消火栓、20回キャンプ座間の桜と消火栓、21回總持寺の八重桜と消火栓の見本市会場、22回登戸研究所の帝國陸軍の地上式消火栓、23回鳩ケ谷市の地上式消火栓、24回ベトナムの地上式消火栓とフォー、25回相模女子大学の地上式消火栓、26回防衛大学校の地上式消火栓と自衛隊の桜蓋、27回鎌倉国宝館の地上式消火栓、28回建長寺の地上式消火栓、29回待乳山聖天の地上式消火栓、30回台北の地上式消火栓、31回川崎市地上式消火栓の撤去、32回上海の地上式消火栓と水道蓋、33回岸本産業の地上式消火栓、34回東京市の砲弾型地上式双口消火栓、35回荒玉水道町村組合の地上式消火栓、36回堀之内妙法寺の地上式消火栓、37回堀之内妙法寺の防火対策、38回下田市の地上式消火栓、39回熱海市の地上式消火栓、40回大雄山最乗寺の地上式消火栓、41回北海道大学の地上式消火栓、42回東大駒場キャンパスの地上式消火栓、43回アメリカ製地上式消火栓のオブジェ、44回湯河原町の地上式消火栓と防火水槽、45回熱海で赤と黄の地上式消火栓、46回熱海のステンレス製地上式消火栓、47回伊東市の地上式消火栓と防火水槽、48回高幡不動尊の地上式消火栓と防火対策、49回小川町の地上式消火栓、50回吉田松陰寓寄処と地上式消火栓、51回山北町の地上式消火栓、52回開成町の地上式消火栓、53回松田町の地上式消火栓、54回松田町の地上式消火栓と防火水槽、55回下田市の地上式消火栓と防火水槽、56回舘林市の地上式消火栓と防火水槽、57回東伊豆町の地上式消火栓と消火栓蓋、58回東伊豆町の地上式消火栓と防火水槽、59回高崎市の地上式消火栓と消火栓蓋、60回青梅市の地上式消火栓と消火栓蓋、61回志木市の地上式消火栓と消火栓蓋、62回和光市の地上式消火栓と消火栓蓋、63回和光市の地上式消火栓と防火水槽、64回神代植物公園の地上式消火栓とバラ、65回神代植物公園の地上式消火栓とダリア、66回帝國陸軍の地上式消火栓、67回青梅市の地上式消火栓と防火水槽、68回入間市の地上式消火栓、69回飯能市の地上式消火栓、70回岩見沢市の地上式消火栓、71回苫小牧市の地上式消火栓、72回恵庭市の地上式消火栓、73回千歳市の地上式消火栓、74回小樽市の地上式消火栓、75回石狩郡当別町の地上式消火栓、76回三島大社の地上式消火栓、77回奥多摩町の地上式消火栓1、78回奥多摩町の地上式消火栓2、79回伊勢原市の地上式消火栓、80回あきる野市の地上式消火栓があります。

地下式消火栓シリーズは、第1回川崎市の双口消火栓、2回江戸川上水町村組合の単口消火栓、3回目黒町水道の消火栓、4回大正時代の小樽區消火栓蓋、5回函館の地下式消火栓、6回イギリス・ロンドンとオックスフォードの消火栓、7回長崎市の花 あじさいのマンホール、8回長崎市 傾斜地の防火対策、9回江戸川上水町村組合の水道専用プレートと消火栓蓋、10回座り込み禁止のビルと消火栓蓋の確認、11回民家の葡萄と小判型消火栓蓋の撤去、12回小判型消火栓蓋の新たな残存、13回横須賀市の右書き楕円型消火栓蓋、14回小倉市の右書き水道消火栓蓋と量水器、15回旧若松市の消火栓、16回神奈川県営水道の消火栓蓋と浦賀ドックの煉瓦刻印、17回神奈川県営水道の単口消火栓蓋、18回葉山町の消火栓標識と消火栓蓋、19回消火栓標示杭と越境蓋のコラボ、20回築地市場と消火栓、21回葉山にある神奈川県営水道の単口消火栓蓋、22回鎌倉の紅葉と、消火栓と防火水槽、23回鎌倉の乾式連結送水管送水口とキネマ丼、24回マンホールサミット埼玉2017と消火栓、25回三浦海岸の河津桜&消火栓と越境蓋、26回珍しい透かしブロックの発見と、消火栓標識、27回人形のまち岩槻の消火栓標示杭と消火栓蓋、28回歯医者と消火栓標識のホーロー看板、29回桐生のホーロー製消火栓標識と消火栓、30回調布市消火栓と神代植物公園の熱帯スイレン、31回平林寺の消火栓と放水銃&紅葉、32回熱海市消火栓と飯能市の越境蓋、33回三崎町右書き消火栓蓋、34回狭山市のマニアックな消火栓蓋、35回栃木市の消火栓蓋と蔵の街、36回川口市の消火栓と防火水槽、37回川口市の消火栓と防火水槽2、38回川口市の消火栓と防火水槽3、39回横須賀市の右書き消火栓蓋と防火水槽、40回横須賀市の右書き消火栓蓋と防火水槽2があります。
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