下半期は香港株が買い!~石島 直氏の講演は強気で最高!~ | 路上文化遺産と消火栓

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町を路上観察すると路上や木造建築物に、昭和レトロを感じます。
マンホールの蓋や、ホーロー看板、木製牛乳箱などが見つかります。
ここでは、路上文化遺産と消火栓・防火水槽を取り上げます。

みなさん、おはようございます。

 

定期的に『馬明の中国株で資産大膨張』をご訪問いただきまして、大変有り難うございます。

 

馬明は、石島 直氏が講師の中国株セミナーには、今年に入って参加は3回目でした。
これまで2回参加したセミナーの概要は下記のとおり、
1回目は1月27日に開催したセミナーでは、中国株「偉大な時代の幕開け」の可能性を、
2回目は7月28日に開催したセミナーでは、中国「国富論」について、概要をそれぞれ報告しています。

 

今回もアイザワ証券町田支店主催の中国株セミナーへ8月23日に参加しました。

 

講師は中国株アナリストの第一人者で、馬明がファンのアイザワ証券国際部長 石島 直氏です。

 

今回のテーマは、「07年上半期:中国 下半期:香港 という仮説」でした。
このセミナーの内容は、前回の続編に当たります。

 

ここに掲載する図のデーターは、当日の配布資料を参考として引用させていただいたものです。

 

最初に中国では年初に上半期は反恐、下半期は反貪といわれていることの説明がありました。
この上半期の「反恐」は、去年上海総合指数が一年間に160%も上がったのにもかかわらず、この「反恐」と位置付けた意味は、投資家は恐れずに騰がるから買ったほうがいいとのことです。

 

一方、下半期の「反貪」とは、投資に貪欲になるなと、戒めの言葉で、このことは中国政府が本土市場をコントロールする狙いがあります。 

 

中国でいう一般にいう株式市場とは、本土市場、即ち、上海A株を指しています。
下半期は反貪のいうところの意味を、裏返してみれば、
今回の主題は、「07年下半期:香港 という仮説」となります。
つまり、下半期は香港の時代を示しています。

 

中国政府は、1国2制度の原則から、香港市場を直接的にはコントロールすることはできません。
そこで、中国政府は20日に実に巧妙な政策を打ち出してきました。
それは、チャイナマネーで香港株は暴騰?! で取り上げた『個人投資家による海外株投資の解禁』です。 

 

中国の本土市場は、NY発サブプライムローン問題による世界同時株安の最中も、下記のとおり、上海総合指数は上がっています。
中国本土市場は、世界の市場とは相反するまったく別な取引をしているのがわかります。
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上海総合指数の2001年から2007年のチャートを見ると、GDPはこの当時10%を超えて、経済は順調にあったにもかかわらず、上海総合指数は2001年6月14日の2245.44ポイントから、2005年6月6日は998.23ポイントと-56%もの下落でした。
このときに中国政府は非流通株改革を行い、この改革が成功して上海総合指数は2005年6月から上昇しました。
石島 直氏は、日本経済新聞が2006年12月14日に本土市場はバルブだと言ってはいるが、これはあてにならない。
⇒ 8月23日には新値の5000ポイントを付けた。株は2年2か月で5倍になった。
⇒ 直近で20~30%は落ちる調整もあるでしょうが、中国の構造変化から考えれば、
 上海総合指数の上がり方は、まだ入口で2合目、3合目でしょう。 
⇒ 本土株では9月に先物が導入されると、どこまでの範囲で外人が買えるかはわからないが、
 外人は売りからはいるので調整もあるでしょう。との、ことでした。

 

サブプライムローン問題による世界同時株安後に、直近の高値から8月20日の戻り率を図に示すと、
イメージ 2

このように香港株の戻り率は、他市場の戻り率を大幅に上回るなど、戻りは強烈でした。
この結果を踏まえて見ても、
石島さんは中国株投資には、相変わらず強気でした。

 

みなさん、今年下半期は香港株の時代と言われていますが、どのように思われますか?

 

※ 株式投資は自己責任です。