昨晩22時半就寝今朝7時起床。天候は薄曇りっていうか薄晴れ?。ベランダにでて水を播いていると宅急便のお兄ちゃんが印刷所からの初稿を届けてくれた、明日戻しだ。それはともかく、なんせ大変なのよ成増界隈。ニュースやなんかで知っている人も多いと思うんだけど板橋「成増爆破事件」。あれ、うちの直ぐそば。昨日「血液交換」して病院からの帰りひょこたん歩いているとなにやら人だかり。

それもおまわりだらけで綱張っちゃってものものしい。パトカー、警察車両、それに黒塗りのセダンが数台。車両の中には刑事らしきおっちゃん。まるでロケ現場。うちへ帰ってテレビで見ると寮の管理人が二人亡くなっているという。しかも15歳の高校生の息子が行方不明だそうで事件のにおいふんぷん。今朝のモーニングショーでも各局取り上げていた。

先日、検査のため看護師に板橋日大病院に予約を取ってもらったんだけど予約診療はやっていないんだって。医師曰く「何時間待たされるかわからないよ」っていうんで都立大塚病院に予約を取り直してもらった。明日の11時半に決まった。ほえほえ。

例によって病院に行く前「DENNY'S」ルビーのグレープジュース飲みながら昨日も舞城王太郎の「煙か土か食いもの」を読んでいた。思わぬところから舞城が村上春樹フリークであることが発覚した。なにものかに頭をぶん殴られて土に埋められた主婦の佐藤良子さんが意識朦朧の時に森に現れたのがなんとレイモンド・カーヴァーさんなわけで佐藤良子に詩を読んじゃうというそんなシーンがあった。

『それでレイ・カーヴァーと出会っているわけ?そりゃ凄い。何か未発表の短編小説か詩でも憶えて帰ってくるといいな。俺はレイ・カーヴァーの短編小説のファンなのだ。「佐藤さん」と俺は言う。「『水と水とが出会うところ』って詩集知ってます?」「カーヴァーさんの詩集ですね」と佐藤良子は言う。「そうです、これも村上春樹が訳しています。中央公論社から単行本も出てます。それを読んだことはあります?」
昨夜25時就寝今朝6時45分起床。天気は薄曇り、ベランダにある植物に水をかけて木漏れ日のような朝日が当たると本当にに美しい。しかし人間が動かす現実の世の中何が起こるかわかりやしない。インディアナポリスの北米F1。昨日寝る前にしっかりVTRセットして寝たのに朝起きて見ようとすると録画できていない。なんじゃいと腹が立ってまた寝てしまった。

9時頃起きて結果をネットで調べたらフェラリーのワンツーでジョーダンだのミナルディが上位を独占しているという前代未聞の出来事だ。ミッシェラン勢はすべてのマシーンがスターティンググリッドに着かずレースをボイコットしたようだ。ブリジストン勢6台だけでレースをしたらしい。あれ?12台以下の場合はレース成立しないんじゃなかったけ?。あらためてF1は「なんでもあり」だす。

優勝 M.シューマッハー(フェラーリ)
2位 R.バリチェロ(フェラーリ)
3位 T.モンテイロ(ジョーダン)
4位 N.カーティケヤン(ジョーダン)
5位 C.アルバース(ミナルディ)
6位 P.フリーザッハー(ミナルディ)
R J.トゥルーリ(トヨタ)
R K.ライコネン(マクラーレン)
R J.バトン(BAR)
R G.フィジケラ(ルノー)
R F.アロンソ(ルノー)
R 佐藤琢磨(BAR)
R M.ウェバー(ウイリアムズ)
R F.マッサ(ザウバー)
R J.モントーヤ(マクラーレン)
R J.ビルヌーブ(ザウバー)
R R.ゾンタ(トヨタ)
R C.クリエン(レッドブル)
R N.ハイドフェルド(ウイリアムズ)
R D.クルサード(レッドブル)
昨夜25時就寝今朝4時44分起床。天候は曇りだがテレビの洗濯情報では◎だとさ、ほんとかよ。起きて早速ビデオを巻き戻し昨日の「コンフィデレーションカップ」のメ「キシコ戦」を見る。おお、前半12分、小笠原、加地、柳沢といい感じでボールが回って先制点だよ。やるもんだやるもんだ。しかし、ここまでだった。やっぱ実力の差は歴然。次第にボールの支配力を奪われていく。メキシコに見事なシュートで同点にされてからは蹂躙されっぱなし。せいぜい抵抗して当たり負けしていなかったのはヒデぐらいなもの。後半は大黒、玉田とフォワードを分厚く投入するもむなしくはじかれた。三都主のあたりの弱さが今日も気になる。あのええかっこしいはアジアしか通じない。…のかも。寝不足なので7時45分から9時45分までひとねむり。

さて、昨日は我が家のベランダに「めだか池」が落成したので昨日の午後散歩がてら三匹100円でメダカを売っている駅前の種苗店にでかけた。メダカを見ていると奥から商売熱心な「ばばあ」がでてきた。「12匹ください」というと「おや、めだかかい。これ、いっくらでも増えるんだよ」と言いながら数え出すがめだかが小さくて難儀している。「これで何匹かね?」ビニール袋に入れて改めて数えて「7匹しかいないけど200円でいいや」だって。100円の水草を二つと一緒に買う。ビニール袋さげてコーヒーを飲もうと思ったけどビニール袋じゃどうやっておけばいいのか分からないので「西友」へ寄って「ガラス瓶」を買いメダカを移し替えた。「ドトール」でブレンド飲んでるとまたまた雨が降ってくる。あらためて「梅雨」だなぁ。
昨夜22時30分就寝今朝4時58分起床。昨日と同じく肌寒くどんよりとした梅雨時特有の天気である。ここんとこ何が煩わしいって連日ワイドショーなどで流されている明大中野高校相撲部出身の「バカタカ兄弟」のうすら寒い喧嘩だ。おいおい、もと大横綱とやらが早起きしちゃって朝っぱらからワイドショーツアーしちゃってるわけ?ありゃぁ~、みのもんた登場かよ。そいじゃなくても朝っぱらから暑苦しいのにでてくる話題が薄汚くて見てらんねーよ。まるで相撲取りが褌はずして「見て見て、ほら、これでっかいでしょ~」なんて万人の前に汚いちんちん持って誇示しているようだ。いいかげんにしてほしい。で、「週刊文春」が貴の花派、「週刊新潮」が若の花派てんだから、なにおかいわんだな。

昨日は「血液交換日」。17時26分透析開始、18時夕食。おかずは「豚肉団子のあんかけ」「かぼちゃの煮付け」「野菜の煮しめ」。20時26分終了。

主治医より先日のMRI検査の結果について説明がある。一年に一度の誕生日検診で腹部エコーではよく見えないが腎臓になにか陰みえる。そしてCTスキャンでは何も見えない。というわけで詳しく見るためにMRI検査したわけだが、今回もハッキリとは見えないがなんか陰のようなものが見える。というわけだ。MRIでよく見えないってどーいうことよ?エコーでみえないからMRI検査したんじゃなかったっけ。と、ぐちゅぐちゅ言ってもしようがないので後日、日大病院か都立大塚病院で泌尿器科の先生の診断を受けることになった。おえりゃーせんの~。

透析の間中、舞城王太郎の「土か煙か食物」を読む。この本は舞城のデビュー作とも言ってもいい2001年の作品だ。この作品で第19回メフィスト賞を取り一躍注目されたわけである。まだ途中までしか読んでいないが単刀直入に言っちゃうと「いいわ~これ」。まぁ、舞上作品で俺の一番好きなのは「好き好き大好き超愛してる」なんだけど、どうも「阿修羅ガール」や「みんな元気」で登場人物が空を飛びだしてから俺としてはちょっと、ちょっちだけど気にくわないわけで今回の敏腕外科医の活躍には欣喜雀躍。
昨夜22時30分就寝今朝5時起床。どんより曇りで完全に梅雨空、天空の彼方から「雨降らし坊主が」べろだしながらこっそりと覗いているようだ。あっ、雨こんこんだ。昨日、おれは朝食を済ませて即仕事。午前中一杯で仕上げて編集部へデータを送った。そして宅急便をだしに「SUNK'S」へ。家人は七歳二歳の孫たちの子守に娘宅へ行った。

ぶらぶら歩きながらコーヒーでも飲むかと思ったが家を出るとき文庫本を持ってくるのを忘れた。で、「文教堂」へいく。今朝の朝刊に文芸春秋社の新刊広告に弦月の「山田太郎の一日」がでていたのを思い出し購入しようと思い新刊書売場へ。

ありゃありゃ、ありゃしね~。おめ~よぅ、発売当日ぐらいはおいとけよ、それとも何かい一冊仕入れたけど売れちゃったとか、お言いかい?アンガールズ似のうすら馬鹿顔した女店員に問いただすと弦月すら知らないというじゃな~い、ちがうちがう、なまぐさ坊主じゃないって。大阪に住んでる在日朝鮮人で二、三年前に芥川賞とった俺にとっちゃ~今一番面白い文学者だっちゅうの。残念、弦月切り~。とおちゃらけるしきゃないか。

そんなとこで一人馬鹿やっててもしょうがないのでぷらぷらと「ダイエー」へ。ここの書籍売場にも当然のように無い。成増は文化はつる街かぁ~。しかたなく文庫売り場に行って舞城王太郎の講談社文庫「土か煙か食物か」を購入。またぷらぷらしてると「カブトムシ」とか「ありさん研究セット」ととか売っている売場に「みどり亀プール」680円という代物が売っているではないか。

こりゃ~俺が長年探し求めていたものと即買い。池田種苗店で3匹100円で売っているめだかを買えば「めだかのプール」がベランダに完成しそうだ。そして地下の食品売場で牛のすね肉をしこたま仕入れた。家に帰って、ぐちゃぐちゃにうまいカレー創るぞっと。
昨夜22時30分就寝今朝5時14分起床。天候は曇りでなんだか肌寒い。テレビでは晴れるなんて言っているけどほんとかな。今朝、寝ぼけまなこで新聞を読んでいると倉橋由美子の死去を報じていた。

読売新聞には
『パルタイ」など反リアリズム小説で知られる作家、倉橋由美子(くらはし・ゆみこ、本名・熊谷由美子(くまがい・ゆみこ)さんが10日午前10時9分、拡張性心筋症でなくなっていたことが分かった。69歳。』
とあった。

「スミヤキストQ」を読んだ20代のおいらの若い日々がおもわずフラッシュバック。文体にも物語に今までにない新鮮なそして女性ならではの鋭い感性というものを実感した最初の女性小説家であった。俺の女性小説家好きはこの人から始まったといってもいいだろう。また、偉大な才能が天に昇った。合掌。

昨日はデスクワークをして作品をスーパーの「SUNK'S」に持っていき宅急便の「午前中着便」に載せ、ぷらぷら歩きながら「ドトール」でブレンド飲んで恩田陸の「月の裏側」を読む。

ここんとこ村上龍の「半島を出よ」にしても伊坂幸太郎の「ラッシュライフ」にしてもいまいちぴんとこない。のめり込める要素を物語の中からみつけだすことができない。つまらん、じつにつまらん。とかぶつぶつ独り言を言いながら地下鉄有楽町線に乗って、そのまま病院へ「血液交換」にでかけた。
昨夜23時就寝で今朝5時起床。本日、天候は晴れなのか曇りなのかよくわからん。カナダのジル・ビルニューブサーキットからの中継は地上波もcsも25時50分からだから、生で見てたら朝になる。これはもうじじいには無理。で、VTRセットして寝た。朝5時に起きるとTVのスイッチいれずにまずVTRをまきもどした。先日のタイバンコックでの日朝サッカーでVTRセットして早起きしてテレビのスイッチ入れたら丁度中継が終わるところで司会者がべらんちょべらんちょ結果を喋ってしまった苦い経験があるのだ。俺だって学ぶときは学ぶよ。

いやぁ、輝いていたね。ビカビカだよ。我が孫娘の超美しいピカピカの一年生と同じよな輝きだ。先頭に並んだバトンのHONDA MACHINE。「苦労、多かるローカルニュース」にずっぽり埋もれていたHONDA一世一代、久々の晴れ姿。でも、でも、なんか違うな?ラッキーストライクの赤の丸い日の丸がぎざぎざだよ。あれルノーにもマイルドセブンがない。フェラリーにはマルボロ・カントリーがないよ。煙草のコマーシャルがすべてペインとされていない。さすが環境立国カナダ。医者からPTSDだかなんだかを宣告されて、呼吸困難を経験して、俺ってこの星に住めない身体になっちゃったんじゃないかって。あの苦しさ。去年の10月からおいらは一本も煙草吸っていない。あぁ、煙草吸いてぇ~。あのふくよかな香り、あのなぞめいた紫煙のゆらぎ。ちょめちょめ。

ウギュ~ン・ウギュ~ン・ウギュ~ン・ウギュ~ン・バリバリバリ。おお、甲高いHONDA V10 SOUNDが雄叫びをあげている。来年からはレギュレーションがかわってV8になるからしっかり聞いておこう。しかしHONDA陣営はV8になんの心配も持っていないと言う。むしろコンパクトになるV8はおてのものという噂も流れてきている、さもありなん。

気温32℃、路面温度47℃、湿度は58%。時計 の針が定刻の現地時間午後2時(日本時間26時)を指すと、1周4.361km×70周 のレースが火蓋を切った。ありゃ、ありゃ、ありゃ、ありゃ~、なんだよフィジケラ・アロンソのルノー勢、掟破りのロケットスタートだ。バトンもシューマッハも完全に置いてけぼりだよ。さらには5、7番手スタートのファン-パブロ・モントーヤとライコネンのマクラーレン勢も4、5番手に順位を上げてるよ。その後方では琢磨とトゥルーリの激しい7番手争いか ら、琢磨が押し出される格好となり、トゥルーリが琢磨の前に出た。一方、 琢磨もコースに復帰し、8番手につけている。

22周目、琢磨のマシンがガレージに戻されてしまう。ギアボックス トラブルが発生した模様で、琢磨はここで戦線離脱。38周目、なんとアロンソ が右リアタイヤをウォールにヒットさせてしまう痛恨のミス。これがリタイアへと発展し、ルノーはダブルリタイアの憂き目に遭ってしまった。これで マクラーレンが一気に1-2態勢。レースは後半戦に突入していく。

後半戦もアクシデントが続出し た。43周目、ニック・ハイドフェルド(ウィリアムズ)のBMWエンジンが悲鳴 を上げ、リタイア。そして47周目にはポールシッターのバトンが新しくなっ た最終コーナーの縁石に乗り上げた弾みでウォールに接触、右フロントサス ペンションを破損して、レースを終えてしまった。しかし、その一方で、リ タイアしたと思われた琢磨が再び戦列に復帰し、実に24周遅れでレースを再 開。次戦アメリカGPでの予選出走順を少しでも上げようという考えのようだ。

琢磨

62周目にも トヨタのトゥルーリにブレーキトラブルが発生、65周目にはこーす復帰の琢磨にもトラブルが出て、後輪からもうもうと煙り、で無念のリタイア。迎えたファイナルラップはライコネンがトップでチェッカ ーを受けた。

2、3位にはシューマッハとバリチェロが入り、フェラーリが久々にダブル表彰台を獲得。4位にはフェリペ・マッサ(ザウバー)、5位にはマーク・ウェ バー(ウィリアムズ)、6位にはラルフがつけてトヨタが3ポイントを獲得した。さすがは荒れるカナダグランプリであった。さぁ、次の戦いは連ちゃんで北米インディアナポリス。昨年の琢磨の果敢な走りの再現を夢見ようではないか。

優勝 K.ライコネン(マクラーレン)
2位  M.シューマッハー(フェラーリ)
3位  R.バリチェロ(フェラーリ)
4位  F.マッサ(ザウバー)
5位  M.ウェバー(ウイリアムズ)
6位  R.シューマッハー(トヨタ)
7位  D.クルサード(レッドブル)
8位  C.クリエン(レッドブル)
9位  J.ビルヌーブ(ザウバー)
10位 T.モンテイロ(ジョーダン)
11位 C.アルバース(ミナルディ)
R  J.トゥルーリ(トヨタ)
R  J.モントーヤ(マクラーレン)
R  J.バトン(BAR)
R  N.ハイドフェルド(ウイリアムズ)
R 佐藤琢磨(BAR)
R  P.フリーザッハー(ミナルディ)
R  F.アロンソ(ルノー)
R  G.フィジケラ(ルノー)
R  N.カーティケヤン(ジョーダン)
昨夜22時半就寝今朝5時起床。すこ~んすこ~んと晴れた。梅雨入りしたばかりだと思ったら天気予報では梅雨の合間の晴れ間などと表現している。なんでも本日外気温度も30度以上にあがるとか。あっちちあっちちだな。遠く離れたカナダでは日の丸旋風の予感がひしひし、耐えに耐えていたLUCKY STRAIC BAR HONDAのJENSON BATONがが土曜日の予選でフロントローを獲得した。佐藤琢磨も三列めの6番手だ。チャンス、チャンス、チャン~ス。さぁてと本領発揮、うちてしやまん一億火の玉きょうもいくい~く霞ヶ浦にゃぁ~でっかい希望の雲が湧く~。ちょっとアナクロニズムであるが、それほど俺はうれしい。

1 ジェンソン・バトン BARホンダ
2 ミハエル・シューマッハー フェラーリ
3 フェルナンド・アロンソ ルノー
4 ジャンカルロ・フィジケラ ルノー
5 ファン-パブロ・モントーヤ マクラーレン・メルセデス
6 佐藤琢磨 BARホンダ
7 キミ・ライコネン マクラーレン・メルセデス
8 ジャック・ビルヌーブ ザウバー・ペトロナス
9 ヤルノ・トゥルーリ トヨタ
10 ラルフ・シューマッハー トヨタ
11 フェリペ・マッサ ザウバー・ペトロナス
12 デイビッド・クルサード レッドブル・コスワース
13 ニック・ハイドフェルド ウイリアムズ・BMW
14 マーク・ウェーバー ウイリアムズ・BMW
15 クリスチャン・アルバース ミナルディ・コスワース
16 クリスチャン・クリエン レッドブル・コスワース
17 ナレイン・カーティケヤン ジョーダン・トヨタ
18 ティアゴ・モンテイロ ジョーダン・トヨタ
19 パトリック・フリーザッハー ミナルディ・コスワース
20 ルーベンス・バリチェロ フェラーリ
昨夜23時就寝今朝5時起床。天候は晴れのち曇り。なにやら今週末からは梅雨入りだとか。昨日は「血液交換日」。病院に行く前にのどが渇いていたので「DENNY'S」によって「フレッシュ・マンゴー」をごっくん。村上春樹「象の消滅」を1時間半ほど読む。うわ~、俺の斜め前の席で中年の主婦四人が昼間から酒盛りはじめちゃったよ。うるせぃな~、がはは笑いだよビールの大ジョッキ抱えて。うわ~、赤ら顔に脂ぎった皮膚、眼が爛々。こわいよ~。うわ~、「大ジョッキおかわりー」だって。

気を取り直して「ブレンド」をたのんで村上春樹「象の消滅」(新潮社)を読む。『僕は電話機を見た。そして電話機のコードのことを考えた。どこまでも繋がっている電話機のコード。そのおそろしい回線迷路のどこかの端末に妻がいるのだ。と僕は思った。ずっと遠く、僕の手の届かないくらい遠くに。僕は彼女の鼓動を感じることができた。あと五分、と僕は思った。どっちが前でどっちが後ろなんだ?僕は立ち上がって何かを言おうとした。でも立ち上がった瞬間に言葉は消えてなくなってしまった。』(TVピープル)

どうやら、村上春樹の短編は「成増ばばあ」の暴力的「がはは」をうち負かすパワーがあるようだ。のめり込んでいた俺は尿意を憶えた。でも立ち上がった瞬間に「成増ばばあ」は消えてなくなってしまった。冗談はここまでにしてこの中の何編かは何回か読んだことのある短編だがこの黄色い表紙の裏表紙に書いてあるクノップス社副社長で編集人のゲィリー・L・フィスケットジョンの言葉「これらの17の短編は、まさしく、わたしが当初期待していた通りのものとなった。作家として多くの引き出しを持つ、驚異的なハルキの才能は、国境を越えてもゆるぎない」という編集者の自信を実感させられた。

ところで昨日はワールドカップ「アジア最終予選」の北朝鮮戦の中継が7時半からある。そしておいらの「人工透析」は三時間。うまく時間を合わせれば寝ころんだままTV観戦できるって寸法。だから、いつもより遅く18時ぎりぎりに病室に入った。バンザイ・バンザイ・バンザイ・バンザイ・バンザイ・バンザイ・バンザイ・バンザイ・バンザイ・大黒様えらい。柳沢えらい。
昨晩27時就寝で今朝7時起床。ちょっと寝そびれた、そんな日が月に二三回ある。ほんの些細な手違いで眠りの天使はどっかに出かけてしまうらしい。そして悪戦苦闘。ちこちこと時計の動きだけが強調されていっこうに睡眠の天使は帰ってはこない。この夜遊び天使が!昨日の夜がまさにそれだった。

いつのまにか虫の視点を持った俺は地面を這いずりまわっている。植物と地面の生え際が迫る。まんじりもせずに4時何分だかの東京の夜明けを迎えてしまった。東の果てから関東を通って西へ夜明けは日本を横切っているわけだ、えっさかえっさかえっさかとと。まるで地球の動きが実感できそうな錯覚に陥る。

しようがねぇなぁ。夜明けたばかりのベランダにでて、いまはもううっすらとしかみえない星を見ていた。先日買ったじょうろに水をくんで植物にかける。ぽとっと小さな青虫がアジアンタムの茂みの陰からおちた。どうも植え替えた朝顔の葉っぱに虫食いの穴があいていると思ったら此奴の仕業。本日の殺戮だ。残虐にも俺はむぎゅっとふみつぶした。ほんの数秒だけど始まったばかりの一日がおわったような気持ちに陥る。ひさびさのお日様がかーっと照りだして今日ははじまる。

マックも「インテルインサイド」になるそうだ。来年の今頃は「モトローラー」も「IBM」もマックから消えるとアナウンスされた。となると、POWER PCの終焉か?原因はクロック数が思うようにあがらずインテルに差をつけられすぎたのと熱の問題らしい。噂によるとマックの上でウインドウズが走るとか?しかし、ウインドウズではマックは走らないと言う。これでいきなりのOS9からOS10への転換の意味がハッキリしたともいえるのかも。なんせ9.2で終わっちゃっていきなりの10レビュー。そんなころからマックは手を打っていたわっけだ、おそるべし。