動画でよがる ~ 年末年始、おや?まだ秋ですな。ま、ここらで一発いっときましょう。編⑥ ~ | つっちーの“ひとりでよがって”

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つっちーがひとりでアレコレとよがってます。
よかったらあなたもよがってね。

みなさんこんばんは。
動画でよがる史上初となる秋の特別編も今回で最終回です。
引き続き香港その他中華圏映画特集をお楽しみくだチャイナ。

さて、ゲオオンラインと動画配信サービスを併用していると、レンタルして間もない映画が配信開始されるということが度々あります。
ドケチなわたしはその都度レンタル代を損した気分になるのですが、こればかりはタイミングの問題なのでやむを得ないこと。
配信予定をよく調べればある程度は防げるのかもしれませんが、面倒くさがりはこういうところがダメですね。

してみると、ドケチより面倒くさがりのほうが上回っているものと思われます。
もしかしたら自分で思っているほどドケチではないのだろうか?
でも先日、週末の映画鑑賞時のお供である夜食用の袋麺を買いに行った際、マイベスト袋麺である『うまかっちゃん 博多辛子高菜風味』を買わずにわずか10円足らず安いに過ぎない『チャルメラ』を選んでしまったしなー、迷うことなく即決で。
やはりドケチなんだろうなー。

袋麺と言えば、『出前一丁』は中華圏、特に香港では大人気らしく、日本のスーパーではごまラー油味以外見かけないような気がしますが、香港ではなんと十数種類もの味が存在するとのこと。
さらには、出前一丁が提供される飲食店もあるとか。
そういえば、以前鑑賞した『恋するシェフの最強レシピ』で金城武演じる出前一丁大好きな主人公は、最高においしく食すためにはたった1秒の狂いにも妥協しないという、超こだわりレシピを披露していたことを思い出しました。

話しがそれましたが、今回最初に登場する作品は3週間前くらいにプライムビデオのサムネイルに表示されるようになりました。
そのころに配信開始となったのかもっと前からなのか不明ですが、同作は9月初旬にレンタルしたばかり。
ええーい、送料込みで100円も損したわい。

ではその大損こいた映画からご紹介いたします。
未鑑賞の方はネタバレで大損こいたらごめんなチャイナ。

○『Miss.リベンジ』(中国/ゲオオンラインでレンタル)
主演は中国のお色気アクション女優、シュー・トントン。
彼女はSNSのフォロワーがなんと1200万人超という人気者なのですが、わたしがこれまで観た主演映画はどれもこれも同じような内容で、役にはイマイチめぐまれていないのかなー、という印象です。
しかしながら、ドニー・イェン&アンディ・ラウの『追龍』では、ドニーが養女として片腕的な存在に育て上げる重要な役を演じておりましたので、今後も目が離せない注目の女優さんです。
そんな彼女が本作で演じるのは、警察官である兄が麻薬組織の捜査中に殺され、自らも組織の男達に乱暴されたという悲しい過去を持つ女性。
その復讐を果たすために頼ったのは警察ではなく、別の麻薬組織でした。
ボスの元へ大金片手に「復讐に手を貸してほしい」とお願いに行ったところ、「金には困っていない」と軽くあしらわれますが、ならばと得意のお色気発動、おもむろに胸元のボタンを外し始めたものの、ボスは「女も足りている」と取り付く島もありません。
憐れトントン、復讐の道は閉ざされたかと思いきや、彼女がボスを庇って死んだ妻に瓜二つだというご都合主義のおかげで、殺し屋として育ててもらえることになりました。
普通の女性がよくもまあここまで凄腕の殺し屋に育ったもんだ、と感心したのはさておき、ある日ボスが自らライバル組織の手下たちを買収に行った際、手下の一人が放った銃弾がトントンへ向けてまっしぐらに飛んできます。
トントンと妻をダブらせたボス、「今度は俺がお前を庇う番だ」とばかりに彼女を庇い銃弾に倒れました。
幸い命は助かり、一人で敵討ちに行ってピンチに陥ったトントンを救った際、「今日からは俺の愛する女だ」と彼女を姐御の座へ昇格させます。
順風満帆なトントン、これならばリベンジの時もそう遠くはなかろう、と思いきや、兄の死にボスが関わっていたことを知り麻薬工場を焼き払って姿をくらませます。
この時、お腹にはボスとの愛の結晶が・・・。
逃亡先で麻薬から立ち直ろうとしている人々と共に暮らしすトントンでしたが、ボスの部下に見つかり大乱闘、この際お腹を蹴られ流産してしまいます。
もはや守る者はなくなりリベンジを果たすのみ、ボスとのラストバトルに臨みますが、そこは一度は愛し合った仲、あおむけで背中から羽交い絞めされて大ピンチのところ、自分の腹を刀で貫いてともにあの世へ旅立つのでした。

○『無敵のドラゴン』(香港/プライムビデオ)
本作は数年前にゲオオンラインでレンタル鑑賞したことがあるものの、内容をほとんど覚えていなかったので再度観てみました。
初見の際はマックス・チャン主演ということでかなり期待したが、ガッカリ感が大きかった記憶がある。
改めて観ると、連続殺人犯である悪役の動機が逆恨み甚だしいうえに、マックスが幼い頃に出会ったという、彼の幻想にすぎないと思われていた伝説のドラゴンがラストに本当に現れ、逃げる悪役を散々なぶって引導を渡すというなんともいえぬ結末。
おまけにところどころ微妙なコメディも混じっていて、ストーリー的にはやはりガッカリするばかりでした。
ただ、印象に残っていなかった格闘シーンは悪くなかったし、マックスの上半身に刻まれたドラゴンのタトゥーは水滸伝の九紋龍・史進を彷彿とさせかなりカッコいい。
また、ヒロインを演じたアニー・リウがとても魅力的で、彼女の登場シーンにはググっと引き込まれました。
彼女がデビューした際、セシリア・チャンに似ていると話題になったそうですが、なるほど、言われてみればルックスはもとより声がハスキーなところも似ている。
『五福星』などの福星シリーズで有名な面白おじちゃんリチャード・ンがアニー・リウのパパ役で、その息子カール・ンも警官役で出演。
残念ながら、リチャードさんは今年の4月にお亡くなりになったそうです。
五福星での彼の透明人間ネタは最高に面白かった。
ご冥福をお祈りします。

○『唐人街探偵 東京MISSION』(香港/ネットフリックス)
今回の前書きで述べたパターンとは逆に、本作はゲオオンラインのカートでレンタル待ち状態だったものの、ネトフリで配信されていたため余計な金を使わずに済み得したパターン。
このパターンもそこそこあるため、必ずしも損ばかりしているわけではないことに今更気づきました。
さて、本作はシリーズ作品の3作目でして、前作の『唐人街探偵 NEW YORK MISSION』を以前GYAOで観賞したことがあり、妻夫木聡が探偵仲間としてチョロっと出演されていました。
今回は東京が舞台ということで、妻夫木さんもガッツリ活躍しております。
その他、日本人俳優は三浦友和、長澤まさみ、浅野忠信、染谷将太、奥田瑛二、鈴木保奈美など、超豪華なメンツ。
長澤まさみ、めっちゃスタイルいいですね、美しいです。
さらに、タイ映画界からはトニー・ジャーも出演、アクションにコメディに大活躍。
ちびまる子ちゃんのコスプレ、よくやったなー。
肝心の中華圏俳優は、ワン・バオチャンとリウ・ハオランのダブル主演、ハオランさんは映画の出演がほとんどないのでよく知らない俳優さんですが、ドラマで大活躍しているらしく中国の若手トップスターなのだそうです。
本作はコメディ映画ですが、彼はどちらかというと真面目に探偵業をやっており、コメディパートは主にバオチャンが担当。
バオチャンは顔も濃いがキャラも濃い、他作品でもコメディ演技がちょっとやり過ぎな非常にウザいキャラが多いですが、『アイスマン』2部作や『カンフー・ジャングル』でドニーと対戦したほどのアクション俳優でもあり、嫌いではありません。
本作ラストでは、アンディ・ラウがほんの数秒のみのカメオ出演というトドメの豪華キャストぶり。
なんとなく続編を予感させる終わり方ではありましたが、実現するとしたらアンディとガッツリ戦うことになりそうだなー。
なお、シリーズ1作目はゲオオンラインでは取り扱われておらず、今のところプライムビデオもネトフリも配信されていない様子。
続編ができる前に観ておきたいが・・・。

以上で今年の最終回は完了アルヨー。
最後まで読むのは辛かったかもしれないアルネ、でも辛抱強いお付き合いに大感謝アルヨー。

というわけで、6回にわたってお届けしました秋の特別編はこれにて終了です。
秋は「空き」とか「飽き」につながるから、この時期に特別編を実施すると失敗に終わるのではないかと危惧しておりましたが、終わってみれば大盛況でしたなー、もちろんわたしの中での話ですけど。

しかし気づけば12月半ば、秋はとっくに終わっちゃってました。
そして年末年始特別編の時期もすぐにやってまいります。
今回の特別編が終わったばかりなんだから、年末年始はやらなくていいんじゃない?
なんて思っている方、いやいやそこは年明けの風物詩と化して久しい同コーナーですから。
これがないと1年が始まりませんから。
そういうことですので、乞うご期待。
ではまた。