GRETSCH TENNESSEAN | Recover my heart, change the world.

Recover my heart, change the world.

日々の思想、小説、詩、エッセイ、悟り、妄想、体験、揺れる気持ち、音楽など、私の表現です。


たまには、他の人にとってはどうでもいいこと、

取るに足らないこと、生きていく上で不必要なことを、

だらだらと、しかしながら自らの経験と歴史を反映させた、

嘘では無い、私の話をしてもよいですか。

こちらは私所有のギターです。

Recover my heart, change the world.


GRETSCH TENNESSEAN 6119-62

うちの中では2番目にお金が掛かったギターです。

現行型になるため日本製の様です。

本来は「テネシーローズ」という名称です。

出会ってからもう7年にもなります。

中学生~高校生の頃、ラルク、ブランキー、ストレイキャッツを聴いて練習に励んでいた頃、

かろうじて指は再現できても、どうしても「ギター独特の音」が真似できなく、

それは同じギターを持つしか方法が無いという結論に達するまで時間は要しませんでした。

ギターだけでは無く、アンプ、エフェクター、テクニックその他諸々がサウンドのキャラクターに大いに影響するということを知ったのは買ってしまってからでした。

当時集められるだけの資料と、今までの貯金を使って、渋谷まで一人で買いに行きましたのが高校1年生の頃。

憧れのギターを手にした瞬間はまさに至福の瞬間です。

買ったことで終わるはずだったのですが、これは単なる序章にしか過ぎませんでした。



念願叶って自分の買ったギター、しかし何だか違和感が生じてしまう。

その後「グレッチ」について色々調べました。

買う前と買った後の色んな勉強をしたおかげで、

ギターについて、部品、構造については随分詳しくなりました。

自分の欲しかった「テネシアン」と、自分の買った「テネシーローズ」は何処が違うのか。

現行型とヴィンテージの違いは何なのか。

研究した結果としては、


・フィニッシュ(塗装)が「ダークチェリーレッドフィニッシュ」では無く、「ウォルナットステイン」

・ピックガードのエンボス加工、ロゴが異なる。

・ペグの形状が異なる。また、ヘッドの大きさも異なる。

・ピックアップがフィルタートロンである。
本来テネシアンに標準装備されているのは「ハイロートロン」というもの。

・ラッカー塗装では無く、ポリエステル塗装になっている。
故にボディに厚みが生じていて、頑丈性は増しているが箱鳴りを殺してしまっている。

・センターブロックは搭載されていないか、形状が異なる。
基本的に内部構造はオールドと現行型では圧倒的に異なる。


挙げただけでもこんなに違う部分が存在してしまっていて、

つまり自分の欲しかったギターと、ようやく買ったギターは、

外見は似ているが「全くの別物」といっても過言では無く、

音が違うのも当然なのであった。


自分の中で欲求不満が爆発し、

ギターの改造の歴史が始まろうとしていました。

当時仲の良かった楽器屋の店員さん(某専門クラフト卒)に相談して、カスタムを依頼しはじめます。

改造点は、

・ペグを交換。

・塗装を極薄ポリエステル塗装にする。
ラッカーは保存がとても厄介で、極薄にすれば大して変わらないという勧めを受けました。

・ピックアップ、ピックガードの交換。

・内部配線財を最高グレードのものに交換。


上記のカスタムを一気にやれる程お金も無かったので、(高校生なので当然)

出して戻ってくる度に、新しいことをしてもらう、というのを繰り返していました。

費用は元のギターがもう一本分変えそうな金額、期間は1年以上だったでしょうか。

今思えばこれの為に当時バイト頑張れたんだと思います。

一生物の一本です。

もし地震等の災害に見舞われたら、

これとクラシックギターを担いで逃げなければ。


改造のポイントですが、

外見にさほどこだわりが無ければ、

内部配線財の交換だけでも、やっておいた方が良いと思います。

音が格段に変わります。反応が早くなります、

その分、自分の実力に誤魔化しがきかなくなりますので、練習して上手くなりましょう。


グレッチのギターの特徴ですが、

弦交換が面倒臭いです。

ビグズビートレモロアームユニットはチューニングが狂いやすいと一般的に言われていますが、
そんな風には感じません。

逆にフェンダーの様にアームを使う人は、あまりグレッチ向きでは無いでしょう。

マスターボリュームの可変はサウンドキャラクター(トーン)に影響が出ます。
あまりボリュームノブをいじったり、ボリューム奏法向きでは無いです。

グレッチに慣れると、他のギターが弾きづらくなります。
これが人気の秘訣か。

イメージで言うと、グレッチはアメ車、ギブソンはメルセデスベンツ、フェンダーはスポーツカー?

ハイポジションは鬼のように弾きづらいです、

コードを鳴らした感覚は、絶対に他のギターに出せない感触です。

個人的には、1弦~2弦の音に艶を感じます。
配線交換してからほぼ全ての弦に艶を感じることが出来るようになりました。



過去、色んなライブハウスで弾いたりしましたが、

このギターに関しては苦情を言われたことが1回もありません。




これがある以上、私が他のエレキギターに手を出すことは無いと思います。

来週、活躍する予定です。

敬具。