黒色すみれ
Project Nyx 第4回公演
「星の王子さま」
作:寺山修司
構成・美術:宇野亜喜良
演出:金守珍(新宿梁山泊)
を
3ヶ月程前、劇団の方からありがたくお誘い頂き、観てきたのですが、
この時の劇伴を担当していたのがこの方々でした。
外見はいわゆるロリータファッションに身をつつんでおりますが、
二人とも音大卒業の経歴の持ち主。
道理で、非常に技術水準の高い演奏・歌唱・作曲・編曲能力です。
豪華絢爛たる様式感は西洋クラシックのイメージとピッタリ。
音楽性はクラシックをその身にしっかりと、細胞にしていながらも、
フランスのシャンソン、ジプシー、童謡、歌謡曲、大正ロマンがミックスされていて、
外見も中身も、正に独特の、世界観を表現しています。
今知りましたが、映画監督ティム・バートンも黒色すみれのファンの様です。
この中に収録されている、「永久に麗しく、すみれの花よ」という曲が、劇の主題歌でした。
カーテンコールも含めると、4回くらい演奏したと記憶しています。
とってもキャッチーなメロディラインが頭の中をグルグル回ってどうしようもならなくなったので、
アマゾンにてアルバムを購入致しました。
個人的には「灯しび」という曲を非常に気に入っています。
マッチ売りの少女の詩で泣けます。
メインの演劇の方も非常に素晴らしく、「星の王子さま」をしっかり捉えていきながら、
物語本筋には全く関係無いナンセンスなところも凝った演出をされていて、笑えました。
結末は寺山修司の脚本を使用せず独自のストーリー展開、という解説がありました。
表現を秀逸して超越した時、笑えたもん勝ちの様な気がします。