GSX-S1000GTの簡単インプレッション。 | フラッグシップの進化の系譜

初のスズキのマシンは楽しくて、楽しくて(笑

新しい相棒になって早3ヶ月。

ここらで簡単なインプレなど^^;

 

比較対象のマシンはH2SXSE+(以降H2)を中心に、

自分が今まで乗ってきたマシン達で、

比較対象を含め自分の車体だけの特性なのかもしれないし、独断と偏見なので、

ノークレームであしからず(笑

それにまだ、カワサキの呪縛からは解き放されていないかも(笑

 

先ずは、何と言っても最高なのがデザインです♪

雑誌で見たときはあまり興味なく、むしろGSX-S1000の方がカッコいいと思っていました。

でも佐野SAで初めて現車を見たとき、無茶苦茶カッコいいと思って撃ち抜かれました!(笑

 

どちらかというとコロッとした丸みを帯びたデザインのスズキですが、

GSX-S1000GT(以降GT)はエッジの効いたシャープなデザイン。

 

空気を切り裂く戦闘機の先端形状をイメージしたノーズ、

 

横からの直線的なフォルム、

 

 

 

 

カウルサイドには標準装備のウイングレット(笑

 

パニアが付いてもカッコいい♪

 

個人的に最高!!!

 

そしてGTはとても軽くて、取り回しも楽。

その重量は226㎏。

H2が262㎏だから、その差36㎏。

ちなみにZZR1400C(以降1400)が224㎏、ZZR1100C(以降1100)が228㎏。

1400や1100の方が軽いじゃんって思うかもしれませんが、

GT、H2は装備重量、1400、1100は乾燥重量です。

そう考えるとGTは1400、1100の乾燥重量とほぼ同じですから、

どれだけ軽いか!

最近のカタログ表示は乾燥ではなくて、装備重量表示がマストなんですかね?

 

ポジションも1100<1400<H2<GTの順で高くなって、

軽さとハンドルポジションの高さが相まって楽チンです。

年寄りにはありがたい(笑

 

トルコンもH2の場合はRAIN、ROAD、SPORTSの3種類に、

任意設定のRIDERの計4種類。

そして、その設定によってトラコン&電子制御サスを連動させて一括変更するシステム。

エンジン出力は、RAINで75%、ROAD、SPORTSは共に100%。

 

GTの場合、5段階のトルコンと3つのドライビングモードを自分で組み合わせます。

ドライビングモードはA、B、Cの3種類。

どのモードもエンジン出力は100%ですが、トルクの出方を制御しているようです。

Bが1:1の標準値で、Cは1:0.7位のようです。

Aはトルクを前面に出した設定で、

私もAモードで不用意にアクセルを開けたとき、身体が置いていかれて、仰け反りました(爆

 

あくまで計算上の話ではありますが、

 

GSX-S1000GT  6速  4000rpm 95㎞/h

             6000rpm 140㎞/h

 

ZZR1400  6速  4000rpm 120㎞/h

             6000rpm 180㎞/h

 

H2SXSE+  6速 4000rpm 100㎞/h弱

                                6000rpm 140㎞/h

 

GTと1400はNA同士で400ccの排気量の差が速度の差になっているかな。

 

GTとH2は排気量が1000ccで一緒。

だからか、6000rpmまではほぼ同じ速度ですが、

8000rpmだとGTが180㎞/hに対し、H2はふわわオーバー。(計算上)(爆

 

H2は6000rpmからの加速はハンパじゃない。

高回転域での加速力は異次元です。

これがNAとスーパーチャージドエンジンの差かな。

カワサキ連のゴリゴリとした(H2は別)暴力的とも言える出力特性に対し、

GTの軽く、軽いといってもモーターのような軽さではなく、

武骨さを秘めた軽さ(分るかな~^^;)でストレスなく吹け上がるエンジンは官能的ともいえ、

乗っていて気持ちがいい♪

 

ただGTは3500rpm過ぎ辺りからステップに微振動が出てきて、

ムズムズして気持ち悪い。

丁度、高速などで加速状態に入るところから振動が出てくるので、気になります。

ステップはラバー付きだけど、その意味がありません。

でも5000rpm過ぎ位になると気にならなくなるんだけどね。

 

数値上のパワーですが、

GT   150PS、

1100 147PS、

1400 200PS(ラムエア)、

H2   200PS。

 

200PSの馬鹿げたマシンは別として、

1100とは100cc少なくても3PS上。

1100は初の320㎞/hメーターのマシンだから、

GTはデジタルメーターだけど、あわわ出るかな?(笑

 

ミッションは上下のクイックシフター付きで、

H2ではアップの時はアクセルオン、ダウン時はアクセルオフで作動でしたが、

GTはアクセル開度に関係なくアップ、ダウンできます。

峠の突っ込みでアクセル開度を気にせずシフトチェンジできるのは、とても楽。

もうクイックシフターに慣れたらやめられません(^_^;)

でもシフトタッチのシルキーさはH2が上かな。

 

ミッションと言えば、カワサキは歴代1速に入れるときに「ガッコン!」と、

かなりの衝撃と音がありましたが、GTはそれ程気になりません(笑

ただニュートラルの入りが無茶苦茶悪い!!

信号待ちの間ずっとガチャガチャやって、入らないままシグナルブルーでスタートなんて事も。

H2もニュートラルに入れるのに苦労していたから、

クイックシフター搭載車ってそうなのかな?

 

便利機能のオートクルーズもH2に続いて搭載されています。

結構ネットで不具合の報告がされているけど、私のはまだ大丈夫!(爆

オートクルーズのキャンセルは、

H2はシフトチェンジ、クラッチを握る、ブレーキをかけるですが、

前車が近づいてきてキャンセルするのにクラッチを切ると、スッとキャンセルされて、

走行のリズムを変えず一番スムーズだったのですが、

GTはクラッチを握ると一瞬回転数が跳ね上がって、ストレスになります。

そこでGTはアクセルをオフにするような前に戻すような動作でキャンセルされるので、

私はそれでキャンセルするのが一番走行リズムを崩されないかな。

 

そしてスズキがGTの一番の売りにしているのが、

SUZUKImySPIN!

 

これはメーター上に地図やナビ、アドレス帳などスマホと連動して情報を映し出すシステム。

BOSCH社製のシステムです。

 

 

KAWASAKISPINとして、新型H2SXSEにも搭載されてています。

 

新型H2SXSEと同じものを奢っているのですから、

スズキのGTに対する熱意が伝わってきます。

 

でもナビは一部の有料アプリにしか対応していなかったり、

他結構不便で私は使っていません(爆

もう少しシステムが煮詰まったら使えるかな~。

 

あと燃費ですが、いまのところ平均21.5ℓ/㎞。

H2が最高24.0ℓ/㎞、平均18.7ℓ/㎞でしたから、同じくらいかな。

 

GTの中で最大の不満でストレスになるのが、

 

分りづらいですが、リアシートの隙間。

ビックリするほど開いていて、洗車等で水が入り込みます。

リアシートの下に標準装備のETC機器が入っていて濡れてしまいます。

私の場合、ドラレコの機器も入っているので濡れて壊れないか心配です。

これはリコールとまでは言わないけど、サービスキャンペーンレベルじゃね?

カワサキも大概でしたが、スズキも大雑把だな~(-_-;)

 

あと悩みの種が、マフラー問題。

今までマフラーは必ず交換していましたが、

(H2はスリップオン)

 

スズキですから、

当然ヨシムラ!!

 

無茶苦茶カッコいいです!!

 

でも重量がSTDが2.3㎏ですが、このタイプで2.9㎏(-_-;)

STDより重くなってしまいます。

 

 

スリップオンですから、性能アップもほとんどないに等しい。

 

バネ下を軽くするのがマフラー交換の目的でもあるので、

これじゃな~(>_<)

 

アクラも出していますが、

その重量1.4㎏と軽くはなりますが、あまりアクラは好きじゃないし、

デザインもSTDとあまり変わらない。

 

アクラでも、こんなレーシングタイプならいいんですけどね~(笑

 

アールズギアさんと、SP忠男さんに問い合わせしたら、

まだ開発予定はないとのこと(-_-;)

 

マフラーを軽量化するって言い訳ができないじゃん!!

スズキ技術陣さん、いいものを開発するのはありがたいことですが、

少しはカスタムの余地も残して欲しい(爆

 

マフラー交換、悩んでますが、

格好良さでヨシムラを買っちゃうかな~^^;

 

JMCAじゃないけど、LCIにしちゃうかな。

安いし!(爆

 

長々とぐだぐだ書きましたが、

それだけGSX-S1000GTが気に入ってるって事ですかね(笑