【都道府県魅力度ランキング2023】


《ワースト10》

(左から、今年の順位、昨年順位、、魅力度)

 相変わらず茨城県の認知度は低い。この14日、今年も(2023年版)都道府県の魅力度ランキングが発表されたが、また首位(最下位)奪回である。関東以西では場所すら知らない者までいるとか。呼び名も大阪府の茨木市に屈し、あくまで『いばらぎ』でししない。民力では全ての数値で上位にランクインする実力県であるのに、どうしてここまで低いのだろうか。


【参考】


《トップ10》

(ブランド総合研究所より)

 理由は多々あれど、やはり(県名の)露出度の低さではなかろうか。なにせ『いばらき』が出てこない。代表する黄門様は『水戸』であり、日本3大名園に数えられる名所も“水戸”偕楽園で、どこもかしこも(県央の冠は)水戸ばかり。名産の納豆だって“水戸”を売りにする。筑波山の麓に位置して科学技術を牽引する研究学園都市は“つくば”で、臨海工業地帯も“鹿島“である。それだけではない。茨城県発祥の世界的企業でさえ、IBARAKIではなく、HITACHI(日立)を社名とし、四季折々の花で人気沸騰の国立海浜公園までが“ひたちなか”なのだから。

〈水戸駅北口〉イメージ 1

《〇〇黄門様も〇〇納豆も「いばらき」であって水戸ではない》

 あまり知られていないが茨城県は日本を代表するアスリート王国でもある。夏季五輪の金メダリスト10人は全国で4番目に多い。人口比では突出している。だからスポーツも盛んだ。サッカーにはJリーグ屈指の人気を誇るアントラーズがあり、J2にはホーリーホックもある。だが、いかんせん県名が入らない。頭文字は“鹿嶋”であり“水戸”でしかない。高校野球も盛んだが、県名の入った学校の甲子園組は茨城東高校だけ(水戸商の前身は除く)でしばらく出ていない。これでは「茨城なんて知らない」も止む無しといったところか。


❋(B1に所属するプロバスケだけは『つくばロボッツ』から『茨城ロボッツ』に名を変えたが・・)


 魅力度アップには、先ず知名度を上げねばならない。水戸県にするのも手だが、そう簡単にはいかない。ならば県都名を変えてみてはどうか。県庁所在地を移せ、というのではない。水戸の二文字は十分にブランド化している。水戸市そのものを改名したところで何ら影響はあるまい。それなら『いばらき市』なんて如何だろうか。政令指定都市にして『いばらき市・水戸区』に生まれ変わるということだ。


 茨城県の人口は、2.828.848人(2023年4月1日現在)と全国で11番目に多い。300万人近い人口を抱えて政令指定都市を有しない自治体は茨城県を於いて他にない。有識者は水戸市の人口(269.196人)からして否定的ではあるものの、そんなことはない。市町村の数が多すぎるだけなのだ。


 水戸市周辺には、ひたちなか市(156.144人)、茨城町(30.827人)、東海村(38.271人)といった市町村が衛星都市を形成し、その人口集積率は極めて高い。しかも水戸市の面積217.32平方キロは地方中核都市の中でも極めて狭い。静岡市や浜松市と面積を同じくするなら、日立市や笠間市をも含み、すぐにでも100万都市の誕生を確約している。


 茨城県は知らない。だが政令指定都市なら知らない者はいない。茨城県出身者に故郷を問えば、多くは水戸や日立、土浦と答える。近頃では、つくばや鹿嶋も増えた。やはり、知名度の低さがネックなのか、そうでないのか、『いばらき』と答える者は至って少ないと聞く。かつての朝ドラ(奥茨城)効果も限定的だったということか。


 余談だが、かつて愚生も奥茨城? に住んでいたことがある。残念なのは、この『いばらき』も関西では、なかなか通じないことだ。「自分、いばらき(大阪府.茨木市)ってほんまかいな?」「話し方がまるでちゃうで」と笑いのネタにされたのを思い出す。県内でもローカルな笠間の方が認知されているから不思議だった。


 埼玉県では政令指定都市への移行過程で県都の名称を変えた。浦和市は『さいたま市・浦和区』になった。そして、埼玉西武ライオンズに加えて、埼玉スタジアム、さいたまスーパーアリーナといった大型施設を次々と誕生させ、頭文字に“さいたま”を溢れさせた。結果、県名の認知度向上に大きく貢献。こうしてダ埼玉は彩の国へと変貌を遂げる。今や住みたい街の上位に川口や浦和が入っていることからもお分かりかと思う。


 やはり認知させ、魅力度を向上させるには、県都改名に勝るものはない。これは茨城のみならず栃木や群馬にも同じことが言える。いずれの県庁所在地も水戸、宇都宮、前橋と県名が入らない。でも、最下位を勲章に売りとするなら、大きなお世話といったところか。ことに、マスコミに大きく取り上げられることで露出度upの、あの大○川知事にとっては・・ん??


 因みに、埼玉県は、その後また急降下。今年度(2023年)版では下から3番目(45位)に舞い戻ってしまった。やはり魅力度と利便性(住みやすさ)は別物なのか。でも、栃木(39位)群馬(44位)埼玉(45位)茨城(47位)と関東地方だけで4県が最下位争いをするなんて、もう「快挙」以外の何物でもない。この際、東京、神奈川にも加わってもらえれば最高なのだが。


〈❋2020年には我が栃木県も王座(最下位)を頂戴している〉


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【関東一都六県】



【茨城と埼玉は県境を接しているのに、こうした事実すら双方の(県民の)半数以上が知らないとか。お隣さんも知らないなんて、これも(過去記事通り)首都圏が東北6県の譜系地である証だろうか】


《参考/過去記事》

 

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《おまけ》


【カンガ(エ)ルー、人】



「うーん、やっぱし、、。埼玉県には茨城県みでーに名所ながっぺ。スタジアムだげじゃ浮上でぎっこあんめな」


「でも、埼玉県て北関東? それとも南関東??」


「ん???🤔」