前回記事の剣山スーパー林道行では
「雪が残っていたらどうしよう」
と、まあまあ心配していたんですが、はたしてまったく残っていませんでした。
遠くの景色にも雪の残っている様子はありません。これなら周辺の山もまず大丈夫でしょう。好き勝手にどこにでも行けます。
※まだ4月ですから急激に気温が下がる可能性がゼロではありませんが。
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【4/7 落合峠・松尾川】
というワケで落合峠に行ってきました。
高松市から国道32号でひたすら高知方面へ南下。
大歩危から県道45号/32号を経由して国道439号に入り、
鎖谷まで進みます。
今回は京柱峠はパス。
惜しいけど、かなり大回りになるので…
ダーッと上って落合峠到着。
現在の私の装備は基本的に冬装備ですがインナーはシャツ一枚/ネックウォーマーなし/夏グローブ装着と、けっこう間引いたので気温の低下には敏感です。
落合峠から北に下り、桟敷峠を少し過ぎると松尾川ダムまで繋がっている分岐があります。ためらわず突入します。
コンクリート舗装率が高い=勾配がきつい道ですが、道幅はさほど狭くありません。
発電用のダムらしいです。観光要素は皆無のそっけないダムですが、私はそういうのキライではない。
そのまま西へ過ぎると県道149号線に入ります。
急勾配で陥没・落石・苔がひしめきあう悪路。
四国の山道では珍しくないですが、それにも程度ってモノがあります。ココはかなりレベル高い。
こういう道の好きな私であっても、しょうじき「走る」どころではないです。真の「徐行」でないとおっかなくて前に進めません。
そんなデンジャラスゾーンも赤い鉄橋(下名橋)まで下りてくるとマシになってきます。
川沿いの酷道険道に共通する事ですが、勾配が緩く線形も緩やかで見通しが良い…つまりノリノリで走れる道に変貌するのです。
※路面の状態じたいは大差ありませんので油断は禁物。
ココを走りたいがために落合峠を経由したと言っても過言ではないぞ。
そんなに好きなら国道32号からアプローチすれば近いじゃん、と思うでしょ?
でもね、こういうクセの強い道は逆方向になると性格がガラッと変わるんですよ。上りだとそんなに楽しくない。
と言ってもそれに気づいたのは、数年前に何も考えずに山の中で日が暮れてしまったあとにココを走って下山するハメになったときです。
なぜか本来なら恐怖でしかない暗闇の山道が、えらいノリノリで走れた記憶しかないんすよ。
だったら、
「こりゃ昼間はもっと面白いぞ」
そういう道です。
ちなみに初めて落合峠に来たときは今回と逆回りでアプローチしています。
松尾川ダムから桟敷峠に抜ける道は当時情報がほとんどなく、知り合いと4人で雨の中、道に迷いまくった思い出があります。
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とまあこの土日で今年初の剣山、思う存分堪能しました。
で、
おそろしくタイヤが減りました。
(おわり)