去年の年末。
マジェスティ4D9のタイヤがスリップサインに近くなっていたのに気付き、スキのない私は即座に前後タイヤを手配しておりました。

が、故障とかなんだかんだありーのでノビノビに。

ようやく通常稼働に戻ったこの土日、実家に帰って交換してきましたよっと。








銘柄は継続です。


BRIGESTONE BATTLAX SC(Bias)
F:110/90-13
R:140/70-12


おなじみマジェスティ4D9専用サイズのタイヤなんですがあ、ぶっちゃけ、もうイマドキこのサイズ店頭在庫しているトコなんてないんですね。あったとしてもMOBICITYや旧SCOOTSMARTなどの在庫処分品しかないです。

んなワケで今回は通販で購入。

F :8,300円
R :8,200円
送料:2,000円
代引: 500円

総額で19,000円よ。

数年前なら1本5~6,000円程度だったし送料もかからなかったから1万チョイで前後タイヤが揃ってたんですけどね…まあこれは仕方ない。それまでが安すぎたんです。



2月前半に先行してスペアホイールには組んでおきました。

タイヤレバーで組む事じたいは瞬殺なんですけど、そのためにタイヤ固定台をセットしたり、コンプレッサーを段取りしたりと準備の手間がけっこう掛かるんで、先行しておくと別日に車体をいじる時間が多く取れます。


ちなみに250ccスクーターのタイヤはどれもやたらにカタいんですが、中でもBATTLAXはそうとうカタいです。

しかし実際は一定のレベルを超えれば難易度は変わらないんですよ。対角のビードをちゃんと落とし、ビードクリームはケチらず、タイヤレバーを掛ける位置さえ適正であればどんなカタいタイヤでも嵌ります。
それよりも。

カタいタイヤはリムに密着してない状態の最初のエア圧がなかなか掛かってくれないのが悩みのタネでした。
でも実はそれもそのはず、だって私、ずっとエアバルブの虫を付けたままビード上げしてましたからね。最近になってやっとそれがガンだった事に気付き、今回は虫を抜いて初手から最高圧(約6kg/cm2)でふかしたらばリヤはもちろんフロントだって1発で圧が掛かりましたさ。







タイヤ交換はやり飽きて写真はほとんど撮っていませんので、付属作業の一部を紹介しますう。

【リヤホイールボルト脱着】
スクーターのホイールはほとんどがセンターナット式で、なんらかの方法でホイールを固定しないと脱着ができません。


私の場合はリヤブレーキをロックさせてセンターナットを回しますが、パーキングブレーキでは固定しきれないので油圧ブレーキをUボルトで締めあげています。



【リヤブレーキ関連】
私はリヤブレーキを積極的には使いませんのでパッドもディスクもほとんどチビません。交換の機会もほとんどありませんがリヤキャリパーはタイヤ交換の時に脱着するのでその度にピストンの出し入れと清掃をしています。

マジェスティ4D9のリヤキャリパーはリザーバータンクのふたを開放してからピストンを時計回りにくるくる回す事で引っ込めるんですよ~。

 



マスターシリンダーの放置がすぎると中のダイヤフラムの上に雨水が溜まり、フルードが吸湿して変色しますからマメに手入れが要ります。今回は異常なかったです。



【フロントホイールベアリング交換】
フロントも同じくキャリパーピストンの手入れ、さらにホイールベアリングを交換しました。


なんでイマサラ交換してるのかと言いますと、てっきり手持ちのスペアホイールは全てベアリング交換済だと思ってたんですよ。けど、廃オイル受に使う段ボール箱の整理をしていたらベアリング新品が2コあるのを見つけてしまいまして…ベアリングはキッチリの数しか買っていなかったハズだからおかしいなと…で、オイルシールめくってみたら今回のホイールはベアリング未交換でした。オイルシールは段取りしていないので再用です。



よく見たらちゃんとC3のベアリングを買ってる…

<昔の自分。

 



ちなみにマジェスティ4D9の純正ホイールベアリングは韓国製です。

もう一つのホイールも同じでしたから工場出荷時点でコレでしょう。韓国製を悪く言いたいワケではないんですけど、日本国内に世界トップクラスベアリングメーカーが複数あるのに、どうしてもKOREAでなくてはいけない必然性なんかないでしょ?こればっかりはいくら考えても分かりませぬ。







マジェスティ4D9 フロントタイヤ交換


2024/02/18 ODO:109,957km
前回 2023/03/19 ODO:96,988km
およそ11か月12,969km使用



マジェスティ4D9 リヤタイヤ交換


2024/02/17 ODO:109,957km
前回 2023/09/16 ODO:103,766㎞
およそ5か月6,191km使用

 

 

※この記事書いている時点では11万km超えてます。

 

 

 

 

◇BATTLAX_SC(Bias)インプレ◇
 

リヤタイヤは今回で継続して3本目、

フロントも継続して2本目です。

かなり気に入ってるのでこれからも使い続けると思います。

スクータータイヤとしては設計が新しめな事もあり、ドライ・ウェット共に常識的な運転をしていればコワイ思いをする事はありません。エア圧は前2.25~2.5kg/cm2、後2.5kg/cm2で運用しています。


フロントのライフは他のタイヤもそうですけどリヤよりもかなり長いです。リヤのライフは前回は約9千kmと長寿だったのがウソのように今回は短命でしたけど、まあこれは交換後に高松異動になってツーリングしまくったからでしょう。
秋に剣山スーパー林道2回行ったし。

リヤの特徴としては、他銘柄よりも少し外径が大きいのではないかと私は考えています。以前も記事にしましたが、このタイヤにしてからセンタースタンドをほとんど擦らなくなりました。もっとも導入と同時にプリロードのセッティングも変えているのでソッチの影響が大きいですが。
外径が効くものとしては他にもメーター誤差がありますね。3千kmほど使用した時点でのスピードメーター表示はポータブルGPSナビと比べて106~107%ってとこでした。よくマジェスティ4D9はハッピーメーターだと言われますが、一般の単車でも良くて105%くらいなので大した差はないですね。

フロントの特徴としては、摩耗しても性能低下があまり感じられなかったです。私の乗り方で過去のフロントタイヤは例外なく三角形に尖る摩耗をしてたんですが、BATTLAXは最後まで丸いままでした。

それと交換後数千kmくらいまでフルブレーキでスキール音が簡単に鳴ってたんであんま喰わないタイヤなのかと思ってたんですが、かと言ってスリップはしないんですね。それになぜか摩耗が進んだ後半では逆にほとんど鳴らなくなりました。とにかくスリップサイン近辺に来ても安定性抜群なので、よっぽど今回交換を見送って溝が無くなるまで酷使したろーかと考えたんですが、それでもやっぱり摩耗ともにアンダー気味になってゆくのは今までのタイヤと同じなのでキッパリ替えました。


(おわり)

※足回りのついでに他にもいろいろやってるんですけど、それらは別記事にて。