新年早々、
私のマジェスティ4D9が故障しました。
出張先でバリバリの不動車です。
でも「そうなってしまった原因」にはなんとなく心当たりがあります。ありはするものの…それを確認するのに必要な工具もマニュアルも実家に置いてきてるワケでして、今は何も手が付けられませぬ。
しょうじき復活できるかどうかも判断できません。
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経過を並べてみますと。
【1/7】
(今までも時々やってますが)
装着されているVベルトを外して点検しました。
結果、摩耗限度にはまだまだ余裕があるし、裏返してみても深刻なヒビ割れなどありません。
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しかしこのVベルト、実は7万km稼働を超えてしまっているブツです。ローラーチェーンでもそこまで使わねえだろっていうレベル。
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てゆーか今までにも、点検しつつどう見ても外観は絶対に大丈夫なのでずっと使い続けてきたのですが、そうとうな距離を走っているのは確かなので見えない劣化も考えなければなりませぬ。
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このまま稼働を続けた結果、もしも走行中突然に文字通り「切れて」しまったらそれはそれは大変なことになるなという不安がいよいよ頭を離れなくなってきたのです。
※普通、スクーターのVベルトはスパッと切れるワケではなく、ゴムがバラッバラになる「崩壊」を伴います。
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こんな不安を抱えたまま稼働を続けるのはもうイヤになりました。新品のVベルトはとうの昔に手配していてブツは手元にあるのだからもう交換してしまえ!
とゆーワケで。
ついでに夏以降徐々に弱ってきていたバッテリーも新品に交換しました。
前につけてたやつも、今回のやつも台湾ユアサ。
駆動系を組んだあとセンタースタンドを立てアクセルを回してエラーなし。変速動作に問題ないのも確認しました。スピードでいうと80km/h相当くらいまで。
だいじょうぶでしょ。
【1/8】
1/9から高松に出勤なので、1/8に松山→高松へと自走で移動しました。約160kmの行程で、うち40kmほどは高速に乗っています。走行中に何回か休憩していてエンジン停止・起動もしていますが道中に何も異常は出ませんでした。
【1/9】
朝、エンジンを掛けて数百m走行でかなり強めにジャダーが発生。
クラッチのアタリが悪いのか?とか考えてるそばからメーターパネルのI-S・ASSISTランプが高速点滅を始めました。え?ナニ?イマサラかい??
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とりあえず停車。イグニッションOFF/ONするとあんのじょうとゆーかなんてゆーか、エラーコード75が表示されています。
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マジェスティ4D9のエラーコード75は超有名(?)で、ざっくり言うと「変速用モーターからプーリーまでの範囲で何かしらの故障が発生」したという意味です。
まずモーターの故障、次いでセンサー異常が濃厚ですが、機械的な破損(プーリーそのものやギヤボックス)の可能性もあります。実際に聞いたことはありませんが。
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ただし私個人としては11万km近くマジェスティ4D9に乗り続けてるだけあって、このエラーはすでに経験があります。その時と同じ「変速用モーターの故障」だとすれば、変速不可能になって30km/hくらいしかスピードは出なくりますけど、自走はできるハズです。たちまちは会社に行かなきゃいけないんで落ち着いてセルを回したところ、なんとエンジンが掛かる気配がない。
まったくない。
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むむ、なんでや。プラグがカブッたんかも。だとするとしばらく放置するしかありません。とりあえず愛車を置き去りにして残り1kmを徒歩で出勤しました。
とほ。とほほ。
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普通に仕事して帰り道の夕方。愛車に戻りさっそくセルを回してみたところ、やっぱりエンジンが掛かる気配はありません。そんな気はしてましたが。
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こういう場合、その場でいくら頑張ってもムリです。
新品のバッテリーが終わるだけ。
絶望の気分(大げさ)のまま、約1kmの道程をアパートまで押して帰りました。
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で今ココで止まってます。
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なんにせよとにかく一度、実家に戻ってYZF-R3に必要なブツ積んで高松に戻ってくるまで何もできません。日常生活にも影響が出るので久々に途方に暮れております。
先に書いたようにバッテリー替えたばっかだし、新品前後タイヤとフロントフォークオーバーホール部品一式の手配が済んだ矢先にコレではダメージでかいわあ。