前回の続き

ちなみにG-MACを買った直接の理由ですが、当時はまだ選択肢が少ないシステムヘルメットだったから、です。

なんせその頃の私はゴリッゴリのAraiユーザー。ABS帽体のヘルメットなんかありえんわ!とかけっこう本気で思っていたくらいなので…いくら安くても普通のフルフェイスしかなければ目もくれなかったと思いますね。

あと、当時から既にMHRのweb通販サイトは存在していましたけど私のは店頭での現物購入です。(千葉県に出張してた)
むろん試着をしてフィッティングにムリが無い事を確かめて買いました。むしろホールド感はじゃっかん甘いかなと思ったくらい。
にも関わらずコメカミのわずかな圧迫で原因不明の頭痛を引き起こしたワケです。

 

ただしこれは店頭試着レベルで予見するのは絶対に不可能で、実際の運用まで分からないと考えます。
だったらば試着に意味はなかったのかって言うとそりゃ逆で、最初からフィッティングにムリがあるヘルメットだったら、もう論外です。

それまででも「ヘルメットは現物を見て触って試着して買うべし」というコダワリはあったのですが、この件以来、より一層強く思うようになったのです




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とまあそのような経験をしてMHRのヘルメットをぶぅぶぅ言いながらも使い続けていると、そのうちABS製の安いヘルメットもアリだよな…
と思うようになってしまいました(実際その後OGKのVALERを買っている)。

まあさすがにメーカー不明のヘルメットにまでは興味ありませんでしたが。

 

しかし本州と違って当時の四国でバイク用品店は南海部品のみ。その後イワサキが出来たものの、安くてマイナーなヘルメットは置いてなく、興味があっても買うには至らないまま年月が経っていきます。

ですから去年2りんかんNAPSが四国に進出してきたのは嬉しかったんですよ。店頭でLS2やHJCやWINSなどのヘルメットを直に触れる事ができるようになったのですから。
特にLS2。
かつてのMHRに比べそれはもう見違えるほど質感が良くなっているではないですか。これは大げさに言うと「メーカーの歩み」を体験した気分に浸れます。

 

結局は先にRPHA90を買ってしまったのですが、それでもやっぱりLS2が気になって、無くても困らないのに買ってしまったというワケなのでした。

 

(続く)