さて、前回の富田林ぶらぶらの続きになります。

「金剛山麓酵素風呂 大地」さんで、入浴して、「旬鮮市場」さんで鰻を食べて、まだ帰宅するには勿体ない時間だったので、ぶらっとどこか立ち寄ろうかということで、「瀧谷不動尊」さまへお参りに行くことになりました。

「瀧谷不動尊」

 今回メインの「大地」さんからは、車で約10分。

「建水分神社(たけみくまりじんじゃ)」に行こうかという話もあったのですが、こちらは「楠木氏」の氏神様なので、行くのであれば、上赤阪城(楠木城)跡・千早城跡も行きたいので、次の機会になりました。

 「案内板」

 ここは、正しくは「瀧谷不動明王寺」というそうで、弘法大師様によって開かれた道場が起源となっているそうです。当時は別の場所にあったそうですが、「南北朝」時代の戦乱により焼失したそうです。

 伝承によると、この時に不動明王・矜羯羅童子・制多迦童子の三像は滝の下に移されて焼失を免れ、その後、盲目の老僧が現れ、小堂を建立して礼拝していたところ、なんと眼が見えるようになり、姿を消したそうです。

 よって、「眼病平癒」と「厄除け」のお不動さまとして信仰されているそうです。日本三不動の一つとされているようです。

「本堂」

 この本堂に、本尊不動明王様と弘法大師が祀られています。

「法楽殿」

 不動明王、厄除け日輪観大師、役行者を祀っています。交通安全祈願もここで行っています。今日も沢山の自動車が来てました。

「観音堂」

 明治30年(1897年)に、今の本堂が出来るまでは、ここが本堂だったそうです。

「手水舎」

 順番が逆ですいません。

 他ではあまり意識してなかったのですが、ここの手水舎は、普段は水が流れてなく、人が近づくと水が出てくる人感センサー付きのハイテク?手水舎です。

「多宝塔」へ

 多宝塔へ続く階段。多宝塔への途中で、納骨堂や鎮守社があります。

「納骨堂」

 

「鎮守社」

 

「多宝塔」

 昭和59年(1984年)に、弘法大師御遠忌記念として建立されたそうです。
内陣に金剛界大日如来と両界曼陀羅を祀っているそうです。

「多宝塔」から

 多宝塔の前からの風景です。向かいの山中腹に見えるのが「三宝荒神堂」

今からあちらへ向かいます。

 

 さて、山を下りて道路を挟んで反対側の山へ。

入って右手に進むと、「稲荷」と「一願不動堂」

「稲荷」

「一願不動堂」

 ここは、水かけ不動尊をお祀りしています。祈願絵馬もここが奉納所みたいです。

「石仏?」

通路の横には不思議な石仏?

「瀧不動堂」

 ここは滝行場にもなってるようです。

「滝?」

 写真では判り辛いのですが、滝です。

今日がたまたまなのか、水量は多くありません。

 話は変わりますが、この瀧谷不動尊の滝行場では、人の声が聞こえるという「都市伝説」のような、怪談話のような噂を聞いたことがあります。

 実際、読経のような声がかすかに聞こえました。お寺ですから、どこかで読経していた声が漏れてきただけか?それとも...

「身代わりどじょう」

 ここでは、どじょうを川に流してお参りすれば、目がよくなるという信仰があるそうです。老眼が進む私は、とりあえずどじょうを川に流します。

「どじょう」

 一匹300円(だったと思う)

道を戻って、入口から正面の階段を上ります。

「総拝所」

 西国三十三所のミニ霊場巡りの惣拝所になるそうです。ブロンズの聖観音様を祀ってます。

「西国三十三所堂」

 総拝所からさらに上がると、「西国三十三所堂」

「三宝荒神堂」

 「西国三十三所堂 」の横には、駐車場が整備されていて、この整備工事によって「西国三十三所堂」と「三宝荒神堂」は一度取り壊され、平成17年(2005年)に再建されたそうです。

「全景」

 三宝荒神堂から見ると、西国三十三所堂の半円形の屋根が綺麗に見えます。

総拝所の観音像を中心にデザインされてるようです。

「三宝荒神堂」より
「三宝荒神堂」から本堂の方を見ると山腹に多宝塔が望めます。

 

 帰ります。