令和5年12月3日、神戸市東灘区にある「海上自衛隊 阪神基地隊」で、「一般公開 2023Winter」と称して基地の一般開放が開催されたので、行ってきました。
この日は、兵庫県姫路市にある陸上自衛隊 姫路駐屯地で「姫路駐屯地 創立72周年記念行事」も開催されるということで、どちらに行くか迷ってましたが、急遽、夕方から用事が出来たので、近場の阪神基地へ。
9時頃に到着したのですが、小雨が...。しかし開場された9時半ごろには太陽も出てきて、徳島の二の舞にならなくて良かった。
先ずは掃海艇の一般公開へ。
「すがしま型」掃海艇が2艇。手前が3番艇、「MSC-683 つのしま」奥が4番艇「MSC-684 なおしま」です。今回は「つのしま」に乗艇出来るようです。
掃海艇に乗艇するのは初めてです。
掃海艇は、「磁気機雷」からの安全を確保するため、船体は木製(新型の「えのしま型」の本体はFRP製)、エンジンなどは、アルミ合金など磁気を帯びにくい素材を使用して設計されてます。
この「PAP-104」は、機雷を発見する為の小型潜水機で、ソナーやビデオカメラを搭載していて、艇上から光ファイバーで遠隔操縦するそうです。
このアーム(掃討用クレーン)で「PAP-104」を昇降させるんでしょうね。「なおしま」の後部甲板の白いのがフロートですね。「PAP-104」で発見した機雷にあのフロートを取り付けて浮上させ、処理するようです。
内部も一部公開してます。
写真は、「つのしま」上部甲板から撮った「なおしま」の「JM61-M」です。
基本、掃海艇の兵装は、この機関砲1門だけです。本来は、航空機(戦闘機)搭載用のバルカン銃「M61」(F-2やF-15にも搭載されている)の派生型。戦闘目的というより、機雷処分用として装備されているそうですが、これも非磁性化されていて、通常型とは異なる仕様となっているらしいです。
薬莢の回収用袋もついてます。
国際信号旗って、こんな風に管理されているんですね。
次は、あっちの艦艇を見学に行きます。
その②へ続く。