さて、前回の続きです。
前回は、屋島寺参拝の様子を投稿しましたが、その後の散策の様子です。
「屋島寺・仁王門」より「屋嶋城(やしまのき)」跡へ向かいます。
屋島は、江戸時代までは陸から離れた島だったそうです。
その後の塩田開発や干拓事業などで埋め立てられ、陸続きになったそうです。
海上保安庁では屋島を島として定めているそうですが、法定区分は、高松市を形成する四国本島の扱いだそうです。
この眼下の風景も、昔は海の中ですね。
所々に小さな山や丘が見られる讃岐平野の眺望は、ちょっと他にはない独特なものがあります。
昨日の栗林公園方面。紫雲山も見えます。
暫く歩くと石垣が現れます。屋嶋城跡です。
屋嶋城は、663年の白村江の戦いで唐・新羅連合軍に敗れた大和朝廷が、日本の防衛のために、対馬~畿内に至る要衝に様々な防御施設を築くこととなり、その一環として、667年に屋嶋城は、高安城(奈良県・生駒)・金田城(長崎県・対馬)とともに築かれたそうで、瀬戸内海の制海権を守る拠点として重要な役目を担ったそうです。
遺構が見当たらなかったことから山上の城は断崖を利用して城壁は築かれなかったとされていて、考古学の視点では実態の不明な山城に位置づけられていましたが、平成21年(2009年)の調査で、7世紀後半代の城跡遺構であることが判明、復旧・整備した上で、平成28年(2016年)に一般公開されたそうです。
談古嶺から望む東側は、源平の古戦場跡が一望できます。
今は住宅が建つ平穏な街並みが見えます。
北嶺ごしの瀬戸内海。北嶺からの景色はまたすばらしいそうですが、徒歩で片道2kmだそうです。今回はパス。
山の上ですが、水族館があります。家族連れで賑わっています。
何か立派な建物です。昨年(2022年)オープンした施設だそうです。入場料が必要(1000円)だそうなので、素通りします。
屋島から車で下り、麓の「屋島神社」へ行きます。
本来なら先ずこの神社を参拝してから登山するんでしょうね。
「屋島神社」は、祭神が「徳川家康」と「松平頼重」です。
「讃岐東照宮」と言われる通りその佇まいは、他の神社とは趣が違います。
さて、時刻は3時過ぎ。大阪へ帰ります。
おまけ
帰途、お土産を買いに立ち寄った「道の駅 源平の里むれ」の横の公園内に、昔の「琴電」車両が展示されてました。
また次回。