待ち人は秋の訪れきょうの詩は私の住む町で待つのは「ああ・・・秋か」みてホッとする秋を知らせる小さな野花の開花が私のいまの待ち人 私の待ち人 季は立秋を過ぎたけれど 野を歩いても夏彩で いまだに彼女たちに譲る気配はなく 蝉が鳴く 陽が落ちても気温は下がらず 虫は眠り これでは・・・ 彼女の音楽を聴きながら晩酌し 草の中で笑みをこぼす初々しい人は いまだに逢えない私の待ち人。